2021年10月29日金曜日

マルコス・ビジャサナ(Marcos Villasana)①「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

WBC世界フェザー級王者。頑丈なコブシで世界を獲ったビジャサナ。世界王者になる前の試合、タイロン・ダウンズ戦、アズマー・ネルソン戦(再戦)、ハイメ・ガルサ戦を紹介します。

マルコス・ビジャサナ(Marcos Villasana)①ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

マルコス・ビジャサナ(メキシコ)

身長163cm:オーソドックス(右構え)

マルコス・ビジャサナ 4R KO タイロン・ダウンズ

(フェザー級戦、1984年)

ビジャサナ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ダウンズ:左ジャブ、右ストレート、左フック   

(ダウンシーン)

1R:左ボディフックでダウンズがダウン

2R:左フックでダウンズがダウン

3R:左フックでダウンズがダウン

4R:左フックでダウンズがダウン

(感想:アカプルコ出身のビジャサナは危険なパンチを持つ男。デビュー以来、強打を振り回す「人間風車」と形容されるスタイルで豪快なKOを生み出してきた。メキシコのフェザー級王座を獲得、防衛してきたが、不器用さもあり、星を落としたことも。ダウンズはきびきびした動きをする黒人ファイター。トリニダード・トバゴ出身。WBCの地域王座を獲得している。ロサンゼルス「オリンピック・オーディトリアム」での一戦。右ストレート、左フックをパワフルに打つダウンズ。ところがビジャサナが攻めると、あっという間にダウンズは追い込まれていく。左ボディでダウン。それでも反撃しようとするダウンズだが、毎回ダウンして、最後はダウンと同時にレフェリーが試合を止めた。ダウンズが異常に打たれ弱いのか、ビジャサナのパンチが異常に強いのかはわからないが、ダウンを奪ったパンチはどれもいいパンチだった。ダウンズは後、ジェフ・フェネックの持つWBC世界フェザー級タイトルに挑戦してTKO負け。攻撃力はあったが、攻められると弱いところがあったようだ。)


アズマー・ネルソン 12R 判定 マルコス・ビジャサナ

(WBC世界フェザー級タイトル戦、1987年)

ビジャサナ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ネルソン:左ジャブ、右ストレート、左フック   

(感想:ネルソンがタイトル防衛。カリフォルニアで初の世界挑戦を行ったビジャサナだが、2-0で王者ネルソンが防衛。再びネルソンに挑む。王者ネルソンはガーナの「野生児」。かつては(国際的には)無名だったが、あのサルバドル・サンチェスを大いに苦しめ、負けたが逆に名を上げた。ウィルフレド・ゴメスを粉砕してWBC世界フェザー級王座獲得。これが六度目の防衛戦となる。ロサンゼルス「オリンピック・オーディトリアム」でのパワーファイター同士の再戦。ネルソンがビジャサナのパワーにひるむことなくジャブ、ストレート、左フックで前進。攻めるネルソン、応戦するビジャサナ、といった展開。7R、モハメド・アリばりのフットワーク&ジャブを使うネルソン(彼がよくやるパターン。この打ち方が気に入っているようだ)。その後は逆に、ビジャサナが攻め、ネルソンがジャブで応戦するシーンも。終盤、接近戦での打ち合い。判定は3-0。ダウンシーンは無し。ビジャサナはボディ打ちなど力強いところを見せたが、ネルソンがジャブで先手を取っていた。)


マルコス・ビジャサナ 5R KO ハイメ・ガルサ

(フェザー級戦、1988年)

ビジャサナ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ガルサ:左ジャブ、右ストレート、左右フック   

(ダウンシーン)

1R:左ジャブでガルサがダウン

2R:左フックでガルサがダウン

5R:左フックでガルサがダウン

(感想:ネルソンとの再戦に敗れたビジャサナがロサンゼルスで再起戦。ビジャサナはこれまで44勝(39KO)6敗1分。ガルサは47勝(43KO)3敗の元WBC世界J・フェザー級王者。倒し屋同士の対決。1R、互いにジャブ。ビジャサナは左フック、ガルサは連打で攻める。タイミングの良い左ジャブでガルサがダウン。2R、左フックでビジャサナをグラつかせたガルサだが、逆に左フックでダウン。5R、ビジャサナが右フックでガルサのマウスピースを吹っ飛ばし、最後は強烈な左フック。ダウンしたガルサはダメージ深く、立てなかった。ガルサはパンチがあり、思い切って打っていく度胸のある選手だが、ディフェンスに問題があった。ビジャサナはそれほど動きは速くない。しかし、正確にジャブを当て、振りの大きい左フックを思いっ切り引っかける。得意パターンで強豪に完勝したビジャサナ。後は世界タイトルを手に入れるのみ、となった。)

①「Featherweight 

Marcos Villasana vs. Tyrone Downes」

②「WBC World Featherweight Title 

Azumah Nelson vs. Marcos Villasana」

③「Featherweight 

Marcos Villasana vs. Jaime Garza」

マルコス・ビジャサナ(Marcos Villasana)②のページ

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マルコス・ビジャサナ(Marcos Villasana)③のページ

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アズマー・ネルソン(Azumah Nelson)のページ

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ハイメ・ガルサ(Jaime Garza)のページ 

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