2020年9月4日金曜日

ミッチ・グリーン(Mitch Green)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

マイク・タイソンとストリートファイトをやった男、グリーン。ジェリー・フォーリー戦、メルビン・イプス戦、マイク・タイソン戦を紹介します。

ミッチ・グリーン(Mitch Green)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ミッチ・グリーン(アメリカ)
身長196cm:オーソドックス(右構え)

ミッチ・グリーン 1R TKO ジェリー・フォーリー
(ヘビー級戦、1980年)
グリーン:左ジャブ、右ストレート、左右フック
フォーリー:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
1R:連打、連打、右ストレートで3度、フォーリーがダウン
(感想:ニューヨーク・クイーンズ出身のグリーン(エディ・マーフィ『星の王子 ニューヨークへ行く』(1988年)はクイーンズが舞台の映画。どんなところか興味がある方は鑑賞してみてください)。無法地帯ブロンクスで育ち、銃で撃たれたこともあるとか。アマチュアで優秀な成績。後にプロ入りする選手(グレグ・ペイジ、トニー・タッブス、ジェームス・スミスら)とも対戦。プロ入り。「明日の世界王者たち」というキャッチフレーズでアレックス・ラモス、トニー・アヤラ・ジュニア、ドナルド・カリー、ジョニー・バンフスらと共に売り出されることになり、このデビュー戦(カリーとバンフスは世界王者になったが・・・)。フォーリーはガッチリした体格の白人選手(見た目が「白人のおっちゃん」といった感じ)。勝ったり負けたりの選手で、このところ連敗中。背が高く、スリムな体型のグリーン。手数が多く、パンチの回転が速い。最後は右ストレートで「ドテーン」と倒れるフォーリー。立ったがストップ。結果は妥当なところだが、三度ダウンしても立ち上がったフォーリーは結構タフだった。デビュー戦に勝利したグリーン。スピードがあった。フィニッシュの右ストレートはちょっと変わった打ち方だったけど。)

ミッチ・グリーン 6R 判定 メルビン・イプス
(ヘビー級戦、1981年)
グリーン:左ジャブ、右ストレート、左フック
イプス:左ジャブと右ストレート
(感想:アトランチックシティでの試合。イプスもまた勝ったり負けたりの選手(マービス・フレージャーに判定負け。グリーン戦後は負けてはいるがアディルソン・ロドリゲス、レナルド・スナイプス、エディ・ムスタファ・ムハマド、レノックス・ルイスらと対戦)。軽やかなフットワークと速いジャブのグリーン。しかしながらフットワークとジャブで逃げ回る二線級のイプスを倒せず。ダウンシーンも無し。「逃げる相手を倒すのは難しい」とはよく言われるが、パワーアップがグリーンの課題ではないかという印象を持った試合だった。)

マイク・タイソン 10R 判定 ミッチ・グリーン
(ヘビー級戦、1986年)
グリーン:左ジャブ、右ストレート、左フック
タイソン:左ジャブと左右フック
(感想:ニューヨーク「マジソン・スクエア・ガーデン」で行われた一戦。世界王者になる前のタイソン。グリーンはデビュー以来、無敗だったが全米ヘビー級王座を懸けたトレバーバービック戦に2-0で判定負け、初黒星。デカいグリーンがヘビー級にしては小柄なタイソンを止めることができるかどうか? ジャブとフックで突進するタイソン。グリーンはジャブで応戦するが、タイソンを抑えきれずクリンチが多くなる。判定は3-0。8Rに連打を見せたグリーンだが、あの独特の猫パンチみたいな打ち方ではタイソンを止めることはできなかった。しかしながら全盛期のタイソンのパンチでダウンしなかったタフさは認めなければならない。後、二人はストリートでも対戦(ケンカの詳しい内容はタイソンの本に書いてあります)。タイソン戦後、グリーンは長いブランクを作り、復帰したが目立った活躍は無し。ニューヨークのストリートギャングだった過去があるグリーン。今は何をしているのだろう?)

①「Heavyweight
Mitch Green vs. Jerry Foley」
②「Heavyweight
Mitch Green vs. Melvin Epps」
③「Heavyweight
Mitch Green vs. Mike Tyson」

マイク・タイソン("Iron" Mike Tyson)のページ

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