2020年11月20日金曜日

レナルド・スナイプス(Renaldo Snipes)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ホームズをダウンさせたヘビー級のハードパンチャー、スナイプス。ゲリー・コーツィー戦、ラリー・ホームズ戦、トレバー・バービック戦を紹介します。

レナルド・スナイプス(Renaldo Snipes)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

レナルド・スナイプス(アメリカ)

身長188cm:オーソドックス(右構え)

レナルド・スナイプス 10R 判定 ゲリー・コーツィー

(ヘビー級戦、1981年)

スナイプス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

コーツィー:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

1R:左フックでスナイプスがダウン

4R:右フックでスナイプスがダウン

(感想:テキサス州ヒューストン出身のスナイプス。アマチュア時代にシカゴの大会で優勝したことも。プロデビュー以来、これまで全勝。直前の試合ではWBA世界L・ヘビー級王者エディ・ムスタファ・ムハマドを2-1の判定で下している。コーツィーは南アフリカの大型選手で二度の世界挑戦の経験があり、後にWBA世界ヘビー級王座を獲得する男。フットワークを使いながらジャブと大きな振りの右フックを打つスナイプス。1R、4Rにダウン。ハンマーパンチのコーツィーがジャブ、右ストレート、荒っぽい連打。応戦するスナイプス。判定は2-1。押し気味だったコーツィーが勝った、と思ったが。スナイプスはこれで22戦全勝(11KO)。左右フックはなかなかパワフル。しかし中途半端に足を使う。ジャブもフットワークも攻撃につながるように使うべきだ。そんなスナイプスの次の試合はホームズの世界王座への挑戦。)


ラリー・ホームズ 11R TKO レナルド・スナイプス

(WBC世界ヘビー級タイトル戦、1981年)

スナイプス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ホームズ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

7R:右ストレートでホームズがダウン

(感想:ホームズがタイトル防衛。ピッツバーグで行われた試合。これまで38戦全勝(28KO)の王者ホームズ。スピードとパワーのある左ジャブと右ストレートはかなりの威圧感。スナイプスはジャブを使っていたが、接近戦での打ち合いを挑む。7R、左ジャブからの右ストレートでホームズがダウン。その後は勢いづいたスナイプスが右ストレートを狙い、ホームズはジャブ・ストレートで踏ん張る。11R、右ストレートが効いたスナイプスをホームズがコーナーに詰めてラッシュ。レフェリーストップ。スナイプスはまだやれそうな感じだったが効いていたので仕方がない、といったところ。7Rのダウンシーンが衝撃的だった試合。もっと試合運びが上手かったらスナイプスが勝っていたかも。)


レナルド・スナイプス 10R 判定 トレバー・バービック

(ヘビー級戦、1982年)

スナイプス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

バービック:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

1R:右ストレートでバービックがダウン

(感想:ホームズ戦後、ティム・ウィザスプーンに敗北したスナイプス。バービックと再起戦。バービックは後にWBC世界ヘビー級王座を獲得する男。元WBA王者ジョン・テートをKOして名を上げ、ラリー・ホームズのWBC世界ヘビー級王座への挑戦は判定負けに終わったが、モハメド・アリ、グレグ・ペイジに勝利するなど好調。アトランチックシティで行われた世界ランカー同士の対戦。会場ではホームズが観戦。1R、スナイプスが得意の右ストレートでバービックをダウンさせる。その後は打ち合い。右ストレートを狙うスナイプス。バービックは独特な打ち方の左右フックでボディ攻撃。パワーを見せるスナイプス。負けじと打ち合うバービック。判定は3-0。スナイプスに一発のパワーがあったため、思い切った攻めには迫力があった。バービックは無器用だがタフで手数も多い。そのため手数が多く、クリンチの少ない好試合となった。)


レナルド・スナイプス 7R TKO ジョニー・デュプロイ

(ヘビー級戦、1988年)

スナイプス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

デュプロイ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:バービック戦後のスナイプス。グレグ・ペイジ、タイレル・ビッグス、オーリン・ノリスといった実力者に敗北。ホームズをダウンさせた衝撃は過去のものに。年齢は31、これまで30勝(16KO)7敗1分。デュプロイ(23歳)は南アフリカの白人。アマチュアで196勝4敗、プロではデビッド・ベイ、マイク・ウィーバーをKO。19勝(17KO)1敗1分。しかし、あまり器用なタイプではない。ウィスコンシン州ミルウォーキーでの一戦。セコンドにあのルー・デュバがついているデュプロイ。ややアップライトな姿勢でジャブ、右ストレート、正確さに欠ける連打。正直なところ「雑なボクシング」ではあるが、斜め下から突き上げる右フックに威力。スナイプスは足で距離を取りながらジャブ、大きな右フック。いわゆる「テレフォンパンチ」で、モーションが大きめ。そのためディフェンスされ、3Rには空振りして転倒。攻めるときのディフェンスに隙があるデュプロイ、パンチが雑なスナイプス。共にパンチに特徴があるが、攻めるときのバランスの悪さに共通点。上唇をカットしたスナイプス。接近してのパワフルなフック連打に迫力。デュプロイも反撃し、一進一退。7Rに不可解なシーン。打ち合いの中、バッティングでデュプロイがダメージ。そのまま試合放棄。「?」な状況にルー・デュバが興奮してレフェリーに「試合終了」の裁定に抗議。しかし、結果は「TKO」(ダウンシーンは無し)。ケンカのような打ち合いが続いたため、デュプロイは疲れ切ってしまったのかもしれない。その後の二人。デュプロイはフランチェスコ・ダミアニとWBO世界ヘビー級初代王者決定戦に出場してKO負け。中堅どころでキャリア終了。スナイプスは中堅どころに連勝後、キューバのホルヘ・ルイス・ゴンザレスにTKO負けで引退。結局、世界王者にはなれず。あのホームズをダウンさせ、後に世界王者になる選手を負かしたこともあっただけに残念。引退後は慈善活動に参加したり、友人との交流を楽しんだり。ニュージャージー州、次いでニューヨーク州のボクシング殿堂入りも果たした。)


①「Heavyweight 

Renaldo Snipes vs. Gerrie Coetzee」

②「WBC World Heavyweight Title

Larry Holmes vs. Renaldo Snipes」

③「Heavyweight 

Renaldo Snipes vs. Trevor Berbick」

④「Heavyweight 

Renaldo Snipes vs. Johnny Du Plooy」


ゲリー・コーツィー(Gerrie Coetzee)のページ

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ラリー・ホームズ("The Easton Assassin" Larry Holmes)のページ

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トレバー・バービック(Trevor Berbick)のページ 

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ジョニー・デュプロイ(Johnny Du Plooy)のページ

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