2020年4月10日金曜日

レスリー・スチュアート(Leslie Stewart)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

L・ヘビー級王者。カリブ海のストレート・パンチャー、スチュアート。マービン・ジョンソン戦(初戦・再戦)、フルヘンシオ・オベルメヒアス戦を紹介します。

レスリー・スチュアート(Leslie Stewart)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

レスリー・スチュアート(トリニダード・トバゴ共和国)
身長187cm:オーソドックス(右構え)

マービン・ジョンソン 7R TKO レスリー・スチュアート
(WBA世界L・ヘビー級王座決定戦、1986年)
スチュアート:左ジャブ、右ストレート、左フック
ジョンソン:右ジャブ、左ストレート、左右フック
(感想:ジョンソンがタイトル獲得。トリニダード・トバゴの黒人選手スチュアート。ニックネームは「Laventille Tiger(ラヴェンティーユの虎)」(「ラヴェンティーユ」は町の名前)。ジャブ、ストレートを使う正統派スタイルであり、「虎」というイメージはあまりない。WBC米大陸L・ヘビー級王座を獲得するなど、これまで全勝。ジョンソンは70年代の後半に世界王者だった選手で、イメージ的には「古豪」といったところ。しかしながらサウスポーのジョンソンが1Rから精力的に左ストレートで先手を取る。それにスチュアートが応戦し、ハイペースな打撃戦に。1R終了時には観客がスタンディング・オベーション。試合が進むに連れ、スチュアートの両まぶたのキズと出血がひどくなり、TKO。ダウンシーンは無し。攻め続けたジョンソン、一歩も引かなかったスチュアート。両者とも立派だった。)

レスリー・スチュアート 4R TKO フルヘンシオ・オベルメヒアス
(L・ヘビー級、1986年)
スチュアート:左ジャブ、右ストレート、左フック
オベルメヒアス:左ジャブと右ストレート
(感想:オベルメヒアスは「フリー・オベル」とも呼ばれ、マービン・ハグラーの世界ミドル級タイトルに二度挑戦したことがある選手だが(二度ともKO負け)、本来はL・ヘビー級の選手ではない。4Rにスチュアートの連打がヒット。さらに連打でオベルメヒアスが背を向けてレフェリーストップ。パワーの差があった。ダウンシーンは無し。惨敗したオベルメヒアスだが、後にWBA世界S・ミドル級タイトルを獲得。)

レスリー・スチュアート 9R TKO マービン・ジョンソン
(WBA世界L・ヘビー級タイトル戦、1987年)
スチュアート:左ジャブ、右ストレート、左フック
ジョンソン:右ジャブ、左ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
1R:右ストレートで2度、ジョンソンがダウン
(感想:スチュアートがタイトル獲得。スチュアートの地元ポート・オブ・スペインで行われた再戦。派手なガウンで入場のジョンソン。1Rから前回の続きのような打撃戦。しかし、前回とは違ってジョンソンの動きは重そうで、キレが無い。スチュアートの強打を食ってグラつき、初回からダウン。それでも前に出るジョンソンだが、パンチの正確さはスチュアート。いつKOになるか、というほど打たれたジョンソンは8R終了で棄権。スチュアートが再戦で雪辱。パワフルで手数も多かった。ようやく世界王座を獲得したスチュアートだが、初防衛戦でバージル・ヒルの切れ味鋭いパンチでKO負け。WBC王者ドニー・ラロンデ、WBO王者マイケル・モーラーに挑戦していずれもTKO負け。負けが増えていき、王座に返り咲くことなく引退。ボクシング関係者から高く評価されていた選手だったが、その実力に見合わない結果になることが多かった。どうやらヒルに王座を奪われて全てがおかしくなってしまったようだ。) 

①「WBA World Light Heavyweight Title
Marvin Johnson vs. Leslie Stewart」
②「Light Heavyweight
Leslie Stewart vs. Fulgencio Obelmejias」
③「WBA World Light Heavyweight Title
Marvin Johnson vs. Leslie Stewart」

マービン・ジョンソン(Marvin Johnson)のページ
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フルヘンシオ・オベルメヒアス(Fulgencio Obelmejias)のページ
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バージル・ヒル(Virgil "Quicksilver" Hill)のページ
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ドニー・ラロンデ(Donny Lalonde)のページ

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