2020年10月9日金曜日

ラリー・ドナルド(Larry Donald)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

WBC米大陸ヘビー級王者。ジェレミー・ウィリアムス戦、バート・クーパー戦、リディック・ボウ戦ほかを紹介します。「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ラリー・ドナルド(Larry Donald)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ラリー・ドナルド(アメリカ)

身長191cm:オーソドックス(右構え)


ラリー・ドナルド 2R TKO クレイグ・ブリンソン

(ヘビー級戦、1993年)

ドナルド:左ジャブ、右ストレート、フック

ブリンソン:左ジャブ、右ストレート、フック

(ダウンシーン)

2R:右ストレート、右フックで2度、ブリンソンがダウン

(感想:オハイオ州シンシナティ出身の黒人、ドナルド。ニックネームは何と「The Legend」(何が「伝説」なのだろう?)。アマチュアで優秀な成績。バルセロナ・オリンピック(1992年)にはスーパーヘビー級で出場したが、メダルは獲得ならず。これがプロデビュー戦。ブリンソンはカリフォルニア出身の黒人。これまで2勝(2KO)1敗の若手。ハリウッドでの一戦(リングアナはマイケル・バッファ。レフェリーは女性のグウェン・アダイア)。体格差のある二人。大きいドナルドが足でリズムを取りながらジャブ、左フックからの右ストレート。動きが軽快で、攻撃が正確。ブリンソンは振りが大きめのフック。大きく狙う分、ディフェンスに隙がある。2R、ドナルドがワンツーからの左フック。そして右ストレートでブリンソンがダウン。立ったが、今度は右フックで二度目のダウン。レフェリーはカウントを途中でストップした。ドナルドが正確なパンチで勝利。振りの大きいパンチがかするシーンもあったが、上手く対処できた。ブリンソンは攻めるときのバランスに難があった。その後もブリンソンはリングへ。しかし、中堅相手に敗北多し。4回戦、6回戦が多かった。)


ラリー・ドナルド 12R 判定 ジェレミー・ウィリアムス

(WBC米大陸ヘビー級タイトル戦、1994年)

ドナルド:左ジャブ、右ストレート、左フック

ウィリアムス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:ドナルドがタイトル獲得。プロ入り後、これまで12戦全勝(10KO)のドナルド。王者ウィリアムスも全勝中で期待のホープ。これが二度目の防衛戦。ラスベガス「MGM Grand」で行われた興味深いカード。ジャブ・ストレートを使うボクサータイプのドナルド。ファイターのウィリアムスはマイク・タイソンのようなヘッドスリップでジャブをかわしてフック連打。ジャブの打ち合い。2R、ドナルドの右ストレートがヒット。ストレートを警戒するウィリアムスにドナルドはストレート・左フックでカウンター。終盤は共にクリンチが多い。判定は2-0(ダウンシーンは無し)。ドナルドがモハメド・アリっぽいスタイルで勝利。中量級の選手のような打ち方。右ストレートは強いが、全体的にパンチが軽い。しかも自分から攻めて行くのではなく、カウンター狙い。ウィリアムスはやりにくそうだった。)


ラリー・ドナルド 7R TKO バート・クーパー

(WBC米大陸ヘビー級タイトル戦、1994年)

ドナルド:左ジャブ、右ストレート、左フック

クーパー:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:ドナルドがタイトル防衛。クーパーはホリフィールドやモーラーと世界ヘビー級タイトル戦を争ったこともある突貫ファイター。危険なパンチを持つ男。ミシシッピ州ベイ・セント・ルイスでの一戦。前進して、速いジャブからのフック攻撃のクーパー。ドナルドはクーパーのパワーを警戒してフットワークとジャブ。そして右ストレートでカウンターを取る。クーパーの強い右フックがヒットするシーンもあったが(2Rなど)、ドナルドのジャブ・ストレートでクーパーは動きが鈍くなり、左目も腫れていく。7R、目の腫れが悪化してストップ(ダウンシーンは無し)。ドナルドは危険なパンチャーをジャブでうまくさばいた。クーパーはその後、ジェレミー・ウィリアムスにも敗北。タフ男だが、全盛を過ぎ、若手の踏み台になっていった。)


リディック・ボウ 12R 判定 ラリー・ドナルド

(WBC米大陸ヘビー級タイトル戦、1994年)

ドナルド:左ジャブ、右ストレート、左フック

ボウ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:ボウがタイトル獲得。これまで全勝のドナルドが大きな試練。対戦相手のボウは元世界王者で体格もある。試合前の記者会見でボウがドナルドを殴打(ドナルドがボウに何を言ったのかはわからないが、冷静なドナルドにボウがキレた、という感じだった)。(当時)ボウはホリフィールドに負けて世界王座から転落して初黒星を喫してからの再起ロード中。ラスベガス「シーザース・パレス」で行われた世界ランカー同士の一戦。アリっぽいジャブとフットワークのドナルド。体が大きいボウは余裕な感じでジャブ・右フック。パワーに差があり、攻めるボウにドナルドはクリンチで応戦。ドナルドがボウの圧力に押される形で12R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。ヘビー級はやはりパワーが物を言う。ドナルドは良いストレートを持っているが、相手のパワーに押されてうまく生かせなかった。一方、余裕のある試合っぷりだったボウ。そんなに余裕をかませるほど楽な相手ならKOしてしまえばよかったのに(試合よりも記者会見の方が緊迫感があった)。その後、ドナルドは米大陸王座を奪回したり、タイレル・ビッグス、ティム・ウィザスプーン、イベンダー・ホリフィールドといった名のある相手に勝利したりといった活躍を見せたが、意外なことに一度も世界挑戦できなかった。ビタリ・クリチコ戦などの大事な試合で敗北したことに加え、エキサイティングではない試合ぶりが影響したのだと思われる。)


①「Heavyweight 

Larry Donald vs. Craig Brinson」

②「WBC Continental Americas Heavyweight Title

Jeremy Williams vs. Larry Donald」

③「WBC Continental Americas Heavyweight Title

Larry Donald vs. Bert Cooper」

④「WBC Continental Americas Heavyweight Title

Larry Donald vs. Riddick Bowe」


ジェレミー・ウィリアムス(Jeremy Williams)のページ

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バート・クーパー(Bert Cooper)のページ

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リディック・ボウ(Riddick Bowe)のページ

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