WBA世界クルーザー級王者。クレイグ・ボジアノスキー戦、タオウフィック・バルボーリ戦、デビッド・トゥア戦を紹介します。
ロバート・ダニエルズ(アメリカ)
身長180cm:オーソドックス
①ロバート・ダニエルズ 12R 判定 クレイグ・ボジアノスキー
(WBA世界クルーザー級タイトル戦、1990年)
ダニエルズ:左ジャブ、右ストレート、フック
ボジアノスキー:左ジャブ、右ストレート、フック
(感想:ダニエルズがタイトル初防衛。フロリダ州マイアミ出身のダニエルズ(21歳)。ニックネームは「Preacherman」(由来は不明。信心深い?)。「筋肉マン」タイプの体型で、これまで21勝(20KO)1敗。デビュー三戦目で判定負け。フロリダ州王座(クルーザー級)獲得。フランスで元王者ドワイト・ムハマド・カウイと決定戦を行い、WBA王座獲得。ボジアノスキー戦は初防衛戦となる。WBA9位の挑戦者ボジアノスキー(29歳)は24勝(19KO)3敗1分。イリノイ州の白人で「義足ボクサー」。シカゴでプロデビュー後、好調だったがバイク事故で片足を失う。義足を着けてキャリア続行。イリノイ州王座(ヘビー級)獲得。しかし、イリノイ州王座戦(クルーザー級)で後の世界王者アルフォンソ・ラトリフに敗北。ラトリフには再戦でも敗北。後の世界王者ジェームス・ワーリングにも敗北。実力はあるが、ハンデもあって実力者には微妙に及ばない状況。シアトルでの一戦。共にガッチリした身体。ダニエルズは星条旗、ボジアノスキーは赤のトランクス。パワーがありそうな身体のダニエルズは意外にも距離を取ってジャブを使うタイプ。ボジアノスキーは足が影響しているのか、あまりパワーが感じられない細かい打ち方。互いに器用さを見せ、右ストレート、左フック。接近戦では左右フック。ダニエルズが右アッパー、ボジアノスキーは左ボディ打ち、左アッパー。パワー、パンチの正確さでダニエルズが優勢。右アッパーからの左フックといったコンビネーションも強烈。打たれるボジアノスキーは打ち返すが、ブロックされる。12R終了。判定は大差の3-0(ダウンシーンは無し)。ダニエルズはパワーがある。しかし、慎重。KOを狙うような攻めは少な目だった。ボジアノスキーはよく頑張ったが、及ばず。その後、ボジアノスキーは中堅選手を相手に負け無しでキャリア終了。引退後は建設作業に従事したり、プロのシェフになったり。平穏な暮らしをしていたようだが、2013年に睡眠中に死去。52歳。)
②ロバート・ダニエルズ 12R 引分 タオウフィック・バルボーリ
(WBA世界クルーザー級タイトル戦、1990年)
ダニエルズ:左ジャブ、右ストレート、フック
バルボーリ:左ジャブ、右ストレート、フック
(感想:ダニエルズがタイトル防衛。二度目の防衛戦。挑戦者バルボーリはチュニジア出身でフランス国籍。元WBA王者。ケガのため王座を返上し、その王座をダニエルズがカウイとの決定戦で勝利して獲得した経緯がある。王座奪回なるか、といったところ。スペイン・マドリードでの一戦。似たタイプの二人。中間距離でジャブ、右ストレート、左フック。力強い打ち方。ダニエルズが接近してボディ連打。バルボーリはワンツーからの左フックに強さがあるが、受け身。10R、バルボーリがパワフルな右ストレートからの左フック。ダニエルズはクリンチ。その後、打ち合いが続いて12R終了。判定はドロー(ダウンシーンは無し)。惜しかったバルボーリ。序盤から積極的に手数を出せば勝てたのでは? これが最後の試合に。)
③デビッド・トゥア 3R TKO ロバート・ダニエルズ
(全米ヘビー級&IBFインターコンチネンタル・ヘビー級タイトル戦、2000年)
ダニエルズ:左ジャブ、右ストレート、フック
トゥア:左ジャブ、右ストレート、フック、右アッパー
(ダウンシーン)
1R:フック連打でダニエルズがダウン
2R:右アッパーでダニエルズがダウン
3R:左フックでダニエルズがダウン
(感想:トゥアがタイトル防衛。三度目の防衛戦でボビー・チェズに2-1で敗れてWBA世界クルーザー級王座を失ったダニエルズ。その後、全米クルーザー級王座に挑戦して敗北。意外なことに「マイナー路線」に。IBA王座、IBO王座(いずれもクルーザー級)獲得、返上。ヘビー級のローレンス・クレイ・ベイに判定負け。その再起戦でトゥアとタイトル戦。これまで39勝(32KO)4敗1分1NC。36勝(31KO)1敗の王者トゥアはサモア出身で国籍はニュージーランド。身長はヘビー級にしては低いが(178cm)、マイク・タイソン風のパワフルな攻撃が売りのファイター。デビューから連戦連勝だったが、判定で初黒星。その後、連勝。ハシム・ラクマンを破り、二つの王座獲得。ダニエルズと防衛戦。ラスベガスでの一戦。民族衣装&爆発頭のトゥア。会場には熱心なファン&民族の音楽。セコンドにはロニー・シールズ(日本で浜田剛史の世界王座に挑戦)。試合は一方的。開始から接近してパワフルなパンチを振るうトゥア。左のガードを下げた構えからジャブ、右ストレート、相手をロープ際に追い込んで左右フック、右アッパー。フック連打でダニエルズがダウン。2Rには右アッパー、3Rは左フックでダウン。ヒザをキャンバスに着いたままのダニエルズを見てレフェリー(ジョー・コルテス)は試合を止めた。トゥアがヘビー級のパワーを見せつけて快勝。元世界王者ダニエルズは単なる「いけにえ」になってしまった。その後の二人。トゥアは次の試合でレノックス・ルイスの世界ヘビー級王座に挑戦したが、判定負け。その後も多くの試合をしたが、意外なことに世界挑戦はルイス戦のみ。ダニエルズはマイナー路線で活躍。「WBFスーパークルーザー級王座」なるタイトルなどを獲得。やや地味な選手だったが、パンチには強いものがあった。もう少し「倒しに行くボクシング」を意識して欲しかったところ。)
①「WBA World Cruiserweight Title
Robert Daniels vs. Craig Bodzianowski」
②「WBA World Cruiserweight Title
Robert Daniels vs. Taoufik Belbouli」
③「USBA Heavyweight Title & IBF Inter-Continental Heavyweight Title
David Tua vs. Robert Daniels」
ボビー・チェズ(Bobby Czyz)のページ
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デビッド・トゥア(David Tua)のページ
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