2021年10月13日水曜日

ロセンド・アルバレス(Rosendo Alvarez)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

WBA世界ストロー級、WBA世界J・フライ級王者。強打で二階級制覇したアルバレス。チャナ・ポーパオイン戦、塩濱崇戦、リカルド・ロペス戦(初戦)を紹介します。

ロセンド・アルバレス(Rosendo Alvarez)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ロセンド・アルバレス(ニカラグア)

身長165cm:オーソドックス(右構え)

ロセンド・アルバレス 12R 判定 チャナ・ポーパオイン

(WBA世界ストロー級タイトル戦、1995年)

アルバレス:左ジャブ、右ストレート、左右フック   

チャナ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:アルバレスがタイトル獲得。ニカラグア・マナグア出身のアルバレス(アレクシス・アルゲリョと同じ)。ファイタータイプでニックネームは「El Bufalo(バッファロー)」。プロデビュー以来、連勝。WBAの地域王座(ストロー級)を懸けた試合で後にWBA世界フライ級王者になるホセ・ボニージャをKO。そして敵地タイでこの世界初挑戦。王者チャナは小柄ながらディフェンスが巧く、キレのあるパンチを打つ選手。大橋秀行からタイトルを獲ったことで日本でも有名。注目の全勝対決。チャナに強打でプレッシャーをかけるアルバレス。打ち返すチャナだが、ディフェンスされる。判定は意外にも2-1。ダウンシーンは無し。同じようにディフェンスができる者同士の対戦はパンチ力で勝負がついた。アルバレスはバランスが良く、左フックが特に強い選手という印象。) 


ロセンド・アルバレス 8R KO 塩濱崇

(WBA世界ストロー級タイトル戦、1996年)

アルバレス:左ジャブ、右ストレート、左右フック   

塩濱:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

2R:左フック、右ストレートで2度、塩濱がダウン

8R:右フック、右フック、左フックで3度、塩濱がダウン

(感想:アルバレスがタイトル防衛。日本で三度目の防衛戦。塩濱はこれまで全勝のホープ。日本王座、東洋太平洋王座(いずれもJ・フライ級)を獲得している。ジャブを連打して右ストレートを打つ塩濱。アルバレスは左ロングフックが印象的。2R、塩濱が二度のダウン。塩濱は積極的に攻めるが、タフなアルバレスはディフェンス。8R、スリーノックダウンで試合終了。パワーの差があった試合。アルバレスのコブシは実に頑丈だった。軽量級の選手は背が低いことが多いが、その代わり、腕っぷしが強いことが多い。塩濱はこれで引退。)


ロセンド・アルバレス 7R 負傷引分 リカルド・ロペス

(WBA・WBC世界ストロー級タイトル統一戦、1998年)

アルバレス:左ジャブ、右ストレート、左右フック   

ロペス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

2R:右フックでロペスがダウン

(感想:メキシコシティでの注目の統一戦。大観衆。これまでアルバレスは24戦全勝(16KO)、ロペスは46戦全勝(35KO)。アルバレスが得意の右を狙う。日本でもおなじみのロペスは左を器用に使って右ストレート。スピードではロペスが上回る。1Rのバッティング。そして2Rの衝撃的なシーン。右フックがカウンターとなってロペスが吹っ飛ぶようにダウン。その後、アルバレスの右を警戒するロペスはディフェンスしながらジャブ。アルバレスは右を当てようとするあまり、ジャブが少なくなる。7R、バッティングでロペスが負傷。7R終了後、引き分けのアナウンス。アルバレスがもっと左を使っていれば、と(当時)思った試合。あのロペスが痛烈なダウン。再戦ではロペスが勝利。後に共に二階級制覇するが、それも当然と思うような強さを両者に感じた。WBA世界ストロー級、J・フライ級王座を獲得したアルバレス。引退後は故郷ニカラグアで、プロモーターとマネージャーの仕事をしている。)

①「WBA World Minimumweight Title 

Chana Porpaoin vs. Rosendo Alvarez」

②「WBA World Minimumweight Title 

Rosendo Alvarez vs. Shiohama Takashi」

③「WBA・WBC World Minimumweight Title 

Rosendo Alvarez vs. Ricardo Lopez」

チャナ・ポーパオイン(Chana Porpaoin)のページ

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リカルド・ロペス(Ricardo López)のページ 

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