ルイスに番狂わせのKO勝ちで世界ヘビー級王者になったラクマン。レノックス・ルイス戦(初戦・再戦)、ウラジミール・クリチコ戦を紹介します。
ハシーム・ラクマン(アメリカ)
身長189cm:オーソドックス(右構え)
①ハシーム・ラクマン 5R KO レノックス・ルイス
(WBC・IBF世界ヘビー級タイトル戦、2001年)
ラクマン:左ジャブ、右ストレート、左右フック
ルイス:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
5R:右ストレートでルイスがダウン
(感想:ラクマンがタイトル獲得。メリーランド州ボルチモア出身のラクマン。ニックネームは「The Rock(岩石)」(「タフ男」の意?)。前科がたくさんある男。改心して(?)ボクサーに。アマチュアを経験後、プロへ。ラスベガス「シーザース・パレス」でデビュー。以来、連戦連勝。全米王座、IBFインター王座を獲得。デビッド・トゥアにTKO負けで初黒星。オレグ・マスカエフにKO負け。コーリー・サンダースにTKO勝ちでWBU王座獲得。ベテランのフランキー・スウィンデルに勝利して、このルイス戦。世界初挑戦。ルイスは説明不要の有名選手。右ストレートが武器。南アフリカでの一戦。筋肉マンなラクマンが思い切った打ち方で攻撃。洗練されたスタイルではないが、いかにもパワーがありそうな雰囲気を出す。ジャブの打ち合い。得意の右ストレートを狙うルイス。ゴツいパンチを振るうラクマン。ルイスがジャブでポイントを取る。5R、強烈な右ストレートでルイスがダウン、KO。ワンパンチで終了。ルイスは以前にもオリバー・マッコールに「ドカン」とやられたことがある。強い選手であることは間違いないが、こういう負け方をするため高く評価しづらい。ラクマンはジャブを打ち、ストレートには伸びがあった。「番狂わせ」ではあるが、ルイスをKOするだけの力はあった。)
②レノックス・ルイス 4R KO ハシーム・ラクマン
(WBC・IBF世界ヘビー級タイトル戦、2001年)
ラクマン:左ジャブ、右ストレート、左右フック
ルイス:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
4R:右フックでラクマンがダウン
(感想:ルイスがタイトル奪回。いわゆる「ダイレクト・リマッチ」。試合地はラスベガス。前回のKOで自信をつけたか、ラクマンがジャブで攻める。ルイスは慎重な構えから得意の右ストレートを狙う。4R、強烈な右フックでラクマンがダウン。立てず、KO。ルイスとラクマンは結局、一勝一敗。実力的にはルイスの方が上だと思うが、この二人は共に一発で倒すパワーを持つ「ヘビー級らしい選手」であった。この次の試合でルイスはマイク・タイソンをKOして王座防衛。さらにビタリ・クリチコをTKOで下し、王者のまま引退した。)
③ウラジミール・クリチコ 7R TKO ハシーム・ラクマン
(WBO・IBF世界ヘビー級タイトル戦、2008年)
ラクマン:左ジャブ、右ストレート、左右フック
クリチコ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
6R:右フックでラクマンがダウン
(感想:クリチコがタイトル防衛。ルイス戦後、WBC王座に返り咲いたラクマン。しかし短命に終わり、無冠に。そしてドイツでウクライナの大型王者クリチコに挑戦。左のガードを下げてジャブを連打するクリチコ。ラクマンはジャブ・フック。しかしながら試合はクリチコのジャブ・右ストレートで進む。6R、左フック連打からの右フックでラクマンがダウン。7R、連打でレフェリーストップ。ラクマンの攻めがもう一つだった試合。ルイス戦からずいぶん時間が経っているので仕方がないのかもしれないが、これは「世界ヘビー級タイトル戦」。ラクマンには勝とうとする意欲が足りなかったように感じた。その後も世界挑戦したが王座返り咲きならず、引退。彼のキャリアはルイスに勝った時が「ゴール」だったのかも。息子もボクサーになり、ヘビー級でトップを目指している。)
Lennox Lewis vs. Hasim Rahman」
②「WBC・IBF World Heavyweight Title
Hasim Rahman vs. Lennox Lewis」
③「WBO・IBF World Heavyweight Title
Wladimir Klitschko vs. Hasim Rahman」
レノックス・ルイス(Lennox Lewis)のページ
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ウラジミール・クリチコ(Wladimir Klitschko)のページ
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