2020年8月21日金曜日

デーブ・マコーリー(Dave McAuley)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

IBF世界フライ級王者。キレイなジャブ、ワンツー。デューク・マッケンジー戦、ロドルフォ・ブランコ戦(初戦・再戦)ほかを紹介します。

デーブ・マコーリー(Dave McAuley)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

デーブ・マコーリー(イギリス)
身長170cm:オーソドックス(右構え)

デーブ・マコーリー 12R 判定 デューク・マッケンジー
(IBF世界フライ級タイトル戦、1989年)
マコーリー:左ジャブ、右ストレート、フック
マッケンジー:左ジャブ、右ストレート、フック
(感想:マコーリーがタイトル獲得。北アイルランド出身のマコーリー。アマチュアで活躍したが、オリンピック出場ならず。その時に代表に選ばれた選手がプロで活躍しているのに刺激され、プロ入り。デビュー戦と四戦目では引き分けに終わったが、経験を積み、英国フライ級王座獲得。その次の試合でフィデル・バッサのWBA世界フライ級タイトルに挑戦したがTKO負け、初黒星。王座を懸けた再戦でも敗北(判定負け)。その再起戦でマッケンジーのIBFタイトルに挑戦するチャンスを得たマコーリー。今度こそは王座を獲りたいところ。王者マッケンジーも英国の選手。スリムな体型の黒人。日本でもおなじみのローランド・ボホールから王座を奪い、これが二度目の防衛戦となる。ロンドンでの一戦。共にスラリとしたボクサータイプ。バリー・マクギガンのような「いかにも英国のボクサー」という感じのマコーリーはジャブと左のボディ打ち。マッケンジーは丁寧な試合をするが、パワーに欠ける印象。7R、左右フックの連打でマッケンジーを追い込むマコーリー。中盤からマッケンジーはクリンチが多くなる。最終ラウンド終了時、「自分が勝った」という感じで両手を上げる二人。判定は3-0。マコーリーが攻めの姿勢で勝利(ダウンシーンは無し)。後に三階級制覇を達成するマッケンジー。この試合ではボディを打たれたせいか、イマイチなデキだった。)

デーブ・マコーリー 12R 判定 ドディ・ボーイ・ペニャロサ
(IBF世界フライ級タイトル戦、1989年)
マコーリー:左ジャブ、右ストレート、フック
ペニャロサ:右ジャブ、左ストレート、フック
(感想:マコーリーがタイトル初防衛。マコーリーの初防衛戦の相手はなかなかの実力者。サウスポーの挑戦者ペニャロサはかつてこのタイトルを持っていたフィリピン人(二階級制覇王者。IBF世界J・フライ級王者だったこともある)。IBF王座を番狂わせで失った後、連勝中。ロンドンでの一戦。パワーのある左ストレートを使うペニャロサ。マコーリーは相手のパワーを警戒して慎重にジャブ、ストレート、ディフェンス。まるで「ヘタに動いたら負け」といった緊張感が漂う心理戦のような試合。判定は2-1。手数でマコーリーが評価されたと思われる(ダウンシーンは無し)。これが最後の世界戦となったペニャロサ。相手を見てしまって手数が少なくなる欠点がある(パンチがある選手によくある傾向)。もっと自分から攻めるべきだった。)

デーブ・マコーリー 12R 判定 ロドルフォ・ブランコ
(IBF世界フライ級タイトル戦、1990年)
マコーリー:左ジャブ、右ストレート、フック
ブランコ:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
2R:右フックで2度、マコーリーがダウン
3R:右フックでマコーリーがダウン
9R:左フックでブランコがダウン
11R:右ストレートでマコーリーがダウン
(感想:マコーリーがタイトル防衛。ルイス・カーティスに判定勝ちして二度目の防衛に成功したマコーリー。三度目の相手ブランコはコロンビアの選手。柳明佑のWBA世界J・フライ級王座に挑戦したこともあるパワーファイター。柳に敗北後は全てKO勝ちでこの二度目の世界挑戦。北アイルランド・ベルファストで行われた試合。フットワークを使いながら強打するブランコ。2R、「殴り倒す」といった感じの強烈なパンチでマコーリーがダウン。3Rにもダウン。仕留めようとするブランコが振りの大きいフックで攻める。マコーリーは強打されながらもジャブ、ストレートで挽回しようとする。9R、左フックでブランコがダウン。11R、右ストレートでマコーリーがダウン。最終ラウンド終了時、両手を上げて自身の勝利をアピールするマコーリー。判定は3-0。勝利して笑顔のマコーリー。何とか強敵をしりぞけたが、映像で観た感じでは負けたように見えた。マコーリーのキレイなボクシングはジャッジにも好印象のようだ。後、両者は再戦。)

