2020年7月15日水曜日

アーロン・デイヴィス(Aaron "Superman" Davis)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

WBA世界ウェルター級王者。スーパーマン、デイヴィス。ルイス・サンタナ戦、マーク・ブリーランド戦、ホルヘ・マイソネット戦を紹介します。

アーロン・デイヴィス(Aaron "Superman" Davis)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

アーロン・デイヴィス(アメリカ)
身長178cm:オーソドックス(右構え)

アーロン・デイヴィス 12R 判定 ルイス・サンタナ
(WBCアメリカ大陸ウェルター級王座決定戦、1989年)
デイヴィス:左ジャブ、右ストレート、左フック
サンタナ:左ジャブ、右ストレート、左フック
(感想:デイヴィスがタイトル獲得。ニューヨーク・ブロンクス出身のデイヴィス。父と兄もボクシングをやっていたという。ニックネームは「Superman」。誰とでも戦う気の強さと腕っぷしからそう呼ばれるようになったらしい。アマチュアで優秀な成績(タイトルも獲得)。プロ入り後は、これまで全勝。元々、左利きらしく、左のパンチが得意。サンタナは後にテリー・ノリスから反則勝ちでWBC世界J・ミドル級王座を獲得して有名になる男。パワーのあるジャブ、左フックを打つデイヴィス。サンタナはパンチにキレはないが、なかなかしぶとい。判定は3-0。ダウンシーンは無し。派手な赤いトランクスが結構カッコいいデイヴィス。左フックの連打に迫力があった。)

アーロン・デイヴィス 9R KO マーク・ブリーランド
(WBA世界ウェルター級タイトル戦、1990年)
デイヴィス:左ジャブ、右ストレート、左フック
ブリーランド:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
3R:連打でブリーランドがダウン
9R:右フックでブリーランドがダウン
(感想:デイヴィスがタイトル獲得。全勝のまま、デイヴィスが世界初挑戦。王者ブリーランドは日本でも防衛戦をやったことで日本のファンにもその強さはおなじみ。一度はマーロン・スターリングに敗れて王座を失ったが、決定戦で王座奪回(ブリーランドは二度WBA世界ウェルター級王者になったが、いずれも決定戦で王座獲得)。スラリと背が高いブリーランドが鋭いジャブを飛ばす。懐に飛び込もうとするデイヴィス。1Rからデイヴィス得意のジャブ、左フックがヒットしてブリーランドがグラつく。3R、連打でブリーランドがダウン。しかしデイヴィスは目の腫れと出血がひどくなっていく。8R、ブリーランドが強烈な連打。9R終了寸前、右フックがカウンターとなってブリーランドがダウン、KO。デイヴィスが衝撃のKO勝利。ただ、勝ったがかなりの負傷。ブリーランドは序盤から足元がおぼつかない感じだった。1Rにジャブが効いて、最後までそれが影響したのだろう。結局、ブリーランドはこれが最後の世界戦となった。)

アーロン・デイヴィス 6R KO ホルヘ・マイソネット
(ウェルター級戦、1990年)
デイヴィス:左ジャブ、右ストレート、左フック
マイソネット:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
3R:連打でデイヴィスがダウン
6R:連打、左アッパーで2度、マイソネットがダウン
(感想:WBA王者デイヴィスのノンタイトル戦。マイソネットはプエルトリカン。サイモン・ブラウンのIBF世界ウェルター級タイトルに挑戦してKO負けした後は負けが込んでいる。似たタイプの二人。マイソネットが積極的に連打。3R、連打でデイヴィスからダウンを奪う。しかしパワーで押し返すデイヴィス。6R、連打でスタンディングダウンを奪い、最後は左アッパーで逆転勝ち。世界王者にしては不安定な試合ぶりだったデイヴィス。動き、ジャブのキレがもう一つだったような印象。この後、デイヴィスはブリーランドから奪ったタイトルの初防衛戦をメルドリック・テーラーと行ったが、判定で王座陥落。後、フリオ・セサール・バスケスのWBA世界J・ミドル級王座に挑戦したが敗北。その後もリングに上がり続けたが世界王座返り咲きならず。「Superman」というほど活躍できなかったが、ブリーランドをKOしたシーンはファンは記憶し続けるだろう。)

①「WBC Continental Americas Welterweight Title
Aaron Davis vs. Luis Santana」
②「WBA World Welterweight Title
Mark Breland vs. Aaron Davis」
③「Welterweight
Aaron Davis vs. Jorge Maysonet」

マーク・ブリーランド(Mark Breland)のページ
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メルドリック・テーラー(Meldrick Taylor)のページ
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フリオ・セサール・バスケス(Julio Cesar Vasquez)のページ

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