英国でのIBO王座戦。「マクリーシュ vs. ローズ、ストーン」「エイヤース vs. リグビー(再戦)」を紹介します。
ジェフ・マクリーシュ(英国)
身長178cm:オーソドックス(右構え)
マイケル・エイヤース(英国)
身長173cm:オーソドックス(右構え)
①ジェフ・マクリーシュ 4R TKO ビンス・ローズ
(ウェルター級戦、1996年4月)
マクリーシュ:左ジャブ、右ストレート、フック
ローズ:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
1R:右ストレートでローズがダウン
(感想:英国同士の対戦。ストックトン出身のマクリーシュは白人。これまで10勝(2KO)3敗。デビューから連勝で英国のローカル王座(J・ミドル級)を獲得したが、その後、三連敗。現在、二連勝中。7勝(2KO)5敗2分のローズはロンドン出身の黒人。英国のローカル王座(J・ミドル級)に挑戦して敗北したことがある。英国スティーブニッジでの一戦。1R、左フックで先制攻撃のマクリーシュ。ローズがジャブ、ワンツー、左フックで対抗。接近戦でフックの打ち合い。右ストレートでローズがダウン。その後、右パンチに強さを見せるマクリーシュ。ローズは左フック。4R、右フックが効いたローズ。マクリーシュが右を連打して右フック。レフェリーストップ。マクリーシュが右強打で勝利。ジャブはやや少な目だったが、右ストレートに良いものがあった。ローズはバランスの良さなどがあったが、接近戦で隙を見せた。その後、ローズは二連敗でキャリア終了。)
②エイドリアン・ストーン 6R TKO ジェフ・マクリーシュ
(IBOライトミドル級タイトル戦、2000年7月)
マクリーシュ:左ジャブ、右ストレート、フック
ストーン:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
2R:左フックでマクリーシュがダウン
6R:右フックでマクリーシュがダウン
(感想:ストーンがタイトル初防衛。ローズ戦後、英国王座(ウェルター級)を獲得したマクリーシュ(29歳)。しかし、欧州王座(ウェルター級)への挑戦は失敗。これまで23勝(9KO)5敗。王者ストーン(28歳)は英国ブリストル出身の黒人で、27勝(21KO)3敗2分。アメリカでデビューし、主戦場もアメリカ。無敗のまま全米王座(ウェルター級)に挑戦したが、TKO負け。IBOインターコンティネンタル王座(ウェルター級)獲得。バーノン・フォレストに北米王座戦(ウェルター級)でTKO負け。決定戦でIBO王者に。これが初防衛戦。英国ミルウォールでの一戦(リングアナはマイケル・バッファ)。虎の皮をデザインしたトランクス&シューズのストーン。ナチュラルなパワーの持ち主で、ややトリッキーな動きから強いストレート、フック攻撃。正統派マクリーシュはキレイなジャブ、ストレート。1Rから接近戦。ストーンのボディ打ちには重さが感じられる。2R、左フックでマクリーシュが後方にはじき飛ばされるダウン。クリンチでしのぐマクリーシュだが、パワーでストーンがその後、優勢。4R、マクリーシュが右ストレートからの左フック。しかし、ストーンはディフェンスもできる。5R、ストーンの右フックがヒット。マクリーシュはそれに加え、左マブタを負傷するハンデ。6R、右フックでマクリーシュがダウン。反撃するが、左フックを食ってグラついたところでレフェリーストップ。ストーンがパワーで快勝。テクニック指向になっていくボクシング界だが、ナチュラルなパワーを持つ選手はやはり魅力的。ストーンはディフェンスのテクニックもしっかり使っていた。マクリーシュは敗れたが、動きは悪くはなかった。その後の二人。マクリーシュは再起戦に判定負けで引退。ストーンはIBO王座を防衛したが、シェーン・モズリーにKO負けでWBC世界ウェルター級王座獲得ならず。マイナー王者にとどまった。)
③マイケル・エイヤース 12R 判定 ウェイン・リグビー
(IBOライト級タイトル戦、2001年3月)
エイヤース:左ジャブ、右ストレート、フック
リグビー:左ジャブ、右ストレート、フック
(感想:エイヤースがタイトル防衛。王者エイヤースはロンドン出身。アマチュア王者からプロ入り。デビューから連勝。英国のローカル王座、WBCインター王座(いずれもライト級)獲得。しかし、ジョバンニ・パリージのWBO世界ライト級王座への挑戦は判定負け、初黒星。英国王座(ライト級)を獲得、連続防衛。二つの判定負け後、IBO王者に。連続防衛し、これまで30勝(28KO)3敗1分。リグビーは英国マンチェスター出身で、17勝(7KO)6敗。デビュー戦で敗北したが、決定戦で英国王者に(ライト級)。TKOで王座陥落後、IBOのインターコンティネンタル王座(ライト級)を決定戦で獲得。エイヤースの王座に挑戦したが、TKO負け。そしてリマッチ。英国「ウェンブリー・アリーナ」での一戦(レフェリーはジョン・コイル)。似たタイプの二人。ガードを上げてジャブ。接近戦ではストレート、フック、隙を狙うアッパー。エイヤースは右フック、リグビーは左ボディ打ちに良さ。戦力的には互角か? ただ、攻めの意識はエイヤースの方が強いように見える。9R終了後にハプニング。ゴング後に思わずパンチを出してしまったリグビーにエイヤースはキッチリ反撃。その後も譲らない打撃戦。12R、連打でエイヤースのマウスピースが落下。12R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。より戦闘的だったエイヤースの勝利。スタミナに微妙に差があったが、リグビーも見せ場を作った。その後の二人。リグビーはWBF王座(スーパーライト級)を獲得。防衛にも成功。エイヤースは次の試合でIBOスーパーライト級王座に挑戦したが、判定負け。それが事実上のラストファイトとなった。)
①「Welterweight
Geoff McCreesh vs. Vince Rose」
②「IBO Light Middleweight
Adrian Stone vs. Geoff McCreesh」
③「IBO Lightweight Title
Michael Ayers vs. Wayne Rigby」























