2021年10月1日金曜日

チャナ・ポーパオイン(Chana Porpaoin)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

日本でWBA世界ストロー級王座を二度獲得したタイ人。大橋秀行戦、カルロス・ムリージョ戦(初戦)、星野敬太郎戦を紹介します。

チャナ・ポーパオイン(Chana Porpaoin)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

チャナ・ポーパオイン(タイ)

身長160cm:オーソドックス(右構え)

チャナ・ポーパオイン 12R 判定 大橋秀行

(WBA世界ストロー級タイトル戦、1993年)

チャナ:左ジャブ、右ストレート、左右フック   

大橋:左ジャブ、右ストレート、左フック

(感想:チャナがタイトル獲得。チャナは「双子ボクサー」(弟ソンクラーム・ポーパオインは後にWBA世界ストロー級暫定王者に)。「チャナ・ポーパオイン」というのはリングネームであり、本名ではない(「チャナ」はタイ語で「勝利」を意味するらしい)。タイ人ボクサーのパターンである「ムエタイから国際式(プロボクシング)へ」。国際式ではこれまで全勝でWBA1位。日本で初の世界挑戦。王者の大橋は元WBC王者でもあり、WBA王座を崔煕庸から奪い、これが初防衛戦となる。小柄なチャナ。踏み込んで打つ右ストレートとキレのある左右フックに迫力がある。チャナがジャブで先手を取り、大橋のパワーのあるパンチをディフェンス。判定は2-0。ダウンシーンは無し。大橋は左フックは強かったが、受け身の姿勢。ジャブの数で負けたような気がする。その後、目の不調により大橋は引退。これがラストファイトになった。)


チャナ・ポーパオイン 12R 判定 カルロス・ムリージョ

(WBA世界ストロー級タイトル戦、1993年)

チャナ:左ジャブ、右ストレート、左右フック   

ムリージョ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:チャナがタイトル初防衛。WBA1位のムリージョはパナマのファイター(後、WBA世界J・フライ級王者に。来日も)。バランスが良い選手で、ジャブとフック連打で積極的に攻める。チャナはジャブで距離を取ろうとする。接近戦。攻めるムリージョ、応戦するチャナ。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。パンチの正確さが評価されたと思われる。ムリージョはよく攻めたが、チャナはディフェンスが巧かった。再戦もチャナの判定勝ち。)


チャナ・ポーパオイン 12R 判定 星野敬太郎

(WBA世界ストロー級タイトル戦、2001年)

チャナ:左ジャブ、右ストレート、左右フック   

星野:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:チャナがタイトル奪回。王座を防衛し続けたチャナだが、あのロセンド・アルバレスに2-1で敗れ、王座陥落。その後、ブランクを作りながらもリングに上がり、WBA1位としてかつて保持していた王座の奪回を狙う。これまで43勝(16KO)1敗2分。星野は21勝(5KO)6敗。共にディフェンスしながらジャブ、ストレート、フックを使う似たタイプ。接近戦が続く。判定は2-1。ダウンシーンは無し。両者の間に大きな力の差は感じられなかったが、当てる巧さでチャナがわずかに上回った印象。チャナは小柄ながら優秀な選手。二度WBA王者になったが、いずれも日本でタイトルを獲ったということもあり、日本のファンにとっても記憶に残る男である。)

①「WBA World Minimumweight Title 

Ohashi Hideyuki vs. Chana Porpaoin」

②「WBA World Minimumweight Title 

Chana Porpaoin vs. Carlos Murillo」

③「WBA World Minimumweight Title 

Hoshino Keitaro vs. Chana Porpaoin」

大橋秀行(Ohashi Hideyuki)のページ

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カルロス・ムリージョ(Carlos Murillo)のページ

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