スーパーバンタム級。「ベラルデス vs. ハッソ、ラミレス」「チャコン vs. フリオ・カルドナ」を紹介します。
フェルナンド・ベラルデス(アメリカ)
身長168cm:オーソドックス(右構え)
アンヘル・チャコン(プエルトリコ)
身長168cm:サウスポー
①フェルナンド・ベラルデス 10R 判定 エドガル・ハッソ
(WBCユース・スーパーバンタム級タイトル戦、2000年7月)
ベラルデス:左ジャブ、右ストレート、フック
ハッソ:ジャブ、ストレート、フック
(感想:ベラルデスがタイトル防衛。王者ベラルデスはカリフォルニア州サンバーナーディーノ出身。これまで10勝(2KO)3敗1分。これが二度目の防衛戦。ハッソはメキシコ・メヒカリ出身で、14勝(10KO)3敗1分。デビューから連戦連勝だったが、NABA王座、NABO王座(いずれもバンタム級)戦で敗北。これが三度目のタイトル挑戦。ラスベガスでの一戦(会場ではヘビー級のデビッド・ツゥアが観戦)。長いパンチを使うベラルデス。右ストレート、接近して左右フック。ハッソは距離を取ってジャブ、右カウンター。振りが大きいベラルデス。ハッソはサウスポーにスイッチしたりしながらその隙を突こうとするが、カウンター狙いの消極的な姿勢。手数でベラルデス。接近戦は共に不器用でクリンチ多し。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。攻める姿勢で勝負が付いた。ベラルデスは勝ったが、「攻めてはクリンチ」でイマイチな印象も。その後、ベラルデスはユース王座を奪われたが奪回し、ハッソとの再戦も勝利して防衛。ハッソはその試合で引退。)
②フェルナンド・ベラルデス 6R TKO ファン・カルロス・ラミレス
(スーパーフェザー級戦、2001年4月)
ベラルデス :左ジャブ、右ストレート、フック
ラミレス:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
3R:右フック、左フックで2度、ラミレスがダウン
5R:左フックでラミレスがダウン
(感想:ハッソ戦後、階級を上げたベラルデス。これまで16勝(3KO)4敗1分で、このところ連勝中。ラミレスはメキシコのサン・ペドロ出身で、23勝(10KO)3敗。デビューから連勝でメキシコ王座(スーパーバンタム級)獲得、連続防衛。しかし、ルイシト・エスピノサのWBC世界フェザー級王座、エリック・モラレスのWBC世界スーパーバンタム級王座に挑戦して敗北している。ラスベガス「MGM Grand」での一戦(リングアナはマイケル・バッファ)。共に長いパンチを使うタイプで、打ち合い。ベラルデスが伸びのあるジャブ、右ストレート。ラミレスはガードを高めに上げてジャブ、右ストレートからの左フック。共にフックの振りが大きく、思い切りのいいボクシング。2Rに右ストレートを当てたラミレスだが、3Rに大きなフックで二度のダウン。その後も接近戦。4R、ラミレスがローブロー。5Rにもローブローで減点。そのうえ左フックでダウンを食う。6R、ラミレスが左マブタのドクターチェック。キズにより試合終了。大きなパンチでの派手な打ち合いはベラルデスに軍配。激しく打ち合いながらもベラルデスは冷静だったようだ。ラミレスはとにかく攻撃重視。ガードに甘さがあった。その後の二人。ラミレスは連勝後、アセリノ・フレイタスのWBA・WBO世界スーパーフェザー級王座に挑戦したが、TKO負け。世界は獲れなかったが、北米フェザー級王者になった。ベラルデスは全米王座(スーパーバンタム級)獲得。しかし、エリック・モラレスにTKO負けでWBC世界フェザー級王座は獲れず。それが唯一の世界戦となった。)
③アンヘル・チャコン 4R TKO フリオ・カルドナ
(WBAスーパーバンタム級中米カリブタイトル戦、2001年8月)
チャコン:右ジャブ、左ストレート、フック
カルドナ:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
4R:左ボディでカルドナがダウン
(感想:チャコンがタイトル初防衛。王者チャコンはプエルトリカン(ベガ・アルタ出身)。1992年バルセロナ・オリンピックにフライ級で出場(メダルは獲得ならず)。プロではこれまで26勝(14KO)3敗1分。デビューから連戦連勝でWBCの地域王座(J・フェザー級)を獲得したが、アントニオ・セルメニョのWBA世界J・フェザー級王座への挑戦は判定負け。エリック・モラレスのWBC世界J・フェザー級王座への挑戦はKO負け。クワテモク・ゴメスを破ってWBA中米カリブ王者に。これが初防衛戦。カルドナはメキシカンで、24勝(17KO)21敗。1989年デビュー。ローカル王座(バンタム級)を獲得したが、エリック・モラレスにKOされるなどKO負けも多い(来日して三谷大和にKO負け、西岡利晃に反則負け、ラスベガスで葛西裕一に判定負け)。このところ負け続けであるが、このチャンスを得た。フロリダ州マイアミでの一戦。サウスポーのチャコン。距離を取りながら右ジャブ、踏み込んでワンツー。カルドナはジャブ、そして左フックからの右ストレート。2R、激しい接近戦。左ストレートをヒットさせてチャコンが優勢。その後もカルドナの右ストレートをディフェンスするチャコン。4R、左ボディでカルドナがダウン。立ったが、戦意喪失で試合終了。チャコンがサウスポーのテクニックで勝利。カルドナは悪い選手ではないが、王者を倒すようなパワー、勢いは無かった。その後の二人。カルドナは次の試合でウィルフレド・バスケスにTKO負け。さらに連敗で(事実上)キャリア終了。チャコンは次の試合でオスカー・ラリオスに敗北、王座陥落。IBAフェザー級王者になったが、メジャー団体の世界王者にはなれなかった。)
①「WBC Youth Super Bantamweight Title
Fernando Velardez vs. Edgar Jasso」
②「Super Featherweight
Fernando Velardez vs. Juan Carlos Ramirez」
③「WBA Fedecentro Super Bantamweight Title
Angel Chacon vs. Julio Cesar Cardona」
ルイシト・エスピノサ(Luisito Espinosa)のページ
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エリック・モラレス(Erik Morales)のページ
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アントニオ・セルメニョ(Antonio Cermeno)のページ



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