尾崎富士雄(日本)
身長 cm:オーソドックス(右構え)
①尾崎富士雄 10R 判定 串木野純也
(日本ウェルター級タイトル戦、1985年)
尾崎:左ジャブ、右ストレート、左フック
串木野:左ジャブ、右ストレート、左フック
(感想:尾崎がタイトル獲得。青森県八戸市出身の尾崎。ニックネームは「和製デュラン」。高校時代はアマチュアで活躍。「帝拳ジム」に所属し、プロへ。1980年度東日本J・ウェルター級新人王を獲得したが、全日本新人王戦ではあの赤井英和にKO負け。その後、日本ライト級王座を獲得し、防衛にも成功したが、減量苦により敗北を喫したりするなど、安定的に勝ち続けることはできず。階級をウェルター級に上げ、この挑戦。王者の串木野はこれまでこのタイトルを13連続防衛しており、カーロス・エリオットをKOした星も含まれる。ロベルト・デュランばりにヒゲを生やした尾崎。ジャブで先手を取り、左フックを使う。串木野はジャブ・ストレートを使うが、スピードは尾崎の方が上。7R、尾崎の右がヒット。判定は3-0で尾崎。ダウンシーンは無し。尾崎がパンチのスピードと回転の速さで上回った。)
(WBA世界ウェルター級タイトル戦、1988年)
尾崎:左ジャブ、右ストレート、左右フック
スターリング:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(感想:スターリングがタイトル防衛。日本ウェルター級王座を失った尾崎だが、奪回。そしてこのアトランティックシティ「トランププラザホテル」で行った世界初挑戦。王者スターリングは「苦労人」。早くから「世界王者候補」と呼ばれていたが、ドナルド・カリーに阻まれて王者になれなかった。ピークを過ぎたかに思われたが全勝のマーク・ブリーランドに番狂わせのKO勝ちでWBA世界ウェルター級王座獲得。これが初防衛戦となる。左フックにパワーがあるスターリング。尾崎の連打をブロックしながら、時折パンチをヒットさせる。尾崎は手数は多かったがディフェンスされ、判定は3-0。パワー、パンチの正確さ、ディフェンスで王者が上だった。)
(東洋太平洋ウェルター級タイトル戦、1989年)
尾崎:左ジャブ、右ストレート、左右フック
朴:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
5R:左フックで朴がダウン、連打で朴がスタンディングダウン
(感想:尾崎がタイトル防衛。スターリングに敗れた尾崎。再起戦で東洋太平洋ウェルター級王座を獲得。朴と二度目の防衛戦。韓国ウェルター級王者の朴は後に吉野弘幸、佐藤仁徳をKOし、アイク・クォーティのWBA世界ウェルター級タイトルに挑戦する選手。右ストレートにキレがある朴が力を込めて攻める。しかしながら攻めるときのディフェンスが甘い印象。5R、右ストレートからの強烈な左フックで朴がダウン。連打でスタンディングダウンの後、セコンドからタオル投入。朴は勢いは良かったが、尾崎の方が攻防のバランスが良かった。後、尾崎はマーク・ブリーランドのWBA世界ウェルター級タイトルに挑戦するが出血で完敗。尾崎は世界王者にはなれなかったがスターリング、ブリーランドという本場アメリカでも有名な選手と試合したことで名を残すことができた。)
Kushikino Junya vs. Ozaki Fujio」
②「WBA World Welterweight Title
Marlon Starling vs. Ozaki Fujio」
③「OPBF Welterweight Title
Ozaki Fujio vs. Jung Oh Park」
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アイク・クォーティ(Ike Quartey)のページ
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