2020年8月7日金曜日

バック・スミス(Buck Smith)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

200戦を超えるキャリアのウェルター級、スミス。カークランド・レイン戦、ロバート・ワンギラ戦(再戦)、フリオ・セサール・チャベス戦を紹介します。

バック・スミス(Buck Smith)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

バック・スミス(アメリカ)
身長175cm:オーソドックス(右構え)

バック・スミス 7R KO カークランド・レイン
(ウェルター級戦、1990年)
スミス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
レイン:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
7R:左フックでレインがダウン
(感想:オクラホマ出身のスミス。ボクシングの経験が無いままプロ入り。デビュー戦は判定負け。しかし、「何か」をつかんだか、その後、連勝し、これまで26勝(17KO)2敗1分。ロンドンで英国のレインと対戦。とっても個性的なレイン(ロベルト・デュランに勝ったことも)。ヨチヨチ歩きのフットワークでノーガード・スタイル。妙な動きでジャブ・左フック。髪型も実にユニーク。スミスが振りの大きい左フックを狙う。よける勘があるレインにスミスは空振りが多かったが、7Rについに捉える。レインが左フックをよけ損なってダウン。立ったが、フラついてレフェリーストップ。ワンパンチKO。スミスのパンチにはキレがあった。レインは負けたが、実に面白い選手だった。)

バック・スミス 2R KO ロバート・ワンギラ
(ウェルター級戦、1991年)
スミス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
ワンギラ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
2R:フック連打でワンギラがダウン
(感想:おそらくこの頃がスミスの全盛期。猛烈な勢いでリングに上がり続ける(相手は無名が多かったが)。ワンギラはソウルオリンピック(1988年)・ウェルター級金メダリスト。これは再戦(初戦はワンギラの判定勝ち)。ラスベガスでの一戦。共にジャブを使って豪快にフックを打つなど、似た戦い方。ワンギラが右ストレートを打つが、スミスは構わず前進。2R、ロープ際でのフック連打でワンギラがリングの外に落ちるダウン。戻ってきたがフラついておりストップされた。なかなかパワフルな連打で大きな勝利を得たスミス。これで93勝(67KO)2敗1分。2Rにはコーナーに置かれたバドワイザーの広告が倒れるハプニングも。)

フリオ・セサール・チャベス 3R KO バック・スミス
(ウェルター級戦、1999年)
スミス:左ジャブ、右ストレート、左フック
チャベス:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
2R:右ストレートでスミスがダウン
3R:右ストレートでスミスがダウン
(感想:178勝(118KO)13敗1分23NCのスミス。90年代半ばあたりから敗北やノーコンテストが目立ち始める。そしてあのチャベスと対戦。しかし共に全盛を過ぎており、この試合のスミスは本来のスミスではなかった。フットワークとジャブのスミスだが、体が重そうでキレがない。チャベスに左フックで顔面・ボディを打たれ、フラフラに。2R、3Rのダウンで終了。全盛時代には毎週のように試合して、一日に二試合やったり、連日リングに上がったこともあるスミス。世界王者にはなれなかったが思い出はいっぱいなのではないだろうか。勝ったチャベスは次の試合でコスタヤ・ジューのWBC世界J・ウェルター級タイトルに挑戦したが、TKO負けに終わった。)

①「Welterweight
Buck Smith vs. Kirkland Laing」
②「Welterweight
Buck Smith vs. Robert Wangila」
③「Welterweight
Buck Smith vs. Julio Cesar Chavez」

カークランド・レイン(Kirkland Laing)のページ
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フリオ・セサール・チャベス(Julio César Chávez)のページ

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