2020年10月7日水曜日

細野雄一(Hosono Yuichi)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

三度の世界挑戦、細野。崔熙墉戦、柳明佑戦、八尋史朗戦を紹介します。

細野雄一(Hosono Yuichi)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

細野雄一(日本)

身長157cm:オーソドックス(右構え)

崔熙墉 10R TKO 細野雄一

(WBA世界ストロー級タイトル戦、1992年)

細野:左ジャブ、右ストレート、左右フック

崔:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

1R:左フック、右ストレートで2度、細野がダウン

5R:左フックで細野がダウン

10R:連打で細野がダウン

(感想:崔がタイトル防衛。東京出身の細野。高校卒業後にプロ入り。デビュー以来、全勝でロッキー・リンの日本ストロー級タイトルに挑戦したが敗北。その後、世界ランカーのアラ・ビラモアと引き分けて世界ランク入り。韓国で世界初挑戦。王者の崔はアマチュアで実績があった選手で、プロでスピード出世。全勝のまま金奉準に勝ち、WBA世界ストロー級王座獲得。これが三度目の防衛戦。この試合のレフェリーはジョン・コイル。崔と細野は共に小柄な体格で、ジャブを使いながら手数を多く出す似たタイプ。1Rから二度のダウン。接近戦で打ち合い。5R、右ストレートが効いた細野。左フックでダウン。10R、連打でダウン。立ったがさらに連打を浴び、細野が手を出せなくなったところでレフェリーストップ。パンチを当てる巧さとパワーで崔が上だった試合。細野にもう少しパワーがあれば、といった結末。)


柳明佑 12R 判定 細野雄一

(WBA世界J・フライ級タイトル戦、1993年)

細野:左ジャブ、右ストレート、左右フック

柳:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:柳がタイトル防衛。決定戦で日本ストロー級王座を獲得した細野。防衛にも成功し、韓国で二度目の世界挑戦。柳は「ソナギ(夕立)・パンチ」と呼ばれる連打の持ち主で、デビュー以来、長年に渡り全勝で王座を守り続けてきたが、大阪で井岡弘樹に敗北。カムバックして井岡からタイトルを奪回。奪回した王座の初防衛戦を細野と行うことに。ジャブと回転の速い連打を使う柳。細野はジャブ・連打。判定は3-0。ダウンシーンは無し。細野はジャブがパワーアップしており、タフな柳の顔が腫れていた。経験の差で柳は勝ったが、ピークを過ぎていた印象。この試合で引退。回転の速い連打を打ち続けるスタミナ、タフネス、ディフェンスの巧さを兼ね備えていた柳は一流の王者だった。)


細野雄一 12R 判定 八尋史朗

(J・フライ級戦、1994年)

細野:左ジャブ、右ストレート、左右フック

八尋:左ジャブ、右ストレート、左フック

(感想:柳に負けた再起戦で日本J・フライ級王座を獲得した細野。その次の試合は八尋とのライバル対決。八尋はレオ・ガメスとのWBA世界J・フライ級王座決定戦には敗れたが、世界ランク5位。日本王者の細野がノンタイトル12回戦で世界ランカーと勝負。ジャブ・ストレートの八尋。細野は踏み込んでの右ストレート・左フック。右目が腫れる八尋。判定で細野。ダウンシーンは無し。八尋のジャブがよかったような気もしたが、細野の攻めていく姿勢が評価されたか。柳明佑に負けたのがいい経験になったのかも。その後、連勝した細野は三度目の世界挑戦。サマン・ソーチャトロンのWBC・IBF世界J・フライ級王座に挑戦。敗北し、それがラストファイトに。八尋もまたサマンに敗れ、共に世界王者になることなくリングを去った。)

①「WBA World Minimumweight Title

Hi-Yong Choi vs. Hosono Yuichi」

②「WBA World Light Flyweight Title

Myung Woo Yuh vs. Hosono Yuichi」

③「Light Flyweight 

Hosono Yuichi vs. Yahiro Shiro」 

崔熙墉(Hi Yong Choi)のページ

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柳明佑(Myung Woo Yuh)のページ

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八尋史朗(Yahiro Shiro)のページ

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サマン・ソーチャトロン(Saman Sorjaturong)のページ

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