2021年9月8日水曜日

ヘスス・キキ・ロハス(Jesus Kiki Rojas)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

左のテクニックで二階級制覇(WBA世界フライ級・スーパーフライ級王座)。フィデル・バッサ戦、セーン・ソー・プロエンチット戦、飯田覚士戦を紹介します。

ヘスス・キキ・ロハス(Jesus Kiki Rojas)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ヘスス・ロハス(ベネズエラ)

身長168cm:オーソドックス(右構え)

ヘスス・ロハス 12R 判定 フィデル・バッサ

(WBA世界フライ級タイトル戦、1998年)

ロハス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

バッサ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

10R:左フック(?)でバッサがダウン

(感想:ロハスがタイトル獲得。ベネズエラのロハス。ニックネームは「Kiki」(意味不明)。後に日本で何度も世界戦を行うことになる選手だが、初来日は日本で行われたレオ・ガメスの防衛戦の前座カード(桜井靖高をKO)。デビュー以来、無敗だったが(後の世界王者アキレス・グスマンにも勝利)、ソウルで陳潤彦(韓国)に判定負け、初黒星。その後、三連勝して王者バッサの地元で初の世界挑戦。コロンビアの王者バッサは得意の右フックで積極的に攻撃する小柄なファイター。これが七度目の防衛戦。1R、互いに速いパンチ。ロハスの右ストレートでバッサがダウン。カウントを取らないレフェリー。しかも、倒れたバッサを打った、ということなのか、バッサに休憩を与え、ロハスに警告。さらに観客席からロハスにモノが投げつけられる。3R、ロハスの右ストレートでバッサがダウン。またしてもカウントを取らないレフェリー。バッサの攻撃をかわして、得意の左と右ストレートをヒットさせるロハス。パンチが当たらないバッサはクリンチしながら攻撃。10R、左で押し倒されるような形でバッサが倒れる。「ダウン」扱いしてレフェリーはカウントを取る(それはダウンじゃなかったような気がする)。判定は3-0。ロハスのパンチが速かったためレフェリーはダウンを見逃したようだが、ジャッジはちゃんと見ていたようだ。バッサの右フックがヒットするシーンもあったが(5Rなど)、全体的にロハスの速いパンチとディフェンスが上だった。これまで無敗だったバッサ。網膜剥離によりこれが最後の試合となった。)                         

セーン・ソー・プロエンチット 12R 判定 ヘスス・ロハス

(WBA世界フライ級タイトル戦、1994年)

ロハス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

セーン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:セーンがタイトル防衛。初防衛戦で李烈雨(韓国)に判定負けしてWBA王座を失ったロハス。李をKOして新王者になったレパード玉熊に挑戦したが、引き分け。ベネズエラの強豪ホセ・ボニージャ(後、世界王者に)に勝利して、このセーン戦。王者セーンはタイの天才児。あのデビッド・グリマンから王座を獲得し、これが初防衛戦。WBA4位のロハス。かつて持っていたタイトルをタイで奪回できるかどうか? 共に左が得意なボクサータイプ。ジャブの打ち合い、左右フックで接近戦。中盤以降は精力的な連打でセーンが優勢。10R、セーンの連打でロハスのマウスピースが落下。相手に背を向けるロハス。レフェリーのスタンリー・クリストドーローはカウントを取ることもなければ、試合をストップすることもなく、試合を再開させる。12R終了。判定は3-0。ダウンシーンは無し。中盤までは一進一退であったが、より若くエネルギッシュなセーンが連打で押し切った。左の打ち合いでも負けなかったセーン。左が得意なロハスはこの敗北をどう思っただろう?)


ヘスス・ロハス 12R 判定 飯田覚士

(WBA世界スーパーフライ級タイトル戦、1998年)

ロハス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

飯田:右ジャブ、左ストレート、右フック

(感想:ロハスが二階級制覇。デビッド・グリマンとのWBA地域王座を懸けた争いに二連勝したロハス。ヨックタイ・シスオーのWBA世界スーパーフライ級王座に挑戦したが判定負け。ヨックタイを破って新王者になった飯田に名古屋で挑戦。王者の飯田はテレビ番組で有名になったサウスポーで、二度の防衛に成功している。互いにジャブ、ストレート。挑戦者ということで積極的なロハス(WBA7位)。飯田のストレートをかわして、右ストレートをヒットさせる。攻める飯田(6Rなど)。しかし、パンチの正確さとディフェンスのテクニックでロハスが上回る。判定は3-0。ダウンシーンは無し。ロハスには「エキサイティングではないテクニシャン」のイメージがあったが、攻めるときは結構力強い。パワーはあるがそれに頼らず、「打たせずに打つ」のが彼の美学なのだろう。その後、王座を失い、王者としては長く活躍できなかったが、その上質なボクシングは称賛されるべきものがあった。)

①「WBA World Flyweight Title 

Fidel Bassa vs. Jesus Rojas」

②「WBA World Flyweight Title 

Saen Sor Ploenchit vs. Jesus Rojas」

③「WBA World Super Flyweight Title 

Iida Satoshi vs. Jesus Rojas」

フィデル・バッサ(Fidel Bassa)のページ

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レパード玉熊(Leopard Tamakuma)のページ

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セーン・ソー・プルンチット(Saen Sor Ploenchit)のページ

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飯田覚士(Iida Satoshi)のページ 

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