2022年10月26日水曜日

トニー・アヤラ・ジュニア(Tony Ayala Jr)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

J・ミドル級のハードパンチャー。強打で世界挑戦寸前まで行った男。ホセ・バケダノ戦、スティーブ・グレゴリー戦、ロビー・イプス戦を紹介します。

トニー・アヤラ・ジュニア(Tony Ayala Jr)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

トニー・アヤラ・ジュニア(アメリカ)

身長184cm:オーソドックス(右構え)

トニー・アヤラ・ジュニア 1R KO ホセ・バケダノ

(J・ミドル級戦、1981年)

アヤラ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

バケダノ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

1R:左フックでバケダノがダウン

(感想:テキサス出身のアヤラ。兄弟もボクサーの「ボクシング一家」(兄マイク・アヤラは世界王者にはなれなかったが、北米王座を獲得)。ファイタータイプで、ニックネームは「ブル(雄牛)」。「身長184cm」ということだが、映像では背が低めのガッチリ型に見える。アマチュアで経験を積み、プロ入り。「明日の王者たち」というキャッチフレーズでミッチ・グリーン、アレックス・ラモス、ドナルド・カリー、ジョニー・バンフスらと共に売り出され、これまで13戦全勝(11KO)、WBA5位。バケダノはスラリとしたメキシカン。29勝(23KO)7敗1分で、メキシコのウェルター級王座、ミドル級王座を獲得している。ラスベガス「シーザース・パレス」での一戦。長いジャブを飛ばして、左フックでボディを打つバケダノ。ただし、右の打ち方はちょっと微妙。接近戦を仕掛けるアヤラが右ストレート、左フックを強打。左フックで倒れたバケダノは立てなかった。バケダノは良い左フックを打っていたがアッサリKO負け。アヤラが凄かったのか、バケダノが脆かったのか、こんなに早いKOではちょっとわからない。バケダノはこれで引退。)


トニー・アヤラ・ジュニア 3R TKO スティーブ・グレゴリー

(J・ミドル級戦、1982年)

アヤラ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

グレゴリー:左ジャブ、右ストレート、左フック

(ダウンシーン)

3R:左フックでグレゴリーがダウン

(感想:フロリダ州タンパでの試合。グレゴリーはアユブ・カルレのWBA世界J・ミドル級タイトルに挑戦したことがある選手。足を使うボクサータイプのグレゴリーが左を器用に使う。アヤラは右を当てようと前進し、左フックからの右ストレートが印象的。3R、強烈な左フックでグレゴリーがダウン。立ったが、レフェリーが止めた。グレゴリーはパワーはそれほどでもなく、アヤラにとっては強引に攻められる相手だった。)


トニー・アヤラ・ジュニア 1R TKO ロビー・イプス

(J・ミドル級戦、1982年)

アヤラ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

イプス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:勝ち続けるアヤラ。サンアントニオに登場。イプスはアヤラより背が高い白人。ホープのドワイト・デイビソンに勝ったこともある(試合内容は不明)。アヤラがジャブを使いながら相手をロープ際に追い込み、強引に攻める。レフェリーストップ。ストップ後にもアヤラが手を出し、リング上は騒然となった。力技で勝利したアヤラ(ダウンシーンは無し)。戦績を21戦全勝(18KO)に伸ばした。ところがしばらくして事件を起こして服役。全盛時代を棒に振った。釈放後、カムバックしたが大きな成果は無し。しかもプライベートでトラブル。薬物により52歳で死去。強かったが対戦相手が微妙だったアヤラ。それだけに挑戦が決まっていたというWBA世界J・ミドル級王者デビー・ムーアとの対戦が実現しなかったのが残念。)

①「Super Welterweight 

Tony Ayala Jr vs. Jose Baquedano」

②「Super Welterweight 

Tony Ayala Jr vs. Steve Gregory」

③「Super Welterweight 

Tony Ayala Jr vs. Robbie Epps」

ミッチ・グリーン(Mitch Green)のページ

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アレックス・ラモス("Bronx Bomber" Alex Ramos)のページ

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ドナルド・カリー(Donald Curry)のページ

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ジョニー・バンフス(Johnny Bumphus)のページ

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