2020年2月14日金曜日

マルコ・アントニオ・バレラ(Marco Antonio Barrera)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

「童顔の暗殺者」マルコ・アントニオ・バレラ。ミゲル・エスピノサ戦、ケネディ・マッキニー戦、ナジーム・ハメド戦を紹介します。

マルコ・アントニオ・バレラ(Marco Antonio Barrera)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

マルコ・アントニオ・バレラ(メキシコ)
身長168cm:オーソドックス(右構え)

マルコ・アントニオ・バレラ 6R KO ミゲル・エスピノサ
(J・フェザー級、1994年)
バレラ:左ジャブ、右ストレート、左フック
エスピノサ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
6R:右ストレートでエスピノサがダウン
(感想:世界王者になる前のバレラ。この頃は比較的スリムな体つきのバレラ。ジャブの打ち合い。バレラは左フック、エスピノサは右フックを使う。2Rに右フックでグラつくバレラ。一進一退の攻防。6R、激しく打ち合う中、エスピノサが強気の姿勢で攻めたところにバレラの右ストレート。一撃でKO勝ちしたバレラ。その後、無敗のまま世界王者に。)

マルコ・アントニオ・バレラ 12R KO ケネディ・マッキニー
(WBO世界J・フェザー級タイトル戦、1996年)
バレラ:左ジャブ、右ストレート、左フック
マッキニー:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
8R:連打、右フックで2度、マッキニーがダウン
9R:連打でマッキニーがダウン
11R:右フックでバレラがダウン
12R:連打、左ボディ、右フックで3度、マッキニーがダウン
(感想:バレラがタイトル防衛。ダニエル・ヒメネスからWBO世界J・フェザー級タイトルを獲得したバレラ。五度目の防衛戦の相手は元IBF王者マッキニー。カリフォルニア「グレート・ウェスタン・フォーラム」で行われた一戦。丁寧にジャブを打ち、右ストレートを狙うマッキニー。バレラはストレートと連打。互いにジャブ・ストレートで激しく打ち合う。8R、9Rにマッキニーがダウン。しかし、11Rにはバレラがダウン。最終ラウンド、マッキニーが三度ダウンして決着。激しかった試合。結果的にはバレラのKO勝ちだが、マッキニーも右をよく当て、ダウンを奪うなど、どっちが勝ってもおかしくない内容だった。実際マッキニーは後、バレラをKOしたジュニア・ジョーンズをKOしてこのタイトルを奪う。)

マルコ・アントニオ・バレラ 12R 判定 ナジーム・ハメド
(IBO世界フェザー級王座決定戦、2001年)
バレラ:左ジャブ、右ストレート、左フック
ハメド:右ジャブ、左ストレート、左右フック
(感想:バレラがタイトル獲得。「ポイズン」ジュニア・ジョーンズにWBO世界J・フェザー級タイトルを奪われたバレラ。ジョーンズにはディフェンスの弱点があるが、その長いパンチには威力があり、番狂わせであった。そしてこのハメド戦。「IBO」なる新興団体の王座を懸けてラスベガス「MGM Grand」で対決。ハメドは「プリンス」と呼ばれる男で「フェザー級ナンバーワン」。自由奔放なスタイルながら鋭いパンチでこれまで全勝。1Rからバレラの左フックがヒット。2R、ハメドがバレラの首をかかえ、プロレス技のDDTみたいな形で両者もつれ合ってキャンバスへ。その後はジャブを飛ばすハメド。バレラはパワーを込めたストレート・フックを打つ。判定は3-0。ダウンシーンは無し。ハメドにはパンチをかわす体の柔らかさはあったが、身体全体のパワーはバレラの方が上だった。後、バレラは世界三階級制覇(スーパーバンタム級、フェザー級、スーパーフェザー級)。元々はJ・バンタムだった選手がスーパーフェザーを獲得したのは凄い。引退後はボクシング解説者になった。)

①「Super Bantamweight
Marco Antonio Barrera vs. Miguel Espinoza」
②「WBO World Super Bantamweight Title
Marco Antonio Barrera vs. Kennedy McKinney」
③「IBO World Feather Title
Marco Antonio Barrera vs. Naseem Hamed」

ケネディ・マッキニー(Kennedy McKinney)のページ
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ナジーム・ハメド(Naseem Hamed)のページ

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