2020年11月6日金曜日

オジー・オカシオ(Ossie Ocasio)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

初代WBA世界クルーザー級王者。ジミー・ヤング戦(初戦)、ラリー・ホームズ戦、イベンダー・ホリフィールド戦ほかを紹介します。

オジー・オカシオ(Ossie Ocasio)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

オジー・オカシオ(プエルトリコ)

身長182cm:オーソドックス(右構え)


オジー・オカシオ 10R 判定 ジミー・ヤング

(ヘビー級戦、1978年)

オカシオ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ヤング:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:プエルトリコ・サンファン出身のオカシオ。ニックネームは「Jaws」(ジョーズのように敵を攻撃する、のではなく、スパーリングで相手を噛んだことがあるから、というのが理由らしい)。デビュー以来、これまで全勝。ヤングはモハメド・アリの世界タイトルに挑戦したり、ジョージ・フォアマンに勝ったこともある選手。ラスベガス「シーザース・パレス」での一戦(「ケン・ノートン vs. ラリー・ホームズ」のWBC世界ヘビー級タイトル戦のアンダーカードとして行われた試合(勝った方がタイトルに挑戦する、という試合だったと思われる)。リングサイドではシルベスター・スタローンが観戦)。体が重そうなヤング。ジャブ、接近してボディフック連打、そしてクリンチ。ヤングよりも若いオカシオはキレのあるジャブからの右ストレートと左フック。判定は2-1(ダウンシーンは無し)。オカシオが番狂わせの勝利。大きいヤングを倒すことはできなかったが、パンチと動きのスピード、勢いで上回った。再戦もオカシオが勝利。ノートンを破って新王者になったホームズに挑戦することに。) 


ラリー・ホームズ 7R KO オジー・オカシオ

(WBC世界ヘビー級タイトル戦、1979年)

オカシオ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ホームズ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

7R:左ジャブ、右ストレート、右フック、左フックで4度、オカシオがダウン

(感想:ホームズがタイトル防衛。これまで全勝のオカシオが初の世界挑戦。ホームズはこれが二度目の防衛戦。ラスベガスで行われた全勝対決。しかしながら、ホームズのパワフルなジャブに押されてしまうオカシオ。打って出るが、ディフェンスされてしまう。ホームズが重いパンチでオカシオを追い込み優勢。7Rは悲惨なもので、ジャブでダウンするオカシオ。試合を止めた方がいい、と思うようなダウンを繰り返し、最後は左フック。オカシオは決して弱い選手ではない。「ヘビー級」というのは「特別なクラス」。強い選手でも相手がもっとデカいと勝負にならない。ホームズの勝利にケチをつける気はないが、体格差のある相手に勝ったところで自慢にはならない。その後もホームズは王座防衛。王座陥落後も信じられないバイタリティで2002年までリングに上がり続けた。)


ピエット・クロース 15R 判定 オジー・オカシオ

(WBA世界クルーザー級タイトル戦、1984年)

オカシオ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

クロース:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:クロースがタイトル獲得。ホームズ戦後、マイケル・ドークスに敗れるなどヘビー級で苦戦のオカシオ。体重を下げ、王座決定戦で初代WBA世界クルーザー級王者に(2-1の判定)。三度の防衛成功。四度目の相手クロースは南アフリカ・ヨハネスブルグ出身の白人。南アフリカ王座(ライトヘビー級)を連続防衛するなどこれまで無敗で、全て南アフリカで試合。これが初の世界挑戦。南アフリカ・サンシティでの一戦。正統派のクロース。ジャブ、右ストレート、接近して右ボディ打ち。オカシオもジャブ、右ストレート。右をカウンターする巧さ、右ストレートからの左ジャブといったテクニックを見せるが、クリンチが多い。追うクロース、中途半端に距離を取ったりクリンチしたりのオカシオ。7R開始早々、オカシオはパンチを出すことなくいきなりクリンチ。11R、オカシオの左フックカウンターがクリーンヒット。しかし、全般的にオカシオは消極的。15R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。オカシオがつまらない負け方で世界王座陥落。パンチのキレ、パワーがあり、コンディションは悪くないように見えたが。おそらく負けた原因は精神的なものだろう。クロースは右パンチに強さ。しかし、初防衛には成功したが、ドワイト・ムハマド・カウイ(元WBC世界ライトヘビー級王者)にKO負けで王座陥落。その後もリングに上がったが、世界戦はカウイ戦が最後となった。)


イベンダー・ホリフィールド 11R TKO オジー・オカシオ

(WBA・IBF世界クルーザー級タイトル戦、1987年)

オカシオ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ホリフィールド:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

11R:右ストレートでオカシオがダウン

(感想:ホリフィールドがタイトル防衛。クロース戦後、元WBA王者カウイに勝利したオカシオ。かつて自分が持っていたタイトルに挑戦。統一王者ホリフィールドはカウイから王座を奪った後、リッキー・パッキーを破ってIBF王座も吸収(後の活躍は説明不要なほど有名)。フランス・サン=トロペでの一戦。ホリフィールドがジャブ連打からの右ストレート、そして接近して左右フックをボディ・顔面に打ち込む。相手のパワーと勢いに押されるオカシオ。ホリフィールドは回転が速く、ショート連打が実にパワフル。オカシオはジャブ・ストレートを得意とする選手だが、接近戦を仕掛けられて思うように当てられない。11R、左フックからの右ストレートでオカシオがダウン。さらに連打でレフェリーストップ。全盛を過ぎていたオカシオ。ホームズに挑戦する前は確かに強かった。もう少し早くクルーザー級が創設されていたらもっと活躍していたはず。ホリフィールド戦後はレイ・マーサー、レノックス・ルイスら新しい時代のヘビー級選手の踏み台と化してキャリアを終えた。)


①「Heavyweight 

Jimmy Young vs. Ossie Ocasio」

②「WBC World Heavyweight Title

Larry Holmes vs. Ossie Ocasio」

③「WBA World Cruiserweight Title

Ossie Ocasio vs. Piet Crous」

④「WBA・IBF World Cruiserweight Title

Evander Holyfield vs. Ossie Ocasio」


ラリー・ホームズ("The Easton Assassin" Larry Holmes)のページ

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ドワイト・ムハマド・カウィ(Dwight Muhammad Qawi)のページ

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クルーザー級時代のイベンダー・ホリフィールド(Evander "The Real Deal" Holyfield)のページ

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