2021年4月16日金曜日

エリック・モラレス(Erik Morales)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

世界四階級制覇(スーパーバンタム級、フェザー級、スーパーフェザー級、スーパーライト級)のハードパンチャー。メキシコのモラレス。マニー・パッキャオとの三試合を紹介します。

エリック・モラレス(Erik Morales)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

エリック・モラレス(メキシコ)

身長173cm:オーソドックス(右構え)

エリック・モラレス 12R 判定 マニー・パッキャオ

(WBCインターナショナル S・フェザー級王座決定戦、2005年)

モラレス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

パッキャオ:右ジャブ、左ストレート、左右フック

(感想:モラレスがタイトル獲得。最終的に四階級制覇したメキシコの英雄モラレス。ティフアナ出身。ニックネームは「El Terrible(恐怖の男)」。ボクサーだった父の指導で5歳のときにボクシングを始める。アマチュアで優秀な成績(メキシコの大会で何度も優勝)。16歳でプロデビュー。以来、連戦連勝でWBCの地域王座(S・バンタム級)、WBC世界S・バンタム級王座、WBC世界フェザー級王座を獲得。フェザー級王座の防衛戦でマルコ・アントニオ・バレラに判定負けして初黒星。フェザー級王座を取り戻した後、WBC世界S・フェザー級王座を獲得して三階級制覇を達成したが、またしてもバレラに王座を奪われる。その再起戦でパッキャオと対戦。これまで47勝(34KO)2敗。フィリピンのパッキャオは39勝(30KO)2敗2分(この当時はS・フェザー級。後に大記録を達成)。ラスベガス「MGM Grand Garden Arena」での一戦。共にガードを高めにして、ジャブからのストレートを打ち込む。1Rから負けじと打ち合う両者。右ストレートが中心のモラレス。パッキャオは回転の速い連打。5Rにはモラレスの左フックがヒット。ディフェンスしながらジャブ、ストレートを決めるモラレスは時折サウスポーにスイッチ。判定は3-0。ダウンシーンは無し。パッキャオの動きは悪くなかったが、モラレスの長いジャブ、ストレートとディフェンスにやられてしまった。)


マニー・パッキャオ 10R KO エリック・モラレス

(WBCインターナショナル S・フェザー級タイトル戦、2006年)

モラレス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

パッキャオ:右ジャブ、左ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

10R:左ストレートで2度、モラレスがダウン

(感想:パッキャオ戦の次の試合に負けてしまったモラレス。その再起戦でパッキャオと再戦。試合地はラスベガス「Thomas & Mack Center」。初戦に比べて慎重な姿勢のパッキャオ。ジャブ、ストレートのモラレス。2R、ロープ際でパッキャオの左ストレートが「ガツン」とヒットして、モラレスがよろめく。パッキャオが巧くディフェンスするため、モラレスのパンチは初戦ほど当たらない。次第にモラレスが下がるシーンが増えていく。10R、左ストレートで二度のダウン。ダウンと同時にストップ。最後は打ちのめされてしまったモラレス。動きは決して悪くはなかったように見えた。パッキャオがパワー&ディフェンスで勝利。)


マニー・パッキャオ 3R KO エリック・モラレス

(WBCインターナショナル S・フェザー級タイトル戦、2006年)

モラレス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

パッキャオ:右ジャブ、左ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

2R:左ストレートでモラレスがダウン

3R:左ストレートで2度、モラレスがダウン

(感想:三戦目。モラレスにとっては再戦に続き二連続でパッキャオと対戦。パッキャオはモラレスとの再戦後、オスカー・ラリオスを判定で下し、そしてこの三戦目。試合地はラスベガス「Thomas & Mack Center」。速いジャブを出すモラレス。パッキャオは再戦の時のような慎重な姿勢でディフェンスしなからジャブ、ストレート連打。2R、左ストレートがカウンターとなってモラレスがダウン。3R、左ストレートでモラレスが二度ダウンして終了。ダウンして、「信じられない(こんなに強いなんて)」といった感じのモラレスの表情が印象的だった試合。パッキャオというのは「特別な男」。負けてもパワーアップして復活し、強敵を倒してしまう(まるでマンガのキャラクターのようだ)。元々はフライ級だったのに世界ウェルター級王座も獲得。ありえないことを実現してしまった。モラレスはこの次の試合にも敗れ、四連敗。引退を表明したが、カムバック。WBC世界S・ライト級王座を獲得して四階級制覇を達成。バレラ、パッキャオには苦労したが、強い選手だったのは間違いない。)

①「WBC International Super Featherweight Title

Erik Morales vs. Manny Pacquiao」

②「WBC International Super Featherweight Title

Erik Morales vs. Manny Pacquiao」

③「WBC International Super Featherweight Title

Manny Pacquiao vs. Erik Morales」 

マニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)①のページ

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マニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)②のページ

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マニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)③のページ

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マルコ・アントニオ・バレラ(Marco Antonio Barrera)のページ

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