2020年10月7日水曜日

ジェレミー・ウィリアムス(Jeremy Williams)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

WBC米大陸ヘビー級王者、ウィリアムス。ダネル・ニコルソン戦、マーク・ウィリス戦、バート・クーパー戦を紹介します。

ジェレミー・ウィリアムス(Jeremy Williams)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ジェレミー・ウィリアムス(アメリカ)

身長185cm:オーソドックス(右構え)

ジェレミー・ウィリアムス 2R KO ダネル・ニコルソン

(ヘビー級戦、1993年)

ウィリアムス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ニコルソン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

2R:右フック、左フックで2度、ニコルソンがダウン

(感想:アイオワ州出身のウィリアムス。7歳の頃からボクシングに親しむ。ファイタータイプで、これまで8戦全勝(6KO)。ウィリアムスのトレーナーはマイク・タイソンを育てたケビン・ルーニー(後に決別)。ボクサータイプのニコルソンは10戦全勝(8KO)。共にアマチュアで実績があるヘビー級のホープ。勝った方が上に行く、というライバル戦。ニコルソンはアップライトスタイルでアマチュアっぽい打ち方。ジャブ・右ストレートは良いが、フックは腰が入っていない。ニコルソンのジャブをタイソンのようにヘッドスリップでかわすウィリアムス。2R、右フックでダウンを奪い、さらに左フックでニコルソンが前のめりにダウンしてKO。元クルーザー級のウィリアムス。線は少し細いが、パワー満点だった。)


ジェレミー・ウィリアムス 9R KO マーク・ウィリス

(WBC米大陸ヘビー級タイトル戦、1994年)

ウィリアムス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ウィリス:左ジャブと左フック

(ダウンシーン)

9R:左ボディフックでウィリスがダウン

(感想:ウィリアムスがタイトル防衛。ウィリスは勝ったり負けたりの中堅どころ。ただし、ティム・ウィザスプーン、グレグ・ペイジ、巨人マイク・ホワイト、ジェームス・ボーンクラッシャー・スミス、レイ・マーサーら名のある選手と対戦している。軽快な動きでフック攻撃のウィリアムス。左ボディ打ちも上手い。黒人選手ウィリスは見た目がゴツく、いかにも「ヘビー級ボクサー」という感じだが「器用さ」に欠ける。タフなウィリスをなかなか倒せず、もみ合うような打ち合い。9R、左ボディフックでウィリスがついにダウン、立てず。打たれ強く、しぶとい相手をボディで倒したのは見事だった。)


ジェレミー・ウィリアムス 7R 反則 バート・クーパー

(ヘビー級戦、1994年)

ウィリアムス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

クーパー:左ジャブと左右フック

(感想:ロサンゼルス「オリンピック・オーディトリアム」での一戦。クーパーはホリフィールドやモーラーと世界ヘビー級タイトル戦をやったことがある突貫ファイター。ひたすら前進して、ジャブからのフック攻撃を得意とする。ファイター同士の対決。足を使いながらフックを打ち込むウィリアムス。5R、右フックでグラつくクーパー。7R、アッパーからの連打を浴びてクーパーが戦意喪失気味に。棄権したのだと思うが、公式記録は反則負け。ダウンシーンは無し。クーパーはタフだが、歴戦のダメージが大きく、若手と戦うには厳しいコンディションだった。快勝のウィリアムス。後、ヘンリー・アキンワンデと空位のWBO世界ヘビー級王座を争うがKO負け。結局、世界王者にはなれなかった。元々はクルーザー級だったウィリアムスとクーパー。クルーザー級だったらパワフルに世界王座を獲っていたに違いない。)

①「Heavyweight 

Jeremy Williams vs.Danell Nicholson」

②「WBC Continental Americas Heavyweight Title

Jeremy Williams vs. Mark Wills」

③「Heavyweight 

Jeremy Williams vs. Bert Cooper」

バート・クーパー(Bert Cooper)のページ

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ラリー・ドナルド(Larry Donald)のページ

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ヘンリー・アキンワンデ(Henry Akinwande)のページ

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