2025年12月27日土曜日

オニール・ベル(O'Neil Bell)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

クルーザー級王座戦。「ベル vs. ウォルトン、ウィリアムス(再戦)」「シオネ・アシペリ vs. バーンズ」ほかを紹介します。


オニール・ベル(ジャマイカ)

身長183cm:オーソドックス(右構え)


オニール・ベル 10R TKO ジェームス・ウォルトン

(北米クルーザー級王座決定戦、2001年1月)

オニール・ベル(O'Neil Bell)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ベル:左ジャブ、右ストレート、フック   

ウォルトン:左ジャブ、右ストレート、フック   

(感想:ベル(26歳)はジャマイカ出身の黒人。これまで13勝(13KO)1敗。デビュー二戦目でKO負けしたが、以降は連勝。直前の試合ではNBA王座(クルーザー級)を獲得している。ウォルトン(29歳)はオハイオ州クリーブランド出身の黒人で、ニックネームは「ハリケーン」。17勝(10KO)1分。これが初のタイトル戦。ミシシッピ州ビロクシでの一戦。両手をやや前に出す構えの両者。ジャブ連打。ベルはワンツー、ウォルトンは左フック。重量級にしては軽めのボクシング。攻めるベル、応戦するウォルトン。左ボディ打ちなど手数で試合をリードするベルだが、4Rにバッティングでカット。接近戦では互いにフック、クリンチ。9R、ベルが右フック、連打で攻勢。10R、ウォルトンがロープ際で連打されたところでレフェリーストップ(ダウンシーンは無し)。攻めの姿勢でベルが勝利。しかし、ややガチャガチャした打ち合いだった試合。共に接近戦では良いパンチを打っていたが、流れるようなテンポの良い攻め方ではなかった。その後のウォルトン。ペンシルベニア州王座戦(クルーザー級)、WBOアジア王座戦(ヘビー級)に敗北するなど勝ったり負けたり。王座には縁が無かった。)


オニール・ベル 8R TKO アーサー・ウィリアムス

(全米クルーザー級王座決定戦&北米クルーザー級タイトル戦、2002年11月)

オニール・ベル(O'Neil Bell)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ベル:左ジャブ、右ストレート、フック   

ウィリアムス:左ジャブ、右ストレート、フック   

(ダウンシーン)

1R:右ストレートでベルがダウン

8R:右フック連打でウィリアムスがダウン

(感想:ベルがタイトル獲得&防衛。ウォルトン戦後、北米王座を守り続けるベル。ウィリアムス相手に11RでのTKOで王座防衛。再戦が行われることになり、ベルの北米王座と空位の全米王座を懸けたダブルタイトルマッチに。ウィリアムスはフロリダ州ペンサコーラ出身の黒人で、ベテラン。オーリン・ノリスのWBA世界クルーザー級王座に挑戦して二連敗。IBF世界クルーザー級王座を獲得したが、初防衛ならず。一定の実力はあるが、不安定なところがある。ラスベガスでの一戦。1R、互いにジャブ、ワンツー、フック。前に出るベル、応戦するウィリアムス。攻めるベルだが、右ストレートを食って不覚のダウン。その後も攻めるベル。しかし、パンチがやや軽め。ウィリアムスは腕力を使う打ち方で、流れるような攻撃ができない欠点(パンチを振るってはまた距離を取ってリセット)。7R、ウィリアムスの左フックがヒット。しかし、このチャンスを欠点のため生かせず。8R、右フック連打でウィリアムスがダウン。立ったが、コーナー付近で連続して打たれたところでレフェリーストップ。ベルがやや強引に勝利。パンチの打ち方がもう一つだった印象。ウィリアムスは以前から変わらない。強いフックを効果的に使えないもとかしさ。その後の二人。ウィリアムスは勝ったり負けたり後、北米王座獲得。しかし、初防衛ならず。ベルは連勝でIBF世界クルーザー級王座獲得。ジャン・マルク・モルメクに勝利してWBA・WBC王座も獲得。しかし、モルメクとの初防衛戦で判定負け。再起戦にも敗北し、事実上のキャリア終了。引退後の2015年11月25日、アトランタで強盗に遭い、死去(40歳)。)


シオネ・アシペリ 8R KO ジャメル・バーンズ

(IBAクルーザー級アメリカス王座決定戦、2001年6月)

オニール・ベル(O'Neil Bell)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

アシペリ:左ジャブ、右ストレート、フック   

バーンズ:左ジャブ、右ストレート、フック

(ダウンシーン)

