2025年11月28日金曜日

ギャビン・リーズ(Gavin Rees)&ブラッドリー・プライス(Bradley Pryce)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ウェールズのライト級。「リーズ vs. ボロフ、アモアコ」「プライス vs. ホール、シンクレア」を紹介します。


ギャビン・リーズ(ウェールズ)

身長163cm:オーソドックス(右構え)


ブラッドリー・プライス(ウェールズ)

身長180cm:オーソドックス(右構え)


ギャビン・リーズ 4R TKO ウラジミール・ボロフ

(WBOフェザー級インターコンティネンタル王座決定戦、2001年4月)

ギャビン・リーズ(Gavin Rees)&ブラッドリー・プライス(Bradley Pryce)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

リーズ:左ジャブ、右ストレート、フック

ボロフ:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:リーズがタイトル獲得。ウェールズのニューポート出身の白人リーズ。デビューから10連勝(6KO)。これが初のタイトル戦。ボロフはモルドバ出身で、13勝(5KO)9敗1分。デビューから連勝だったが、勝ったり負けたりに。IBOインターコンティネンタル王座(スーパーバンタム級)に挑戦してTKO負けしている。ウェールズの首都カーディフでの一戦。共に速いジャブ、ワンツー、左フック。左ボディからの左フックなど連打の回転が速いリーズ。連打されてボロフは1Rからダウン寸前のピンチ。その後もリーズが厳しいボディ攻め。4R、クリンチが増えていくボロフ。連打されたところでレフェリーストップ(ダウンシーンは無し)。リーズが速い連打で勝利。ボロフはまだ続行できそうな状態だったが、相手の勢いに押されてストップされてしまった。その後のボロフ。再起戦でブルガリア王座(フェザー級)を獲得したが、以降は負けてばかり。通算戦績18勝(8KO)65敗1分。)


ギャビン・リーズ 3R TKO サミュエル・アモアコ

(ライト級6回戦、2010年6月)

ギャビン・リーズ(Gavin Rees)&ブラッドリー・プライス(Bradley Pryce)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

リーズ:左ジャブ、右ストレート、フック

アモアコ:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:ボロフ戦後も連勝を続けたリーズ。WBA世界スーパーライト級王者に。しかし、初防衛に失敗。その後、また連勝中。アモアコはガーナ・アクラ出身の黒人。ガーナ王座(ライト級)を獲得したことがあるが英連邦王座戦(ライト級)で敗北し、初黒星。リース戦はその再起戦となる。北アイルランド・ベルファストでの一戦。同じような体格とリーチ。ジャブ、ストレート、ショートパンチ。左ボディ打ちが巧いリーズ。接近してボディ連打。アモアコは受け身。左のガードを下げた構えからジャブで応戦。3R、ロープ際で連打されるアモアコ。レフェリーストップ。リーズが攻めの姿勢で押し切った。アモアコは残念。アフリカのボクサーはクリーンな試合をするタイプが多いが、もっと積極的に手数を出して欲しかったところ。その後の二人。アモアコはWBOのアフリカ王座(ライト級)を獲得したが次第に負けが込んでいき、世界戦を経験することはなかった。リーズは次の試合で英国ライト級王座獲得。その次の試合で欧州ライト級王座獲得。しかし、WBC世界ライト級王座に挑戦してTKO負け。世界王座に返り咲くことはなかった。)


ブラッドリー・プライス 12R 判定 ジェイソン・ホール

(WBOライト級インターコンティネンタル王座決定戦、2001年4月)

ギャビン・リーズ(Gavin Rees)&ブラッドリー・プライス(Bradley Pryce)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

プライス:左ジャブ、右ストレート、フック   

ホール:左ジャブ、右ストレート、フック   

(感想:プライスがタイトル獲得。プライスはウェールズのニューポート出身で、これまで10連勝(6KO)。ホールは英国ペリベール出身の白人で、9勝(2KO)2敗。アメリカでデビューし、このところ英国が主戦場。共にこれが初のタイトル戦。ウェールズ・カーディフでの一戦。似たタイプの二人。長いジャブ、右ストレート、振りが大きめのフックで開始から接近戦。左のガードを下げた構えのプライス。時折サウスポーにスイッチ(どうやらナジーム・ハメドを意識しているようだ)。ホールはブロックしながら攻撃。一進一退で12R終了。判定は僅差の3-0(ダウンシーンは無し)。大きな力量差は感じられなかったが、当てる巧さでプライスが競り勝った。その後、ホールは一勝二敗。タイトルには縁が無かった。)


ブラッドリー・プライス 3R 判定 ニール・シンクレア

(Prizefighter Tournamentライトミドル級戦、2010年2月)

ギャビン・リーズ(Gavin Rees)&ブラッドリー・プライス(Bradley Pryce)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

プライス:左ジャブ、右ストレート、左右フック   

シンクレア:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:「Prizefighter Tournament」なる大会で行われた英国同士の試合(ラウンド数が「3」のスペシャルな企画)。プライスはこれまで28勝(17KO)7敗。ホール戦後、勝ったり負けたりの状態に。英連邦スーパーウェルター級王座を獲得し、連続防衛。TKOで王座陥落、これが再起二戦目にあたる。シンクレアはベルファスト出身。33勝(25KO)7敗で、英国ウェルター級王座を獲得したことがある。ロンドンのベスナル・グリーンでの一戦。共に速いジャブ。シンクレアはワンツーなどを使って丁寧にパンチを当てていこうとする。プライスは斜め上からの右フックなど、パワフルにフックを振るう。一進一退。3R終了。判定は2-1(ダウンシーンは無し)。プライスのパワーが評価されたか。シンクレアはこれがラストファイト。プライスは後、勝ったり負けたり。)


①「vacant WBO Inter-Continental Featherweight Title

Gavin Rees vs. Wladimir Borov」

②「Lightweight 

Gavin Rees vs. Samuel Amoako」

③「vacant WBO Inter-Continental Lightweight Title

Bradley Pryce vs. Jason Hall」

④「Light middleweight 

Bradley Pryce vs. Neil Sinclair」

 

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