2020年1月10日金曜日

イベンダー・ホリフィールド(Evander Holyfield)②「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ヘビー級に転向した「リアル・ディール」ホリフィールド。ジェームス・ダグラス戦、ジョージ・フォアマン戦、マイク・タイソン戦を紹介します。

イベンダー・ホリフィールド(Evander Holyfield)②ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

イベンダー・ホリフィールド(アメリカ)
身長188cm:オーソドックス(右構え)

イベンダー・ホリフィールド 3R KO ジェームス・ダグラス
(WBA・WBC・IBF世界ヘビー級タイトル戦、1990年)
ホリフィールド:左ジャブと右ストレート
ダグラス:左ジャブと右ストレート
(ダウンシーン)
3R:右ストレートでダグラスがダウン
(感想:ホリフィールドがタイトル獲得。世界クルーザー級王座を統一したホリフィールド。正直なところ、人気がないクルーザー級。王座を返上し、ビッグマネーが得られるヘビー級へ。ジェームス・ティリス、ピンクロン・トーマス、マイケル・ドークス、アディルソン・ロドリゲス、アレックス・ステュワートといった実力者を葬り、いよいよ世界ヘビー級王座に挑戦。マイク・タイソンとの対戦を強く希望していたが、東京ドームでタイソンがダグラスにまさかのKO負け、王座陥落。ターゲット変更。タイソンを倒したダグラスに挑戦。王者ダグラスは二度目の世界挑戦で王者になり、これが初防衛戦。速いジャブ、ストレートが武器だが、この試合の計量ではやや重い体重。それがどんな結果をもたらすか? ラスベガス「Mirage」で行われた一戦。リングアナウンサーはシュガー・レイ・レナード。ジャブを打つダグラスだが、右ストレートが少ない。ホリフィールドは上体でリズムを取りながらダグラスの動きを読む。3R、ダグラスが不用意に出した右アッパーをかわして、ホリフィールドが右ストレート一撃。ダウンしたダグラスは立てず、KO。ホリフィールドがアッサリ新王者に。戦前は不利の予想もあったが楽勝。ダグラスはやっぱり体重が重かったか。その後、ダグラスは長いブランク後にカムバックしたが、王座復帰ならず。タイソン戦で燃え尽きていたようだ。)

イベンダー・ホリフィールド 12R 判定 ジョージ・フォアマン
(WBA・WBC・IBF世界ヘビー級タイトル戦、1991年)
ホリフィールド:左ジャブ、右ストレート、左右フック
フォアマン:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(感想:ホリフィールドがタイトル初防衛。70年代に王者だったフォアマン。引退後、10年経ってカムバック。ゲーリー・クーニーを豪快にKOするなど、復帰後は全勝。アトランチックシティで行われた新旧対決。フォアマンがどっしり構え、ジャブ・ストレートを打つ。ホリフィールドはフォアマンの周りを回るかのように距離を取ってジャブ・ストレート。接近戦をなるべく避けて、連打でポイントを取る作戦か。連打でグラつくフォアマン(3Rなど)。ホリフィールドがジャブ・ストレートを喰って後退するシーンも。パンチの正確さはホリフィールド、重さはフォアマンか、といった展開。終盤、強打を喰ってクリンチを繰り返すホリフィールド。12R終了(ダウンシーンは無し)。ホリフィールドは勝ったが、フォアマンの想像以上のパワーに押されてしまい、王者としての株を下げてしまった。)

イベンダー・ホリフィールド 11R TKO マイク・タイソン
(WBA世界ヘビー級タイトル戦、1996年)
ホリフィールド:左ジャブ、右ストレート、左右フック
タイソン:左ジャブと左右フック
(ダウンシーン)
6R:左フックでタイソンがダウン
(感想:ホリフィールドがタイトル獲得。様々なことがあったホリフィールドとタイソン。全勝だったホリフィールドはリディック・ボウ、マイケル・モーラーに負けて無冠に。 タイソンは刑務所から復帰してブルース・セルドンを倒し王座に返り咲き。そしてこの期待されていたカードの遅すぎる実現。ラスベガス「MGM Grand」で行われた一戦。タイソンが真っ直ぐ攻め、ホリフィールドが応戦する展開。2Rからクリンチが多い試合に。5R、タイソンが得意の右ボディからの右アッパーを見せるが、6Rにダウン。さらに真っ直ぐ前に突進したところでバッティング、負傷。10Rには右ストレートでダウン寸前。11R、ダメージが残る状態で連打を喰いレフェリーストップ。タイソンは力任せで強引な試合ぶり。ビルドアップされたホリフィールドを倒せなかった。結果は衝撃的だったが、内容自体はクリンチが多く、あまり良い試合では無かったようにも思えた。後に両者は再戦するが、最悪の結果に。その後のホリフィールドはおなじみ。まるでゾンビのように負けても復活。巨人ニコライ・ワルーエフと対戦したり、マイナー団体の王座に挑戦したり。ヘビー級の選手はホントに息が長い。)

①「WBA・WBC・IBF World Heavyweight Title       
James Douglas vs. Evander Holyfield」
②「WBA・WBC・IBF World Heavyweight Title       
Evander Holyfield vs. George Foreman」
③「WBA World Heavyweight Title       
Mike Tyson vs. Evander Holyfield」

イベンダー・ホリフィールド①(Evander "The Real Deal" Holyfield)のページ
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ジェームス・ダグラス(James "Buster" Douglas)のページ
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ジョージ・フォアマン(George Foreman)のページ
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マイク・タイソン("Iron" Mike Tyson)のページ

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