イスラエル・コントレラス(ベネズエラ)
身長 cm:オーソドックス(右構え)
①イスラエル・コントレラス 1R KO ウィルフレド・バスケス
(J・フェザー級戦、1990年)
コントレラス:左ジャブと右ストレート
バスケス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
1R:右フックでバスケスがダウン
(感想:ベネズエラのコントレラス。デビュー以来、無敗でカオサイ・ギャラクシーのWBA世界J・バンタム級王座に挑戦したが5RでKO負け。再起して連勝。新興団体WBOの初代バンタム級王者に。あのバスケス(プエルトリコ)とノンタイトル戦で勝負。当時バスケスはWBA世界バンタム級タイトルを失ったばかり。強打者同士。どんな試合になるか? マイアミで行われた一戦。コントレラスが速いジャブとストレート。1R終了間際、右フックでバスケスがダウン。完全KO。すごいパンチだった。こんなひどい敗北があったにもかかわらず、バスケスは後に三階級制覇を達成。)
(WBA世界バンタム級タイトル戦、1991年)
コントレラス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
エスピノサ:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
2R:連打、左フックで2度、コントレラスがダウン
5R:連打、左フックで2度、エスピノサがダウン
(感想:コントレラスがタイトル獲得。エスピノサに挑戦するためにWBO王座を返上したコントレラス。王者エスピノサはフィリピンの強打者。キレと伸びのあるジャブ、右ストレートを武器とする選手で、これが三度目の防衛戦。フィリピンのケソン市で行われた試合。ジャブとフットワークのエスピノサを強打で追うコントレラス。しかし、2Rに二度のダウン。それでも前進するコントレラス。5Rに逆転のダウンを奪う。うずくまったエスピノサは立てなかった。共にハードパンチャーではあるが、打たれ弱さがある。そのためスリリングな試合になった。減量苦のエスピノサは階級を上げ、後、WBC世界フェザー級王座獲得、二階級制覇。)
(WBA世界バンタム級タイトル戦、1992年)
コントレラス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
クック:右ジャブ、左ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
5R:連打でコントレラスがダウン
(感想:クックがタイトル獲得。ラスベガスで行われたコントレラスの初防衛戦。挑戦者クックはサウスポー。デビュー以来、連戦連勝で全米バンタム級王座を獲得したが、フィリピンのダドイ・アンデュハルに初黒星(アンデュハルは後、ビクトル・ラバナレスのWBC世界バンタム級王座に挑戦して判定負け)。再起してこのチャンスを得た。あまり打たれ強くないクックはジャブとフットワークで距離を取る。コントレラスは強打で迫る。5R、クックの左ストレートでグラついたコントレラス。連打されダウン。一気にKOされてしまった。初防衛に失敗したコントレラス。カオサイには5RでKO負け(カオサイもサウスポー)。エスピノサには5RでKO勝ち。そしてクック戦での5RKO負け。「5R」に縁があるボクサー(なぜだろう?)。その後、1995年のジョニー・バスケス戦では勝利したが強いダメージを受け、それが最後の試合に。引退後はメル・ギブソンの『アポカリプト』(2006年)に出演したらしい。)
Israel Contreras vs. Wilfredo Vazquez」
②「WBA World Bantamweight Title
Luisito Espinosa vs. Israel Contreras」
③「WBA World Bantamweight Title
Israel Contreras vs. Eddie Cook」
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