8R:右フックでバーンスがダウン

(感想:アシペリがタイトル獲得。アシペリ(27歳)はトンガ国籍で、主戦場はアメリカ。これまで18勝(7KO)3敗2分。NABO王座(クルーザー級)を獲得したが、ジョニー・ネルソンのWBO王座への挑戦は判定負け。再起三戦目で、この王座戦。バーンズ(26歳)はニューヨーク州ロチェスター出身の黒人で、14連勝(4KO)。これが初のタイトル戦。ミシシッピ州トゥニカでの一戦。デビッド・トゥアにソックリなアシペリ(打ち方、後ろ姿など)。開始から接近してフック攻撃。バーンズは基本的に距離を取ってジャブで戦いたいようで、アシペリの前進を持て余す。接近戦。打ち合い、もみ合い、クリンチ。アシペリは左ボディ打ち、右フックに強さ。バーンズは右ストレートからの左フック、右カウンター、右アッパーに良さ。相手の勢いに押されるバーンズ。6R終了後、バーンズが思わずパンチを出してしまうハプニング。7R、右フックでバーンスのマウスピースが落下。アシペリは左目が腫れるダメージ。8R、強烈な右フックでバーンスがうつぶせにダウン。立てず、KO。アシペリがひたすら攻めの姿勢で勝利。重量級らしいタフネス&フックの豪快さがあった。バーンズはボクサータイプ。接近してくるアシペリを上手くさばけなかった。その後の二人。バーンスは再起戦にも敗れて不調。NABO王座(クルーザー級)を決定戦で獲得したが、三連敗。その後もリングに上がり続けたが、地域王座戦に敗れるなど負けが多くなっていった。アシペリは全く意外なことにジェームス・トニー、ギレルモ・ジョーンズ、ダネル・ニコルソンらを相手に全敗。二度目の世界戦は無かった。)


マット・ゴドフリー 10R 判定 デリク・ブラウン

(北米クルーザー級タイトル戦、2007年8月)

オニール・ベル(O'Neil Bell)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ゴドフリー:左ジャブ、右ストレート、フック   

ブラウン:左ジャブ、右ストレート、フック   

(感想:ゴドフリーがタイトル防衛。ロード・アイランド州プロビデンス出身の黒人ゴドフリー(26歳)。ニックネームは「Too Smooth」。アマチュアで活躍(大会での優勝経験も)。プロ入り後、これまで15連勝(9KO)。WBCアメリカ王座、NABA王座、WBC米大陸王座、NABF王座(全てクルーザー級)獲得しており、残すターゲットは世界王座のみ、といった状況。挑戦者ブラウン(30歳)はニューヨーク出身の黒人で、ニックネームは「D-Train」。トレーナーはあのクリスティ・マーティン(美女系ボクサー。女子ボクシングのパイオニアのような存在)。13勝(11KO)2敗3分。このところ二連続引き分けで、これが初のタイトル戦。ロード・アイランド州リンカーンでの一戦。共にガードを上げて慎重姿勢でジャブ。ゴドフリーは左フックを当てるなど左の器用さがある。スキンヘッドのブラウンは力を込めたワンツー。パワーではゴドフリーを上回る。互いにディフェンス。細かく当てるテクニックでポイント上、ややゴドフリーがリードか? 10R、ブラウンがパワフルな右フックで攻める。10R終了。判定はジャッジ二人が僅差の3-0(ダウンシーンは無し)。ゴドフリーがテクニックで勝利。確かに動きは「スムース」だったが、パワーの点では重量級にしては物足りない。ブラウンはもったいない。最終10Rに見せた右フックを最初から使って欲しかったところ。その後の二人。ブラウンは再起戦でNABO王座(クルーザー級)に挑戦したが、これも判定負け。後、ブランクを作りながらリングに上がったが、全敗。意外なほど活躍できなかった。ゴドフリーの次の試合はドイツでのWBC王座挑戦者決定戦。これに判定負け、初黒星。北米王座を防衛後、マルコ・フックのWBO王座に挑戦したが、KO負け。結局、世界王者にはなれなかった。)


①「vacant NABF Cruiserweight Title

O'Neil Bell vs. James Walton」

②「vacant USBA Cruiserweight Title & NABF Cruiserweight Title

O'Neil Bell vs. Arthur Williams」

③「vacant IBA Americas Cruiserweight Title

Sione Asipeli vs. Jermell Barnes」

④「NABF Cruiserweight Title

Matt Godfrey vs. Derrick Brown」


特集:IBF世界クルーザー級王者のページ

アーサー・ウィリアムス、イマム・メイフィールド、ワシリー・ジロフ

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ジャン=マルク・モルメク(Jean-Marc Mormeck)のページ

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マルコ・フック(Marco Huck)のページ 

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