腕っぷしで勝負する長身のヘビー級。アレックス・スチュワート戦、リカルド・ケネディ戦、ジェームズ・ワーリング戦を紹介します。
デリク・ローディ(アメリカ)
身長198cm:オーソドックス(右構え)
①アレックス・スチュワート 6R TKO デリク・ローディ
(ヘビー級戦、1994年)
ローディ:左ジャブ、右ストレート、左フック
スチュワート:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
5R:左アッパーでローディがダウン
6R:右ストレートで3度、ローディがダウン
(感想:カンザス州のヘビー級ローディは長身選手。デビュー以来、全勝だったがTKO負けで初黒星。その再起戦にも敗れるなどブレーキが掛かった状況。スチュワートは英国生まれの強打者。デビュー以来、全試合KO勝ちだったが、イベンダー・ホリフィールドにTKO負けで初黒星。その後もマイク・タイソンに1Rで仕留められるなど、ヘビー級の層の厚さに苦闘してきた。ローディ戦はホリフィールドとの再戦に敗れた再起戦となる。テキサス州サウス・パドリー・アイランドでの一戦。黒地に星条旗のトランクスのローディ(カッコいい)。スチュワートは黒一色。ジャブを丁寧に当てていくスチュワート。キレイなワンツーを打つ。ローディは様子見で手数が少な目であるが、パワーのある右ストレート、左フック、左ボディ打ちを見せる。3R、ローディが右アッパーからの左フックコンビネーション。しかし、試合の流れはジャブで先手を取るスチュワート。5R終了間際、右フックからの左アッパーでローディがダウン。6Rに右ストレートでローディが三度ダウンして終了。KO勝ちが多いスチュワートだが、腕力で強引に制圧するタイプではない。当てる巧さを見せて快勝。ローディは良いパンチを持っているが、攻めるリズムが良くなかった。)
②デリク・ローディ 2R TKO リカルド・ケネディ
(ヘビー級戦、1996年)
ローディ:左ジャブ、右ストレート、フック
ケネディ:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
1R:左フック、右フックで2度、ローディがダウン
2R:右ストレート、右ストレート、右アッパー、右アッパーで4度、ケネディがダウン
(感想:腕力自慢のヘビー級対決。これまで17勝(14KO)6敗のローディ。スチュワート戦後、ジョン・ルイス(後、世界王者に)とWBCインター王座を決定戦で争って敗れるなど調子はイマイチ。ケネディは10勝(10KO)1敗1分。アトランチックシティでの一戦。1R、共にジャブ。攻める姿勢のケネディ。ローディは距離を取る。いきなり出したケネディの左フックでローディがダウン。右ストレート、左右フックで攻めるケネディ。右フックでローディが二度目のダウン。しかし、2R。右ストレートでケネディが二度ダウン。それでもケネディはフックでパワフルに反撃するが、右アッパーで三度目。四度目も右アッパー。ケネディは立ったが、レフェリーは試合をストップした。実にパワフルな打撃戦が見られた試合。共に中堅どころではあるが、ヘビー級はやっぱり凄い(軽量級とは大違いの迫力)。ローディは右ストレート、右アッパー、ケネディは打ち下ろすような右フックが特に印象的だった。その後のケネディ。WBOのインター王座に挑戦したり、ビタリ・クリチコと対戦して敗北したり。実力はあったが、最後は連続KO負けでキャリアを終えた。)
③ジェームズ・ワーリング 10R 判定 デリク・ローディ
(ヘビー級戦、1994年)
ローディ:左ジャブ、右ストレート、左フック
ワーリング:左ジャブ、右ストレート、フック
(感想:ワーリングは元IBF世界クルーザー級王者。王座を失ってヘビー級に転向。これまで16勝(10KO)3敗1分、38歳(ローディは28歳)。ラスベガスでの一戦。共にスラリとした体型で、坊主頭(見た目が似ている)。互いにジャブ。手数が多いワーリング。アップライトな姿勢で右ストレート、フック連打。ディフェンスに甘さがあるように見えるがローディの手数が少ないため、試合のペースはワーリング。3R、ワーリングの右ストレートがヒット。ローディは右を打つが単発で、ヒットしない。9R、ワーリングがラフプレーで減点。10R終了。判定は3-0。ダウンシーンは無し。終盤はクリンチが目立った試合。ローディは残念。攻撃のリズムが悪く、打つべきときに手が出なかった。その後、ビタリ・クリチコらに敗北。背の高さやパンチなど良いところもあったが、中堅どころに終わった。)
①「Heavyweight
Derrick Roddy vs. Alex Stewart」
②「Heavyweight
Derrick Roddy vs. Ricardo Kennedy」
③「Heavyweight
Derrick Roddy vs. James Warring」
アレックス・スチュワート(Alex Stewart)のページ
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ジェームズ・ワーリング(James Warring)のページ
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