イベンダー・ホリフィールド(アメリカ)
身長188cm:オーソドックス(右構え)
①イベンダー・ホリフィールド 15R 判定 ドワイト・ムハマド・カウィ
(WBA世界クルーザー級タイトル戦、1986年)
ホリフィールド:左ジャブ、右ストレート、左フック
カウィ:左ジャブと左右フック
(感想:ホリフィールドがWBAタイトル獲得。アラバマ州生まれのホリフィールド。その後、ジョージア州へ。子供の頃はフットボーラーに憧れたこともあったが、8歳でボクシングを始める。アマチュアでは好戦績。しかしながら、ロス五輪では痛恨のミスにより銅メダルに終わる。プロ入り後、ルー・ドゥバの指導もあってか、これまで全勝。王者カウィは「岩石男」と呼ばれるタフ男。マイケル・スピンクスとの統一戦で世界L・ヘビー級王座を失ったが、階級を上げてクルーザー級王座を獲得、二階級制覇。初防衛戦ではレオン・スピンクスをTKOで下し、ホリフィールド戦は二度目の防衛戦となる。フットワークを使いながら連打するホリフィールド。タフなカウィはジャブと左右フックで前進。パワーでカウィが押し気味になるシーンもあれば、ホリフィールドが連打でポイントを取っていると思われるシーンも。判定は2-0。手数でホリフィールドが評価されたか。ダウンシーンは無し。カウィはタフさは相変わらずだったが、ジャブが少なく、体も重そうだった。この頃は比較的スリムな体型だったホリフィールドはパワーではカウィに負けていた印象。後にホリフィールドはパワーアップしてクルーザー級で全勝してヘビー級に転向していくが、この試合が一番キツかったのではないだろうか? 再戦はホリフィールドがKO勝ち。)
(WBA・IBF世界クルーザー級タイトル統一戦、1987年)
ホリフィールド:左ジャブ、右ストレート、左フック
パーキー:左右フック
(ダウンシーン)
3R:連打で2度、パーキーがダウン
(感想:ホリフィールドがIBFタイトル獲得。WBA王者ホリフィールドとIBF王者パーキーの統一戦。パーキーはリー・ロイ・マーフィー(チサンダ・ムッティ戦でのダブルノックダウンで有名)をTKOで下して王者になった男。ホリフィールド戦は二度目の防衛戦でもある。器用なタイプではないパーキーは振りの大きいパンチを使うファイタースタイル。1Rから打ち合うが、パンチの正確さではホリフィールドが上。3R、本気を出したホリフィールドがラッシュ。ダウンを二度奪い、さらに連打。レフェリーストップと同時にパーキーは崩れ落ちた。王者同士の対決にしては力量差があった。)
(WBA・WBC・IBF世界クルーザー級タイトル統一戦、1988年)
ホリフィールド:左ジャブ、右ストレート、左フック
デ・レオン:左ジャブと左右フック
(感想:ホリフィールドがWBCタイトル獲得。結果的にホリフィールドの最後のクルーザー級での試合となった一戦。リングサイドでマイク・タイソンが観戦。WBC王者デ・レオン(プエルトリコ)は実力差を感じたのか序盤から足を使って距離を取ろうとする。2Rには左フックでグラつく。ホリフィールドが攻め、ロープ際に追い込まれたデ・レオンに連打する、というパターンが続き、8R、ついにレフェリーが止めた(ダウンシーンは無し)。デ・レオンがただ打たれただけ、という感じだった試合。「カルロス・デ・レオン」といえば「WBC世界クルーザー級タイトル」というくらいだが、ホリフィールドには何もできなかった。全盛を過ぎていたのかも。)
Dwight Muhammad Qawi vs. Evander Holyfield」
②「WBA・IBF World Cruiserweight Title
Evander Holyfield vs. Ricky Parkey」
③「WBA・WBC・IBF World Cruiserweight Title
Evander Holyfield vs. Carlos de León」
イベンダー・ホリフィールド②(Evander Holyfield)のページ
-------------
0 件のコメント:
コメントを投稿