2025年2月13日木曜日

ザック・パディーリャ(Zack Padilla)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

WBO世界J・ウェルター級王者。番狂わせで王者に。カルロス・ゴンザレス戦、レイ・オリベイラ戦ほかを紹介します。

ザック・パディーリャ(Zack Padilla)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ザック・パディーリャ(アメリカ)

身長 cm:オーソドックス


ザック・パディーリャ 12R 判定 カルロス・ゴンザレス

(WBO世界J・ウェルター級タイトル戦、1993年)

パディーリャ:左ジャブ、右ストレート、フック

ゴンザレス:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:パディーリャがタイトル獲得。カリフォルニア州ロサンゼルス出身のパディーリャ。ニックネームは「Zack Attack」(ちょっとカッコいい)。年齢は30。これまで16勝(10KO)1敗1分。後のWBA世界ウェルター級王者ジェームス・ペイジに判定勝ち、元世界王者ロジャー・メイウェザーに判定勝ち。王者ゴンザレス(20歳)はメキシコの有望選手。戦績が素晴らしく、何と36戦全勝(33KO)。決定戦で元IBF世界ライト級王者ジミー・ポールを軽く始末して王座獲得。直前の試合では強打者トニー・バルタザーを1RでKOして王座防衛。当時、全勝だったフリオ・セサール・チャベスと並ぶ存在。ラスベガス「Thomas & Mack Center」での一戦(「ジョージ・フォアマン vs. トミー・モリソン」のWBO戦、「オスカー・デラ・ホーヤ vs. トロイ・ドーシー」が行われた興行)。後ろ髪を伸ばして束ねているパディーリャ(普段はロン毛をなびかせている?)。足をリズミカルに使って相手から距離を取り、速いジャブ。ゴンザレスはジリジリと前進。ワンツー、左右フック。斜め下からのフック連打に迫力があるが真っ直ぐ攻めるクセがあり、ディフェンスに甘さ。しかも、動きのスピードに欠ける。互いのパンチがヒット。ディフェンスしながらジャブ中心のパディーリャはスピードで勝負。ゴンザレスはパンチの重さで勝負。6Rにちょっとしたハプニング。レフェリー(リチャード・スティール)が落下したゴンザレスのマウスピースをパディーリャのものと間違える(でも表情は冷静)。7R、パディーリャの右カウンターがヒット。8Rにはジャブ、9Rには連打でゴンザレスのマウスピースが落下。その後も隙を狙うパディーリャ、重いパンチのゴンザレス。12R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。パディーリャの正確なパンチが評価されたらしい。当時、個人的にガッカリした試合。全勝のゴンザレスが良い勝ち方をして名のある相手と次々に戦っていくのだろうと期待していたが、それが台無しに。スピード、ディフェンスに問題があったゴンザレス。パディーリャは上手く相手に対処した。その後、ゴンザレスはこのWBO王座を奪回(1998年)。しかし、ランドール・ベイリーに初防衛戦で1RでKO負け、王座陥落。チャベスのように活躍することはなかった。) 


ザック・パディーリャ 12R 判定 レイ・オリベイラ

(WBO世界J・ウェルター級タイトル戦、1993年)

パディーリャ:左ジャブ、右ストレート、フック

オリベイラ:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:パディーリャがタイトル防衛。イタリアでエフレン・カラマティ相手に初防衛に成功したパディーリャ。二度目の相手オリベイラはマサチューセッツ州出身。これまで20勝(9KO)3敗。デビューから連勝。ローカル王座獲得。しかし、二連敗。負けて一層努力したのだろう。実力者トレーシー・スパンに勝利してIBFインターコンティネンタル王座(J・ウェルター級)獲得。そしてこの初の世界挑戦。コネチカット州での一戦。共にリズミカルな動きからジャブ、ワンツー、左フック。パディーリャがカルロス・ゴンザレス戦とは異なり、攻めの姿勢。オリベイラは腕力がありそうな強いパンチ、メキシカンのような伸びる左フックを持っているが、距離を取って受け身。接近戦では互いにフック、ボディ連打。6R、パワフルなフックで攻めるオリベイラ。しかし、ディフェンスの差によりヒットするのはパディーリャのパンチ。最終12Rも攻めるオリベイラ。12R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。パディーリャがディフェンスと隙を突くパンチで競り勝った。オリベイラは残念。距離を取ったり、攻めたり。中途半端な試合運びだった印象。その後のオリベイラ。再起戦でジェイク・ロドリゲスのIBF王座に挑戦したが、これも判定負け。その後も北米王座(J・ウェルター級)、IBU王座(ウェルター級)を獲得するなど多くの試合をこなしたが、メジャー団体の世界王座戦はロドリゲス戦が最後となった。)


ザック・パディーリャ 12R 判定 ファン・ラポルテ

(WBO世界J・ウェルター級タイトル戦、1994年)

パディーリャ:左ジャブ、右ストレート、フック

ラポルテ:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:パディーリャがタイトル防衛。四度目の防衛戦。これまで40勝(22KO)14敗の挑戦者ラポルテはプエルトリカンで元WBC世界フェザー級王者。世界戦の経験が実に豊富でタフ。サルバドル・サンチェス、エウセビオ・ペドロサ、ウィルフレド・ゴメス、フリオ・セサール・チャベス、アズマー・ネルソンらと戦ってきた。ロサンゼルス「オリンピック・オーディトリアム」での一戦。互いにダッキングしながらジャブ。スキンヘッドで「ハグラー化」したラポルテは右ストレート、フックにパワー。接近戦。もみ合うような打ち合い。時折強い右を当てるラポルテだが、この試合でもパディーリャのディフェンスが功を奏す。KOするようなパワーはないが、パディーリャがオリベイラ戦のときのように隙を突くパンチを入れていく。次第にキツくなってきたのかラポルテは距離を取ろうとする。手数、攻めの姿勢でパディーリャ優勢。10R終了後、ラポルテが棄権。パディーリャがスタミナ&ディフェンスで勝利。ラポルテはパワーとタフネスがあったが、ピークを過ぎていた。その後の二人。ラポルテはこれで引退したが、カムバック。二連敗で完全に終了。パディーリャはラポルテ戦がラストファイト。王者のままカッコ良く(?)引退。世界王者としてはマイナーな存在だったが、有望株カルロス・ゴンザレスを大きな興行で下したことで記憶に残る男である。)


①「WBO World Super Lightweight Title

Carlos Gonzalez vs. Zack Padilla」

②「WBO World Super Lightweight Title

Zack Padilla vs. Ray Oliveira」

③「WBO World Super Lightweight Title

Zack Padilla vs. Juan Laporte」


カルロス・ゴンザレス(Carlos "Bolillo" Gonzalez)のページ

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ファン・ラポルテ(Juan Laporte)のページ 

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