WBO世界ヘビー級王座を獲得した個性派、ブリッグス。ジョージ・フォアマン戦、レノックス・ルイス戦、レイ・マーサー戦を紹介します。
シャノン・ブリッグス(アメリカ)
身長193cm:オーソドックス(右構え)
①シャノン・ブリッグス 12R 判定 ジョージ・フォアマン
(ヘビー級戦、1997年)
ブリッグス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
フォアマン:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(感想:ニューヨーク・ブルックリン出身のブリッグス(少年時代、近所に住んでいたマイク・タイソンに会ったことがあるという)。17歳でボクシングを始める。アマチュアでも活躍したが、コブシの負傷でオリンピックには出場ならず。プロ入り後はこれまで29勝(24KO)1敗。個性的な髪型でも注目を集めている。フォアマンは大ベテランで、70年代に世界王者だった男。カムバックして何と90年代に世界王者に返り咲き。アトランチックシティで行われた個性派ブリッグスと「伝説の男」フォアマンの対決。フォアマンが重いジャブで攻め、ブリッグスはジャブで応戦するパターン。判定は2-0。ダウンシーンは無し。パンチの正確さと重さはフォアマンだったような気がするが、ブリッグスの手数が評価されたらしい。最終ラウンド終了後、サングラスをかけたフォアマン(似合ってない)。これがラストファイトとなった。)
②レノックス・ルイス 5R KO シャノン・ブリッグス
(WBC世界ヘビー級タイトル戦、1998年)
ブリッグス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
ルイス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
4R:右フック、右ストレートで2度、ブリッグスがダウン
5R:右ストレートでブリッグスがダウン
(感想:ルイスがタイトル防衛。フォアマンに勝ったブリッグスの次の試合はルイスへの挑戦(世界初挑戦)。王者ルイスはオリンピック金メダル、プロでは世界ヘビー級王座を獲得した強打者。驚異的な強さの右ストレートが武器。オリバー・マッコールに「ドカン」と倒されて一度は王座を失ったが、奪回し、防衛を続けている。アトランチックシティで行われた注目の一戦。右ストレート狙いでスタートの両者。左フックでグラついたルイスにブリッグスがラッシュ(1R)。左フックを決めたことでフック攻撃が中心になるブリッグス。ルイスは左ジャブからの右ストレート(得意パターン)。4R、ブリッグスが二度のダウン。5R、右ストレートでブリッグスがダウン。とどめを刺そうと連打するルイス。ブリッグスが左フックを空振りして転倒。ここでレフェリーが試合を止めた。最後は空振りで試合終了。しかしダウンを食った右パンチはどれも強烈なもの。効いていたから止められた、ということか。)
③シャノン・ブリッグス 7R KO レイ・マーサー
(ヘビー級戦、2005年)
ブリッグス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
マーサー:左ジャブ、右ストレート、左フック
7R:右フックでマーサーがダウン
(感想:ブリッグスが元WBO王者マーサーと対戦。マーサーがWBO世界ヘビー級王座を剥奪されたのは92年。全盛を過ぎ、マーサーは丸っこい顔に。背中には「GOLDEN PALACE COM」という文字(広告収入?)。パンチもジャブぐらいしか出ない。ブリッグスはジャブと連打。7R、マーサーが攻めたところロープ際でバランスを崩し、ブリッグスがマーサーをかかえるようにして右フックを連発。マーサーがダウンしてKO。なんかスッキリしない倒し方(反則っぽい感じも)。髪型もKOシーンも個性的なブリッグス。後にWBOタイトルを獲得。しかし、初防衛に失敗。王者としては長く活躍できず。個性的ではあったが、隙が多いファイティングスタイルだったのが原因と思われる。)
George Foreman vs. Shannon Briggs」
②「WBC World Heavyweight Title
Lennox Lewis vs. Shannon Briggs」
③「Heavyweight
Ray Mercer vs. Shannon Briggs」
ジョージ・フォアマン(George Foreman)のページ
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