2023年9月29日金曜日

輪島功一(Wajima Kouichi)④「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」 

WBA世界J・ミドル級タイトル戦。「柳済斗 vs. 三迫将弘」「柳済斗 vs. 輪島功一(再戦)」「エディ・ガソ vs. 輪島功一(ラストファイト)」を紹介します。

柳済斗(韓国)

身長175cm:オースドックス(右構え)

柳済斗 6R KO 三迫将弘

(WBA世界J・ミドル級タイトル戦、1975年)

柳:左ジャブ、右ストレート、左右フック

三迫:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

6R:右フック、右アッパー、右フックで3度、三迫がダウン

(感想:柳がタイトル防衛。輪島をKOして王者になった柳の初防衛戦。挑戦者の三迫は「三迫ジム」会長の三迫仁志の甥。これが初の王座戦。「経験」という点で疑問のあるチャレンジャーのような気もするが、このところ連勝中。日本での一戦。1R、柳がジャブで相手にプレッシャーをかける。三迫は足を使って距離を取りながら右ストレートを狙う。柳の右フック、三迫の右ストレートがヒット。しかしながら、三迫はジャブの打ち方が良くない。そのため柳の前進を止めることができず、得意の右ストレートが当たらない。4R、三迫が「カエル跳び」。5R、柳はヘディング、相手の首をホールドして打撃といった反則を入れながら左右フックでボディ攻撃。6R、右ストレートのカウンターが効いた三迫。右フック、右アッパーで二度のダウン。その後、逆に三迫の右ストレートがカウンターでヒット。しかし、ピンチをクリンチでしのいだ柳が右フックで三度目のダウンを奪って、KO勝ち。三迫はいい右ストレートを打ち、柳のパンチをよくかわしていた。ジャブがもっと強かったら勝てたかもしれない。しかし、その後は王座戦をすることなくキャリアを終えた。)

輪島功一(Wajima Kouichi)④「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

輪島功一(日本)

身長171cm:オースドックス(右構え)

輪島功一 15R KO 柳済斗

(WBA世界J・ミドル級タイトル戦、1976年)

輪島:左ジャブ、右ストレート、左右フック

柳:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

15R:右ストレートで柳がダウン

(感想:輪島がタイトル奪回。再戦。これまで41勝(25KO)1敗1分の柳。輪島は30勝(24KO)4敗1分で世界9位。王座奪回なるか、といったところ。スピードが無い輪島。初戦では接近戦をクリンチで阻止されて中間距離からのストレート、フックを浴びてしまったが、今回はブロックしながらジャブを使い、フック連打。柳は下がったりしながら距離を取ってジャブ、右ストレート。輪島のジャブに押され気味の柳。9R、輪島のパンチが連続ヒット。柳は時折強打するが、空振りも多い。15R、右ストレートで柳が右ヒザをつくダウン。ロープにもたれたままカウントアウト。TV画面には「輪島、奇跡のタイトル奪還!」。本来なら輪島は勝てなかったはず。しかし、ジャブを打たれて柳は力が抜けていくような感じになった。初戦とは違う戦い方で勝利した輪島。これが彼の言うところの「駆け引き」なのだろう。)


エディ・ガソ 11R TKO 輪島功一

(WBA世界J・ミドル級タイトル戦、1977年)

輪島:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ガソ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

11R:左フックで輪島がダウン

(感想:ガソがタイトル防衛。ホセ・デュランに敗れて王座を失った輪島(世界6位)。四度目の王座獲得を目指してニカラグアのエディ・ガソ(これまで35勝(19KO)4敗2分)に挑戦。リングサイドでは相撲の輪島が観戦。ジャブを使うガソ。しかしながら、あまりバランスのいい選手ではなく、ストレート、フックの打ち方も良くない。輪島は低い姿勢で前進するが、動きのスピードがない。互いに不器用。ぎこちない接近戦。ガソの大振りのパンチがヒット。10R終了時、ガソの右フックで輪島がダウン(「ゴング後のパンチ」という扱い?)。11R、右フックからの左フックで輪島がダウン。立ったが、セコンドからタオル投入で試合終了。終始ヨレヨレだった輪島。観戦していて戦いの内容よりもダメージの方が気になった。しかし、その後タレント活動などをしているところを見ると大丈夫そう。何ともタフな選手だった。)

①「WBA World Super Welterweight Title 

Je Doo Yuh vs. Misako Masahiro」

②「WBA World Super Welterweight Title 

Je Doo Yuh vs. Wajima Kouichi」

③「WBA World Super Welterweight Title 

Eddie Gazo vs. Wajima Kouichi」

輪島功一(Wajima Kouichi)①

(カルメロ・ボッシ戦、ドメニコ・チベリア戦、マット・ドノバン戦)

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輪島功一(Wajima Kouichi)②

(ミゲル・デ・オリベイラ戦(初戦)、シルバノ・ベルチニ戦、ミゲル・デ・オリベイラ戦(再戦))

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輪島功一(Wajima Kouichi)③

(オスカー・アルバラード戦(初戦・再戦)、柳済斗戦(初戦)) 

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