マイケル・ナン(アメリカ)
身長185cm:サウスポー
①マイケル・ナン 2R KO カーチス・パーカー
(北米ミドル級タイトル戦、1988年)
ナン:右ジャブと左右フック
パーカー:右フック
(ダウンシーン)
2R:左アッパーでパーカーがダウン
(感想:アイオワ州出身のナン。ニックネームが「セカンド・トゥ・ナン」(「並ぶ者ナシ=最強」の意)。84年のロス五輪ではミドル級で出場を目指したが、バージル・ヒルに敗れ、出場ならず。気持ちをすぐに切り替えてプロ転向。連戦連勝。アレックス・ラモスに勝利してカリフォルニア州ミドル級タイトル獲得、ダーネル・ノックスに勝利して北米ミドル級タイトル獲得。パーカー戦は北米タイトルの二度目の防衛戦。パーカーは実力者。見た目の感じがジョー・フレージャーなファイター。前に出るが、ナンの懐の深さに特に何もできず。2R、低い体勢のパーカーにナンがキレイなアッパー、KO。背の高い変則的なサウスポーのナン。世界獲りに一歩前進。)
(IBF世界ミドル級タイトル戦、1988年)
ナン:速い右ジャブと左右フック
テート:左ジャブと右ストレート
(ダウンシーン)
8R:ボディへの左フックでテートがダウン
(感想:ナンが初の世界タイトル獲得。王者テートは84年のロス五輪ライトミドル級金メダリスト。マイケル・オラジデを決定戦で下してIBF王座獲得。ナンとしては世界王座を奪うだけではなく、自身が金メダリストよりも優れているということを証明したいところ。ナンの手数にやりにくそうなテート。ナンは相手の頭を押さえて打ち反則をとられるなどしたが(7R)、8Rにボディへの左フックでテートをダウンさせ、最後は連打でレフェリーストップ。ナンが手数で勝利。ハグラーのような重厚さには欠けるが、いざとなれば打ち合う度胸のある選手であることを証明。テートは金メダリストにしては器用さに欠けていた。それならばもっと一貫した攻めをすべきだったのでは? という印象が残った。)
(IBF世界ミドル級タイトル戦、1989年)
ナン:右ジャブ、左ストレート、左フック
カランベイ:左ジャブと右ストレート
(ダウンシーン)
1R:左フックでカランベイがダウン
(感想:ナンがタイトル防衛。カランベイはマイク・マッカラムに勝ったこともある選手で、WBA世界ミドル級王者。IBF王者ナンと注目の王座統一戦、となるはずだったが、この試合の前にカランベイの王座は剥奪された(WBAは統一戦を認めないのが基本)。速い右ジャブと左ストレートで前に出るナン。カランベイはナンの周りを回るように左ジャブと右ストレート。そしてカウンターの左フック。倒れたカランベイ。立てず。実に意外な結末。一撃であっけなく終わってしまった。鮮やかに勝ったナンは「ミドル級ナンバーワン」を証明。この後スーパースターになるはずだったが・・・。)
Michael Nunn vs. Curtis Parker」
②「IBF World Middleweight Title
Frank Tate vs. Michael Nunn」
③「IBF World Middleweight Title
Michael Nunn vs. Sumbu Kalambay」
カーチス・パーカー(Curtis Parker)のページ
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フランク・テート(Frank Tate)のページ
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スンブ・カランベイ(Sumbu Kalambay)のページ
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