2021年6月9日水曜日

ローランド・ボホール(Rolando Bohol)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

強打でIBF世界フライ級王座を獲得したフィリピンのサウスポー、ボホール。崔昌鎬戦、朴照雲戦、ユーリ・アルバチャコフ戦を紹介します。

ローランド・ボホール(Rolando Bohol)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]
ローランド・ボホール(フィリピン)

身長163cm:サウスポー

ローランド・ボホール 15R 判定 崔昌鎬

(IBF世界フライ級タイトル戦、1988年)

ボホール:右ジャブ、左ストレート、左右フック

崔:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:ボホールがタイトル獲得。フィリピンのサウスポー、ボホール。あのフラッシュ・エロルデが建てたというトレーニング施設で鍛えてきた男。地元を中心に試合をしてきており、戦績も悪くはない。しかし、KO勝ちは少なく、「パワー不足」という評価がある。崔はあのドディ・ボーイ・ペニャロサ(フィリピン)を番狂わせで破って王者に。これが初防衛戦。マニラで行われた試合。右と左の構えの違いはあるが共にファイタータイプ。ジャブを使ってストレートを狙い、接近してフック連打。互いにディフェンスし、互角の内容。8R、ボホールの左ストレートがヒット。判定は2-1。ダウンシーンは無し。ボホールがパワーと伸びのある左ストレートでやや上だったような印象。ボホールは根性を見せ、積極的でパンチのキレもあった。崔は後、カオサイ・ギャラクシーのWBA世界J・バンタム級王座に挑戦して惨敗。世界王座に返り咲くことはなかった。)


ローランド・ボホール 15R 判定 朴照雲

(IBF世界フライ級タイトル戦、1988年)

ボホール:右ジャブ、左ストレート、左右フック

朴:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

1R:左ストレートで朴がダウン

(感想:ボホールがタイトル初防衛。挑戦者は実力者の朴。東洋太平洋J・フライ級王座を獲得。崔漸煥と空位のIBF世界J・フライ級王座を争ったが15R判定負け(後、崔はWBC世界ストロー級王座も獲得して二階級制覇。大橋秀行との激戦で有名)。直前の試合では松村謙二の持つ東洋太平洋フライ級王座に挑戦して2-1の判定で敗れてしまったが、ボホールに挑戦するチャンスを得た。フィリピンで行われた試合。1R、ボホールの左ストレートを警戒しながらジャブを打つ朴だが、左ストレートが効いた。左ストレートを追加されてダウン。その後、ボホールはディフェンスしながらジャブ連打、左ストレート、ボディ打ち。朴は打つときは思い切りがいいが、受け身の姿勢。終盤、朴は前に出ようとするが、ボホールのキレのある連打が上回る。判定は3-0。この当時の世界戦は15ラウンド。両者ともよく頑張った。ボホールの次の防衛戦の相手はイギリスのデューク・マッケンジー。)


ユーリ・アルバチャコフ 2R KO ローランド・ボホール

(フライ級戦、1990年)

ボホール:右ジャブ、左ストレート、右フック

ユーリ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

2R:右ストレートでボホールがダウン

(感想:日本で行われた試合。世界王座を目指すユーリ。上半身でリズムを取りながらジャブと速い連打。ボホールは得意の左ストレートを狙い、振りの大きい右フック。2R、ボホールが左ストレートを打った直後にユーリの右ストレートがヒットしてボホールがダウン。立てず、KO。タフなハードパンチャー、ボホールが一撃でKO負け。後に世界を獲る右ストレートでユーリが快勝。ボホールはパワフルだったが、振りの大きいパンチは隙も大きかったようだ。ボホールはマッケンジーに王座を奪われた後、世界王座に返り咲くことはなかったが、このユーリ戦のように、名のある選手と数多く試合をした。引退後はインターネット関連の商売を始めたそうだ。)

①「IBF World Flyweight Title

Chang Ho Choi vs. Rolando Bohol」

②「IBF World Flyweight Title

Rolando Bohol vs. Cho Woon Park」

③「Flyweight 

Rolando Bohol vs. Yuri Arbachakov」

カオサイ・ギャラクシー(Khaosai Galaxy)のページ

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ユーリ・アルバチャコフ(Yuri Arbachakov)のページ

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