プエルトリカン・ボクサー。「マルチネス vs. カルデナス、エストラーダ」「アリセア vs. ゴメス」ほかを紹介します。
ローマン・マルチネス(プエルトリコ)
身長173cm:オーソドックス(右構え)
①ローマン・マルチネス 10R TKO バウデル・カルデナス
(WBOスーパーフェザー級ラティノ王座決定戦、2006年11月)
マルチネス:左ジャブ、右ストレート、フック
カルデナス:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
9R:連打でカルデナスがダウン
10R:左フックでカルデナスがダウン
(感想:マルチネスがタイトル獲得。マルチネス(23歳)はプエルトリカン(ベガ・バハ出身)。これまで13勝(8KO)1分。地元とアメリカで試合をしてきた。これが初のタイトル戦。カルデナス(25歳)はメキシコ・グアサベ出身で14勝(6KO)7敗1分。直前の試合はスティーブ・ルエバノとのNABO王座戦(フェザー級)で、判定負け。プエルトリコ・グアイナボでの一戦。互いにガードを固めてジャブ。マルチネスは距離を保ってワンツー。カルデナスは攻めの姿勢で右ストレート、接近して左右フック攻撃。共に手数が多く、2Rには激しい打ち合い。右ストレートが特に強いカルデナス、左を当てるテクニックがあるマルチネス。一進一退。9R、連打されてカルデナスが根負けしたかのようにダウン。10R、左フックでカルデナスがダウン。立ったが、ギブアップするかのような形で試合終了。マルチネスが手数で勝利。パンチを当てるテクニック、ディフェンスに少し差があったが、カルデナスもよく頑張った。その後のカルデナス。マイナー王座を獲得できたが、その後はどうしたことか負けてばかり。精一杯戦うタイプであるため疲れてしまったのだろう。)
②ローマン・マルチネス 10R 判定 ウォルター・エストラーダ
(スーパーフェザー級戦、2008年12月)
マルチネス:左ジャブ、右ストレート、フック
エストラーダ:右ジャブ、左ストレート、フック
(ダウンシーン)
9R:右ストレートでエストラーダがダウン
10R:右ストレートでエストラーダがダウン
(感想:20勝(12KO)1分になったマルチネス。カルデナス戦後、NABO王座(スーパーフェザー級)などを獲得。残すターゲットは世界王座のみ、といった状況。エストラーダ(コロンビア・カナルテ出身)は30勝(20KO)7敗。WBAの地域王座を獲得したことがあるが、WBO世界フェザー級王座に挑戦したときはTKO負け。プエルトリコ・サンファンでの一戦。サウスポーのエストラーダ。ジャブ、ストレート、そしてフック。パワーを込めた打ち方で、かつてのラフファイター、バズーカ・リモンのようなタイプ。マルチネスはワンツー、左フック。しゃくるようなアッパー気味の左フックも見せる。接近戦でパワフルな右フック、左ボディ打ちを見せるエストラーダだが、マルチネスが右ストレートを中心とする手数で優勢。6R、エストラーダが左右フック連打(迫力)。しかし、9R、エストラーダはローブローで減点されたうえに右ストレートでダウン。このダウンのダメージはそれほどではなかったが、10Rの右ストレートでのダウンはダメージ。10R終了。判定は3-0。マルチネスが右ストレートで勝利。エストラーダはもったいない負け方。6Rのようなパワフルな連打をもっとやってほしかったところだが、映像で見た感じではスタミナ不足だった印象。その後の二人。エストラーダは勝ったり負けたりで、キャリア終盤は連敗。マルチネスは次の試合でWBO世界スーパーフェザー級王者に。王座を失っても奪回するしぶとさを見せ、通算三度、同王座を獲得。「プエルトリコの輪島功一」といったところ。)
③ダニエル・アリセア 2R TKO ファン・ゴメス
(ライト級戦、2005年12月)
アリセア:左ジャブ、右ストレート、フック
ゴメス:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
2R:右ストレートでゴメスがダウン
(感想:プエルトリコで行われたプエルトリコ同士の対戦。これまで28勝(20KO)6敗のアリセア(サントゥルセ出身)はナジーム・ハメドのWBO世界フェザー級王座に挑戦したことがあるが、そのときはKO負けに終わっている。その後、NABO王座、WBC米大陸王座、北米王座(スーパーフェザー級)を獲得してきたが、ネイト・キャンベルにKO負けで王座陥落。23勝(16KO)4敗のゴメス(サンファン出身)はNABO王座、WBAの地域王座(ライト級)を獲得してきたが、このところ二連続KO負け。サンファンでの一戦。共にガードを上げ、相手を警戒しながらジャブ。左フックからの右ストレートが強いゴメス。アリセアは左フックでカウンター。共に左フックを得意とし、互いのパンチがヒット。2R、攻めるときに隙ができるゴメス。打ち合うが、打たれて足に来る。そして右ストレートでダウン。立ったがフラついており、レフェリーストップ負け。アリセアがディフェンス、攻撃の正確さで勝利。これが最後の試合になったゴメス。見事なコンビネーションを持っていたが、攻めるときに棒立ちになる悪い癖があった。その後、アリセアは北米ライト級王座に挑戦してTKO負け。それが最後の王座戦となった。)
④ダニエル・ヒメネス 12R TKO マルコス・ヒメネス
(WBAフェデカリブ・スーパーフェザー級王座決定戦、2009年8月)
ダニエル:左ジャブ、右ストレート、フック
マルコス:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
12R:右ストレートでマルコスがダウン
(感想:ダニエルがタイトル獲得。「ヒメネス」対決。ダニエルはプエルトリコ・サンファン出身(WBOのJ・フェザー級王座、バンタム級王座を獲ったダニエル・ヒメネスとは別人)。これまで18勝(10KO)3敗1分。NABO王座(スーパーフェザー級)を獲得したが、ローマン・マルチネス、ヘスス・チャベスに二連敗している。マルコスはドミニカ・イグエイ出身で、16勝(10KO)1敗。プエルトリコ・サンファンでの一戦。なかなか素晴らしい両者。速いジャブ、パワーのある右ストレート、フック。まとめて連打するダニエル。左フックが巧い。マルコスは動きは速くないが、ワンツーを正確に当てようとし、アッパーを入れる器用さもある(見た目も戦い方もフェリックス・トリニダードに似ている)。接近戦では互いにボディ打ち。観客はもちろん、両者も互いを讃える好試合。左目が腫れていくマルコス。8R、両者ともローブローでレフェリーから警告。12R、絶妙なタイミングの右ストレートでマルコスがダウン。立ったがフラついて、レフェリーストップされた。ダニエルが最終回に劇的なKO勝利。一進一退で、世界戦並の良い試合。手数が多いダニエルが体力で押し切った。その後の二人。ダニエルはこの後、ブランク。復帰してかつて獲得したNABO王座に挑戦したが、KO負け。マルコスはWBAの地域王座(スーパーフェザー級)を決定戦で獲得したが、そこまで。共に世界戦を経験することはなかった。)
①「vacant WBO Latino Super Featherweight Title
Roman Martinez vs. Baudel Cardenas」
②「Super Featherweight
Roman Martinez vs. Walter Estrada」
③「Lightweight
Daniel Alicea vs. Juan Gomez」
④「vacant WBA Fedecaribe Super Featherweight Title
Daniel Jimenez vs. Marcos Jimenez」




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