2020年1月18日土曜日

ドナルド・カリー(Donald Curry)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

世界ウェルター級、J・ミドル級二冠王の「コブラ」。黄俊錫戦、マーロン・スターリング戦(再戦)、ミルトン・マクローリー戦を紹介します。

ドナルド・カリー(Donald Curry)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ドナルド・カリー(アメリカ)
身長177cm:オーソドックス(右構え)

ドナルド・カリー 15R判定 黄俊錫
(WBA世界ウェルター級王座決定戦、1983年)
カリー:左ジャブ、右ストレート
黄:左フック
(ダウンシーン)
2R:左フックでカリーがダウン(ダウン扱いされず)
7R:右フックでカリーがダウン
(感想:カリーがタイトル獲得。テキサス出身のカリー。兄ブルースもボクサー(1983年5月にWBC世界J・ウェルター級王座獲得。日本のジムに所属したり、赤井英和を防衛戦でKOしたりするなど、日本でも有名)。アマチュアでの戦績が「404戦400勝4敗」(有名な数字)。その鋭いパンチからニックネームは「コブラ」。黄は東洋太平洋ウェルター級王者のタフガイ。これまで共に全勝。1983年2月、アメリカで行われた試合。カリーがフットワークと鋭い左ジャブを使い、右ストレートでカウンター。黄はガードを高めて左フックで前に出る。カリーがジャブとカウンターでポイントを重ね、黄は前に出ても逃げられるパターン。しかし、2R、7R、カリーがダウンするハプニング。黄は「打ち合え」というアピールをしたり、自ら下がってカウンターを狙うなどしたが効果無し。カリーが相手の挑発に合わせることもなく15R終了。判定は3-0。カリーがシャープなパンチで勝利。しかし、ダウンするなど、まるで未来を暗示するかのようなシーンも。全体的には、カリーとしてはダウンのハプニング以外は狙い通りの試合。黄は15Rに渡って振りの大きい左フックを全力で空振りしまくってさぞかし疲れたに違いない。後、黄はピピノ・クエバスを破るなどしたが、ジルベール・デレのWBA世界J・ミドル級王座への挑戦は判定負け。それがラストファイトとなった。)

ドナルド・カリー 15R判定 マーロン・スターリング
(WBA世界ウェルター級タイトル戦、1984年)
カリー:左ジャブ、コンビネーション
スターリング:左ジャブと左フック
(感想:カリーがタイトル防衛。新興団体IBFから「世界ウェルター級王者」に認定されたカリー。この試合から「WBA・IBF統一世界ウェルター級王者」として防衛戦。挑戦者スターリングは後に世界ウェルター級王座を獲得するが、この時点ではカリーのチャレンジャーの一人に過ぎない。これは再戦。初戦はカリーの判定勝ち。カリーが鋭い左ジャブとコンビネーションで攻め、スターリングがガードを高めてブロックしながら左ジャブと左フックで応戦。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。またしても敗北を喫したスターリング。「応戦する」ということは相手に先手を取られて対応する、ということ。チャレンジャーははっきりとチャンピオンを上回る攻撃をしないと判定では勝てない。試合終了後、両者とも両手を上げて勝利をアピールしたが、ディフェンシブなスターリングの勝ちは無いように思えた。しかしながら、両者とも最後までパンチのキレが落ちなかったのは見事。そのため15Rがあまり長く感じられなかった。)

ドナルド・カリー 2R KO ミルトン・マクローリー
(WBA・IBF・WBC世界ウェルター級王座統一戦、1985年)
カリー:左ジャブと右ストレート
マクローリー:左ジャブ
(ダウンシーン)
2R:左フック、右ストレートで2度、マクローリーがダウン
(感想:カリーが王座統一。無敗対決。「レナード vs. ハーンズ(初戦。世界ウェルター級王座統一戦)」のパート2のような試合(レベルはともかく)。試合前、カリーはマクローリーのことを「チキンハート」呼ばわり(失礼)。試合開始。カリーが左ジャブと右ストレートでジリジリ圧力をかける。マクローリーは下がって距離を取りながら左ジャブ。カリーの強打を警戒して腰が引けた感じのマクローリー。2R、左フックでマクローリーがダウン。立ったが、右ストレートで止め。カリーがマクローリーの深そうな懐に飛び込んで強烈なKO勝ち。大一番で惨敗を喫してしまったマクローリー。ビビってしまったら試合に半分負けたようなもの。実際にはどちらも打たれ強くない。マクローリーが思い切って行けば逆の結果もありえたかも(無理?)。カリーはこの頃が全盛期。後、ロイド・ハニガンの勢いに押され、王座陥落。WBC世界J・ミドル級王座を獲得して二階級制覇を達成したが、初防衛に失敗。そして、「若手の踏み台」のような存在に。「天才」「コブラ」と呼ばれた男にしては残念なキャリア後半となってしまった。)

①「WBA World Welterweight Title
Donald Curry vs. Jun-Suk Hwang」
②「WBA World Welterweight Title
Donald Curry vs. Marlon Starling」
③「WBA・IBF・WBC World Welterweight Title
Donald Curry vs. Milton McCrory」

マーロン・スターリング("Magic Man" Marlon Starling)のページ
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ミルトン・マクローリー(Milton McCrory)のページ
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マイク・マッカラム(Mike McCallum)のページ

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