WBC世界J・フェザー級王者。世界的強豪と激突したハードパンチャー。リゴベルト・リアスコ戦、天熊丸木戦、松島幸一戦を紹介します。
ロイヤル小林(日本)
身長166cm:オーソドックス(右構え)
①ロイヤル小林 8R TKO リゴベルト・リアスコ
(WBC世界J・フェザー級タイトル戦、1976年)
小林:左ジャブ、右ストレート、左右フック
リアスコ:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
7R:左フックでリアスコがダウン
8R:右ストレートでリアスコがダウン
(感想:小林がタイトル獲得。熊本県下益城(しもましき)郡出身の小林。アマチュアではミュンヘン・オリンピックでベスト8。国際ジムからプロデビュー。KO勝ちが多く、全勝でアレクシス・アルゲリョのWBA世界フェザー級王座に挑戦。これに惨敗。階級を下げて二度目の世界挑戦。王者リアスコはスラリとした体型のパナマ人。WBC世界J・フェザー級王座の初代王者。これが三度目の防衛戦となる。蔵前国技館での一戦。共にジャブ。足とジャブで距離を取りたいリアスコ。小林は右ストレート、左フック、ボディ打ちで攻める姿勢。クリンチが多いリアスコ。もみ合いの展開。7R、打ち抜くような左フックでリアスコがダウン。8R、右ストレートでリアスコが二度目のダウン。立ったが、最後は右ストレートが「ガツン」と入ってレフェリーストップ。小林が強打で勝利。クリンチが多かったリアスコ。それだけ小林のパンチが強かったのだろう。リアスコはこれが事実上のラストファイト。ブランク後、カムバックしたが王座獲得ならず。)
(その後)
1976年、小林は韓国・ソウルで廉東均に15R判定負けで王座陥落。王座奪回を目指して新王者ウィルフレド・ゴメスに挑戦したが、相手が悪かった。3Rで無惨なKO負け(ゴメスの二度目の防衛戦。後、17連続KO防衛達成)。ゴメス戦の次の試合で東洋太平洋フェザー級王座獲得。東洋王者としてエウセビオ・ペドロサの持つWBA世界フェザー級王座に挑戦したがTKO負け。結果的にこれが最後の世界戦となった。)
②ロイヤル小林 6R KO 天熊丸木
(東洋太平洋フェザー級タイトル戦、1980年)
小林:左ジャブ、右ストレート、左右フック
丸木:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
4R:左フックで丸木がダウン
6R:連打で丸木がスタンディングダウン
(感想:小林がタイトル防衛。王者の小林はこれまで31勝(25KO)6敗。これが四度目の防衛戦。東洋4位の丸木は31勝(15KO)10敗6分で、アフロな頭とヒゲの「具志堅スタイル」。サムエル・セラノのWBA世界J・ライト級王座に挑戦して判定負けしたことがある。名古屋での一戦。共にジャブ。前に出る小林、足を使って距離を取りながら応戦する丸木。接近戦。小林がボディ攻撃。丸木は左フック連打。左フックが強い丸木だが、小林がジャブで先手を取る。4R、強烈な左フックで丸木がダウン。攻める小林。打ち合いに応じる丸木だが6Rにスタンディングダウン。レフェリーに背を向けたままカウントアウト。小林が攻める姿勢、パワーで勝利。丸木は左フックは悪くなかったが、右がイマイチで攻めるリズムが良くない感じだった。)
③ロイヤル小林 8R TKO 松島幸一
(東洋太平洋フェザー級タイトル戦、1981年)
小林:左ジャブ、右ストレート、左右フック
松島:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
8R:連打で松島がダウン
(感想:小林がタイトル防衛。これまで33勝(26KO)6敗で世界3位の小林が六度目の防衛戦。東洋1位の松島は15勝(10KO)4敗2分。スパイダー根本と日本フェザー級王座を争ったときはKO負けに終わっている。後楽園ホールでの一戦。共に左ジャブ、右ストレート、接近戦で左右フック。小林は右ストレート、左フックが強い。2R、松島の左フック、右ストレートがヒット。しかし次第に小林が優勢に。8R、連打で松島がダウン。立ったがレフェリーストップ。ディフェンスに差があった。その後、小林は八度目の防衛戦に敗れて引退。世界王者としては長く活躍できなかったが、アレクシス・アルゲリョ、ウィルフレド・ゴメス、エウセビオ・ペドロサといった世界の名ボクサーと試合をしたことで名を残すこととなった。)
①「WBC World Super Bantamweight Title
Rigoberto Riasco vs. Royal Kobayashi」
②「OPBF Featherweight Title
Royal Kobayashi vs. Maruki Takao」
③「OPBF Featherweight Title
Royal Kobayashi vs. Matsushima Koichi」
アレクシス・アルゲリョ(Alexis Argüello)のページ
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ウィルフレド・ゴメス(Wilfredo Gomez)のページ
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エウセビオ・ペドロサ(Eusebio Pedroza)のページ
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