2020年12月9日水曜日

アドルフォ・ワシントン(Adolpho Washington)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

「クルーザー級のマイク・タイソン」。アナクレト・ワンバ戦、デイビッド・アイゼグワイアー戦、トースティン・メイ戦(初戦)ほかを紹介します。「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

アドルフォ・ワシントン(Adolpho Washington)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

アドルフォ・ワシントン(アメリカ)

身長182cm:オーソドックス(右構え)


アナクレト・ワンバ 12R 引分 アドルフォ・ワシントン

(WBC世界クルーザー級タイトル戦、1994年)

ワシントン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ワンバ:左ジャブ、右ストレート、左フック

(感想:ワンバがタイトル防衛。ケンタッキー州レキシントン出身のワシントン。斜め後ろから見た感じがマイク・タイソンによく似たファイター。シカゴでプロデビュー。敗北を一つ喫してしまったが、WBA世界L・ヘビー級王者バージル・ヒルに挑戦、負傷判定負け。その後、アイラン・バークレー(世界三階級制覇王者)に勝利するなど、連勝してこの二度目の世界挑戦(WBC6位)。王者ワンバはコンゴ出身でフランス国籍の黒人選手。背が高く、力強いパンチの持ち主。モナコのモンテカルロでの一戦(この試合はディナーショー形式。リングサイドに並んだ皿。着飾った観客。試合後に料理が提供されるのだと思われるが、血なまぐさい試合だったら食欲が無くなるのでは?)。左のガードを下げた構えからジャブ、フック連打のワシントン。ワンバはガードを高くしてジャブ、ストレート、ワンツーからの左フックを狙う。互いに譲らない打ち合いが続いて12R終了。判定は引き分け(ダウンシーンは無し)。共に手数が多く、パワフル。クリンチも少なく、それぞれが持ち味を発揮した良い試合だった。ワンバはその後も王座を防衛し、王者のままリングを去った。) 


アドルフォ・ワシントン 8R TKO デイビッド・アイゼグワイアー

(IBOクルーザー級タイトル戦、1994年)

ワシントン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

アイゼグワイアー:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:ワシントンがタイトル獲得。ワンバ戦の次の試合はIBO王座への挑戦。王者アイゼグワイアーはナイジェリア出身でバランスの良い選手。これまで16戦全勝(14KO)。ラスベガスでの一戦。ワシントンは黒いトランクスとシューズ、髪型、体を振って前に出る動きなど「マイク・タイソン化」がさらに進んだ感じ。1Rからパワフル。アイゼグワイアーも左フックが強い。接近しての打ち合い。8R、強打でグラついたアイゼグワイアー。連打を浴びてレフェリーストップ(ダウンシーンは無し)。激しい攻防はワシントンに軍配。ただ、勝ったが左目が腫れ、楽な試合ではなかった。アイゼグワイアーは手数で押されてしまった。その後のアイゼグワイアー。負け無しで引退。しかし、相手は中堅どころばかりで大きな試合は無かった。)


アドルフォ・ワシントン 12R 判定 トースティン・メイ

(IBF世界クルーザー級王座決定戦、1996年)

ワシントン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

メイ:右ジャブ、左ストレート、左右フック

(感想:ワシントンがタイトル獲得。アイゼグワイアー戦の次の試合でWBA世界クルーザー級王者オーリン・ノリスに挑戦したワシントン。3-0の判定負けで王座獲得ならず。どうしてもメジャー団体の王座が獲れないワシントンに王座決定戦出場のチャンスが。サウスポーのメイはドイツの選手でジャブ・ストレートでポイントを狙うボクサータイプ。ドイツのクルーザー級王座を獲得したり、オリンピック金メダリストのアンドリュー・メイナードを破ったりといった実績。スペイン・パルマで行われた試合。ジャブとフック連打のワシントン。接近しての打ち合い。ワシントンはボディ打ちに良さ。メイはジャブで距離を取れず、打ち合いに応じる。どちらが優勢とは言い難い展開が続いたが、終盤はパワーでワシントンが押している印象。12R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。ワシントンがパワーで新王者に。メイとは後、再戦。)


ジェームス・トニー 10R TKO アドルフォ・ワシントン

(クルーザー級戦、1999年)

ワシントン:左ジャブ、右ストレート、フック

トニー:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:IBF王者になったワシントンだが、初防衛戦でユーライア・グラントに敗北、王座陥落。その後、アーサー・ウィリアムス、オーリン・ノリスに連敗。メイとの再戦にも敗北。その再起戦でトニー戦。これまで27勝(16KO)7敗2分、31歳。トニー(30歳)は説明不要。ミシガン州出身の黒人で、56勝(36KO)4敗2分。犯罪少年だったが、ボクシングの才能。「ライツアウト」のニックネームが示す通り、まるで「消灯時間」のように相手を消す男。IBF世界ミドル級、IBF世界S・ミドル級王座獲得。マイナー団体ながらL・ヘビー級、クルーザー級でも王座を獲得している。コネチカット州マシャンタケットでの一戦。体格的に差が感じられない二人。互いにジャブを出すが、トニーが自由奔放なスタイルで優勢。左のガードを下げた構えからワンツー、左ボディ打ち、アッパー気味のフックで相手の隙を突く。ワシントンはトニーと比べると「普通」。ジャブ、接近してショートフック。4R、トニーが左フックからの右アッパー。6R、右ストレートを食ったワシントンがマウスピースをポロリ。7R、体力で強引に押しながらワシントンが右フック。トニーはコンビネーションで反撃。その後も時折サウスポーにスイッチしながらトニーが隙を突くパンチ。10R、右ストレートが効いたワシントンにトニーが連打をまとめてレフェリーストップ(ダウンシーンは無し)。トニーがのらりくらりと動きながら正確なパンチで勝利。ミドルから上がってきたが、クルーザー級のワシントンと体格的に互角であったこと、パワーで勝っていたことに驚き。ワシントンは普通に戦って普通に負けた印象。右フックには良いものがあったが、精力的な攻撃に欠けていた印象。その後の二人。トニーはIBF世界クルーザー級王者になったり、ヘビー級に進出してイベンダー・ホリフィールドに勝利したり。ワシントンはワシリー・ジロフらに敗北し、世界王座戦は無し。本来ならマイク・タイソンばりの活躍をしていたはずだが、残念。)


①「WBC World Cruiserweight Title

Anaclet Wamba vs. Adolpho Washington」

②「IBO Cruiserweight Title

David Izegwire vs. Adolpho Washington」

③「vacant IBF World Cruiserweight Title

Torsten May vs. Adolpho Washington」

④「Cruiserweight 

James Toney vs. Adolpho Washington」


アナクレト・ワンバ(Anaclet Wamba)のページ 

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オーリン・ノリス(Orlin Norris)のページ

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ジェームス・トニー(James "Lights Out" Toney)のページ

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