2023年3月31日金曜日

ジョー・バグナー(Joe Bugner)①「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ハンガリー生まれのヘビー級。多くの有名選手と対戦。ヘンリー・クーパー戦、モハメド・アリ戦(初戦)、ジョー・フレージャー戦を紹介します。

ジョー・バグナー(Joe Bugner)①「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ジョー・バグナー(イギリス)

身長193cm:オースドックス(右構え)

ジョー・バグナー 15R 判定 ヘンリー・クーパー

(欧州、英連邦、英国ヘビー級タイトル戦、1971年)

バグナー:左ジャブ、右ストレート、左フック

クーパー:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:バグナーがタイトル獲得。ハンガリー出身であるが「英国国籍」でリングに上がるバグナー。ソ連の侵攻により祖国から脱出し、家族と共に英国へ移住した過去。スポーツが得意でボクシングを選んだ。アマチュアを少し経験してプロへ。プロデビュー戦でKO負け。その後は連勝し、好調。王者クーパー(イギリス)はあのモハメド・アリをノンタイトル戦で左フックでダウンさせたり、アリの世界王座に挑戦したり、といった実績。ロンドンでの一戦。1Rからジャブ、クリンチのバグナー。正直なところ、器用さに欠ける。クーパーは左の使い方が巧い。クーパーがジャブを連打して、左ボディ打ち。バグナーもジャブを出そうと努力する。クリンチが多いため、レフェリーは両者にバッティングの注意。判定はレフェリーによるPTS(ジャッジまたはレフェリーが一人で試合を採点するルール)でバグナー。映像ではクーパーが左を器用に使ってポイントを取っていたように見えたが。ダウンシーンは無し。)


モハメド・アリ 12R 判定 ジョー・バグナー

(ヘビー級戦、1973年)

バグナー:左ジャブ、右ストレート、左フック

アリ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:北米ヘビー級王者アリがラスベガスでノンタイトル戦。当時のアリはジョー・フレージャーに敗れ、再び世界王座を目指す状況。フットワークとジャブ、そして左フックからの右ストレートといったコンビネーションを使う。バグナーもジャブ。ジャブと右ストレートが強いアリ。バグナーは下がりながら反撃するが単発。判定は3-0。ダウンシーンは無し。倒されることなく12Rを乗り切ったバグナーは満足そうな感じだったが、アリは疲れた様子。右ストレートはさすがに強そうだったアリだが、王座剥奪前にはあった動きの鋭さに欠けていた。そんなアリの次の試合は北米タイトルを懸けたケン・ノートンとの第一戦。)


ジョー・フレージャー 12R 判定 ジョー・バグナー

(ヘビー級戦、1973年)

バグナー:左ジャブ、右ストレート、左右フック

フレージャー:左ジャブと左右フック

(ダウンシーン)

10R:左フックでバグナーがダウン

(感想:ジョージ・フォアマンにKOされて世界ヘビー級王座を失ったフレージャー。英国で再起戦。ピンクの派手なトランクス(古い映像。赤がピンクに見えているのかも)。いつものようにジャブと左右フックで前進。アリに負けたバグナーにとってもこれは再起戦。フレージャーのフックをブロックしながらフックで応戦。不器用なバグナーだが、ファイタータイプのフレージャーとは相性が良い感じ。しかし、当てる巧さで勝るフレージャーが先手を取る。10R、右アッパーを決めたバグナー。しかし、逆に左フックを食ってゆっくりとダウン。後はそれまでと同じような展開。攻めるフレージャー、応戦するバグナー。最終ラウンド終了と同時にレフェリーはフレージャーの手を上げた(PTSによる判定でフレージャーの勝利)。不器用なバグナーは器用なタイプには弱いところがあったが、ファイタータイプとはかみ合う。それだけに、窮屈そうな打ち方ではなく、もっと伸び伸びと打っていって欲しかったところ。再起に成功したフレージャー。次の試合は北米ヘビー級王者モハメド・アリとの再戦。)

①「EBU, Commonwealth and British Heavyweight Title 

Henry Cooper vs. Joe Bugner」

②「Heavyweight 

Muhammad Ali vs. Joe Bugner」

③「Heavyweight 

Joe Frazier vs. Joe Bugner」

ジョー・バグナー(Joe Bugner)②のページ

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モハメド・アリ(Muhammad Ali)のページ

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ジョー・フレージャー("Smokin'" Joe Frazier)のページ 

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