デーブ・マコーリー 12R 判定 ペドロ・ホセ・フェリシアーノ
(IBF世界フライ級タイトル戦、1991年)
マコーリー:左ジャブ、右ストレート、フック
フェリシアーノ:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
3R:左フックでフェリシアーノがダウン
6R:右フックでマコーリーがダウン
7R:左フックでフェリシアーノがダウン
(感想:マコーリーがタイトル防衛。四度目の防衛戦。フェリシアーノはプエルトリコの選手。非常に小さい選手で、身長は152cm。ホセ・デ・ヘスス、ヘスス・ロハス、マイケル・カルバハルといった実力者に負けてきたが、ルイス・カーティスから全米フライ級王座奪取。しかし、その次の試合(ノンタイトル戦)に敗北。その再起戦でマコーリーに挑戦。ベルファストでの一戦。足を使って距離を取るフェリシアーノ。ジャブ、そして接近してフック。相手の意表を突く作戦。そんなフェリシアーノをジャブで追うマコーリー。いかにも英国のボクサーらしいジャブ、ワンツー、左フック。3R、ワンツーからの左フックでフェリシアーノがダウン。しかし6R、連打からの右フックでマコーリーが痛烈なダウン。それで自信を持ったか、フェリシアーノが前進。応戦するマコーリー。7Rにマコーリーが左フックでダウンを奪ったが、これは手首の部分が当たったものでダウンではない。その後、攻める姿勢のフェリシアーノ、ワンツー、左フック、ディフェンスのマコーリー。12Rに猛攻を見せるフェリシアーノ。12R終了。判定は3-0。マコーリーが端正なボクシングで勝利。フェリシアーノは残念。パワーでは負けていなかったが、パンチの正確さに欠けていた。12Rに見せた攻撃を初回からやっていれば勝っていたかも。その後のフェリシアーノ。再起戦で全米王座をスコッティ・オルソンに奪われ、それが最後の試合となった。)

ロドルフォ・ブランコ 12R 判定 デーブ・マコーリー
(IBF世界フライ級タイトル戦、1992年)
マコーリー:左ジャブ、右ストレート、フック
ブランコ:左ジャブ、右ストレート、フック
(感想:ブランコがタイトル獲得。五度目の防衛戦で南アフリカのタフ男ジェイコブ・マトララをKOしたマコーリー。六度目の防衛戦で再びブランコと勝負。IBF1位の挑戦者ブランコはマコーリーとの初戦後、再起戦に勝利。91年は結局、その試合のみ。そして92年に再戦。試合間隔が長くなっているが、その影響が試合に出るかどうか?  スペインで行われた因縁の試合。共にディフェンス、ジャブ、接近戦で左ボディ打ち。マコーリーが距離を取りながらワンツー、左のテクニック。ブランコは前進して右パンチにパワーを込める。コンビネーションが素晴らしいマコーリー。左フックからの右ストレート、ワンツーからの左フック。パワーで押すブランコは6Rに右をヒットさせ、7Rには激しい打撃戦。9R、ローブローでブランコが減点。12R、マコーリーの右がヒット。12R終了、共に自身の勝利をアピール。判定は僅差の3-0。ブランコのパワー、攻める姿勢が評価されたか。マコーリーは右ストレート、左フックに正確さがあったが、わずかに及ばず。判定のアナウンスに納得いかない表情だったが、それも理解できる接戦だった。これが最後の試合となったマコーリー。引退後はテレビでボクシング解説をやったりしているそうだ。一方、ようやく世界王者になれたブランコだが、初防衛戦でピチット・シスバンプラチャンに敗北。その後、世界挑戦のチャンスがあったが、勝てず。階級を上げたのもあり、世界王座陥落後は負けることが多くなっていった。)

①「IBF World Flyweight Title 
Duke McKenzie vs. Dave McAuley」
②「IBF World Flyweight Title 
Dave McAuley vs. Dodie Boy Penalosa」
③「IBF World Flyweight Title 
Dave McAuley vs. Rodolfo Blanco」
④「IBF World Flyweight Title 
Dave McAuley vs. Pedro Jose Feliciano」
⑤「IBF World Flyweight Title 
Dave McAuley vs. Rodolfo Blanco」

デューク・マッケンジー(Duke McKenzie)のページ
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ドディ・ボーイ・ペニャロサ(Dodie Boy Penalosa)のページ
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ピチット・シスバンプラチャン(Pichit Sitbangprachan)のページ

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