メキシコ・バンタム級。「メンドサ vs. エスピノサ、サラビア」「クルス vs. ブリセノ」ほかを紹介します。
トリニダード・メンドサ(メキシコ)
身長168cm:オーソドックス(右構え)
レオ・サンタ・クルス(メキシコ)
身長170cm:オーソドックス(右構え)
①トリニダード・メンドサ 1R TKO フェルナンド・エスピノサ
(バンタム級戦、1997年12月)
メンドサ:左ジャブ、右ストレート、左フック
エスピノサ:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
1R:左フックでエスピノサがダウン
(感想:メキシカン対決。共にデビューして間もない。メンドサはソノラ出身で、これまで5連勝。エスピノサはまだ勝ったことがない。メキシコ・ティファナでの一戦。ガードを高く上げてフットワークを使うメンドサ。シャープな右ストレート、左フック、左ボディ打ち。エスピノサはガチャガチャ打ち返し、バランスがよろしくない。左フックでエスピノサがダウン。立ったが、連打でレフェリーストップ。メンドサが素早い動きで隙の大きいエスピノサを軽く始末した。その後のエスピノサ。この後も負け続け、ブランク後にWBCのユース王座(スーパーライト級)に挑戦したが、KO負け。)
②トリニダード・メンドサ 10R 判定 マヌエル・サラビア
(バンタム級戦、2001年6月)
メンドサ:左ジャブ、右ストレート、フック
サラビア:左ジャブ、右ストレート、フック
(感想:メキシカン対決。18勝(15KO)3敗2分になったメンドサ。デビューから連勝のまま北米王座(スーパーフライ級)獲得、防衛。オスカー・アンドレーデにKO負けで初黒星。再起二戦目でサラビアと引き分け。このダイレクト・リマッチ。サラビアは22勝(11KO)6敗1分。デビュー当初はまずまずだったが、連敗したり。NABA王座(スーパーフライ級)への挑戦は判定負けに終わっている。メキシコ・エルモシージョでの一戦。共に速いパンチで機敏な動き。足で距離を取りながら踏み込んでワンツー、フックなどを打ってはまた距離を取るメンドサ。サラビアは前進し、長いストレート、フック。左ボディ打ちに強さがある。接近戦ではメンドサが回転の速い連打、サラビアは左フック。次第に差が。前に出るサラビアだが、カウンターを打たれ、7Rにはローブローで減点される。その後も打っては離れる作戦でパンチを当てるメンドサ。10R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。メンドサがいわゆる「ヒット・アンド・アウェイ」で勝利。エキサイティングな勝ち方ではなかったが、動きが滑らかでテンポの良いボクシングだった。サラビアはよく攻め、良いパンチを持っていたが、細かいパンチを食って負けた(悔しい負け方)。その後の二人。サラビアは意外なことに活躍できず。WBAの地域王座戦(バンタム級)でKO負けするなど敗北を重ねていった。メンドサはトマス・ロハス、ダニエル・ポンセ・デ・レオン、ダニー・ロメロといった実力者に敗北。サラビアと同様、負けが多くなっていった。)
③レオ・サンタ・クルス 11R TKO エバース・ブリセノ
(バンタム級12回戦、2011年7月)
クルス:左ジャブ、右ストレート、フック
ブリセノ:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
11R:連打でブリセノがダウン
(感想:カリフォルニア州ロサンゼルス出身のクルス。後に世界四階級制覇を達成するが、この試合の時点では無敗の有望株。まだ、王座戦の経験は無い。ブリセノはニカラグア・チナンデガ出身。デビューから連勝でWBAの地域王座(フライ級)獲得。TKOで初黒星後にWBCの地域王座(フライ級)を獲得したが、初防衛に失敗。フェルナンド・モンティエルのWBO世界スーパーフライ級王座に挑戦したが、判定負け。オマール・ナルバエスと空位のWBO世界スーパーフライ級王座を争ったが、またしても判定負け。一年ぶりの再起戦に判定勝ちして、このクルス戦。メキシコ・マサトランでの一戦。共にしっかりした強いパンチを打つタイプ。実に精力的なクルス。ジャブで先手を取り、ワンツーからの左フックなど手数が多い。ブリセノも負けじと応戦するが、打たれて距離を取るシーンも。やや押し気味でクルス優勢の中、11Rに左ボディからの連打でブリセノがダウン。立ったが、連打を浴びる。ブリセノのセコンドがタオルを提示して棄権を申し入れるが、レフェリーはそれに気付かず。ブリセノがさらに打たれたところでレフェリーがタオルに気付き、試合終了。なかなかハードだった一戦。ノンタイトル戦だったが、世界戦レベル。どちらにも強さ。クルスが手数で勝利。右フックが効果的だった印象。その後の二人。ブリセノはリングに上がり続けたが、IBFインターコンティネンタル王座戦(スーパーフライ級)に敗れるなど連敗でキャリアを終えた。クルスはIBF世界バンタム級王座を決定戦で獲得。そして、世界四階級制覇。)
④トマス・ロハス 2R TKO ダリオ・アズアガ
(スーパーバンタム級戦、2011年11月)
ロハス:右ジャブ、左ストレート、フック
アズアガ:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
2R:ボディ連打でアズアガがダウン
(感想:これまで36勝(24KO)13敗のロハスはメキシカン(ベラクルス出身)。WBC世界スーパーフライ級王座から陥落した復帰戦。アズアガはパラグアイ・コンセプシオン出身。1993年デビュー。試合数が多く、82勝(24KO)21敗2分。パラグアイ王座、南米王座、WBOの地域王座(バンタム級)を獲得。しかし、階級を上げて苦戦。WBO欧州王座戦(フェザー級)でKO負けしている。メキシコ・ティフアナでの一戦。小柄なアズアガ。ストレート、フックで攻めようとするが上手くいかず、打たれて受け身に。スリムなロハスは軽めだが伸びのある右ジャブ、左ストレート。斜め下からのフックにも良さ。1Rから優勢。2R、攻めるロハス。ボディ連打でアズアガがダウン。立ったが、レフェリーストップ。ロハスが楽勝。身長差があったうえに連打の回転力があった。アズアガはピークを過ぎていたのだろう。それほど強く攻められたわけでもないシーンで後退していた。その後の二人。アズアガはIBFのアフリカ王座(フェザー級)に挑戦してKO負け。地元で連勝してキャリアを終えた。ロハスは山中慎介のWBC世界バンタム級王座に挑戦してKO負け。WBCの地域王座(フェザー級、スーパーフェザー級)を獲得したが、世界王座返り咲きはならなかった。)
①「Bantamweight
Trinidad Mendoza vs. Fernando Espinosa」
②「Bantamweight
Trinidad Mendoza vs Manuel Sarabia」
③「Bantamweight
Leo Santa Cruz vs. Everth Briceno」
④「Super Bantamweight
Tomas Rojas vs. Dario Azuaga」




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