2020年3月25日水曜日

金喆鎬(Kim Chul Ho)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

韓国のラッシャー、金喆鎬。渡辺二郎戦、ジャッカル丸山戦、石井幸喜戦を紹介します。

金喆鎬(Kim Chul Ho)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

金喆鎬(韓国)
身長168cm:オーソドックス(右構え)

金喆鎬 15R 判定 渡辺二郎
(WBC世界J・バンタム級タイトル戦、1981年)
金:左ジャブ、右ストレート、左フック
渡辺:右ジャブ、左ストレート、右フック
(感想:金がタイトル防衛。韓国の金。国内王座(J・バンタム級)を獲得するなど、戦績が良く、初の海外試合で実力者ラファエル・オロノをKOしてWBC世界J・バンタム級タイトル獲得。これが初防衛戦。渡辺は大阪の選手。これまで全勝。日本拳法の経験があり、パンチが強い。ソウルで行われた一戦。ジャブの打ち合いと接近戦で両者一歩も引かず。サウスポーの渡辺は左ストレートのカウンター。金は接近して連打。パンチを当てる巧さは渡辺、手数は金、といったところ。15R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。ボクシング界には世界王者を挑戦者より上の存在と見なす習慣がある。互角の場合、ポイントを取るのは王者。挑戦者が勝つには王者を上回る攻撃をする必要がある。渡辺は負けたが、その後、WBA王座、次いでWBC王座を獲得。) 

金喆鎬 13R KO ウイリー・ジェンセン
(WBC世界J・バンタム級タイトル戦、1981年)
金:左ジャブ、右ストレート、フック
ジェンセン:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
13R:ボディ連打でジェンセンがダウン
(感想:金がタイトル防衛。二度目の防衛戦。挑戦者ジェンセンはネバダ州ラスベガスの黒人。ニックネームは「Birdlegs」(「鳥の足」? フットワークのことだろうか?)。デビューから連勝。ルペ・ピントールにKO負けで初黒星。全米フライ級王座獲得。グティ・エスパダス(後、WBA世界フライ級王座獲得)、ラファエル・オロノ(WBC世界J・バンタム級王座戦)とドロー。なかなかの実績を引っさげて、二度目の世界挑戦。韓国・釜山での一戦。金が前傾姿勢でダッキングしながらジャブ連打。接近してフック、ボディ連打。ジェンセンは左のガードを下げた構えから左ジャブ、左フック。似たタイプであるが、金は接近戦、ジェンセンは距離を取って戦いたい様子。そのためジェンセンはクリンチが目立つ。金が右ストレート、ボディ連打で攻勢。ジャブ、右カウンターを食うが、構わず前進。ジェンセンは左フックに巧さがあるが、打たれてさらにクリンチを多用。13R、ボディ連打でジェンセンがついにダウン。立てず、KO。金がタフネス&連打で勝利。打たれるシーンもあったが、「勝てば問題ない」というのが金のボクシングのようだ。ジェンセンは良い選手だが、相手のしつこさに負けた。その後のジェンセン。数試合行ったが、不調。ラストファイトはカオサイ・ギャラクシーにKO負けだった。)

金喆鎬 9R TKO ジャッカル丸山
(WBC世界J・バンタム級タイトル戦、1981年)
金:左ジャブ、右ストレート、左フック
丸山:左ジャブと左右フック
(感想:金がタイトル防衛。三度目の防衛戦。挑戦者は「根性の男」丸山。グスタボ・バリャス(後、初代WBA世界J・バンタム級王者に。来日し、渡辺二郎に挑戦したことも)には負けてしまったが、日本J・バンタム級王座を防衛中。釜山で行われた一戦。ジャブと接近戦で打ち合い続ける両者。しかし、最後は丸山のキズが悪化してTKO(ダウンシーンは無し)。この試合でもねばり強かった金。細かいパンチを地道に打ち続けた。丸山の右フックも良かったが、ジャブとパンチの正確さは金の方が上だった。その後も丸山は日本J・バンタム級王座戦の中心選手として活躍。)

金喆鎬 8R KO 石井幸喜
(WBC世界J・バンタム級タイトル戦、1982年)
金:左ジャブ、右ストレート、左フック
石井:左ジャブと左右フック
(ダウンシーン)
3R:右フックで金がダウン
6R:左フックで石井がダウン
7R:右フックで石井がダウン
8R:連打で石井がダウン
(感想:金がタイトル防衛。四度目の防衛戦。挑戦者はWBA世界フライ級1位の石井。これまで全勝だが、やや打たれ弱いところがあり、階級も一つ下。大邱(テグ)で行われた一戦。1Rから積極的に攻める金、応戦する石井。3Rに右フックで金がダウン。その後、金は休むことなく連打で報復。ダウンを繰り返した石井は8Rにレフェリーストップ。共に一発で倒すタイプの選手ではないが、3Rと6Rのダウンシーンは迫力があった。その後の二人。石井は日本王座戦に勝てず、引退。金はラウル・バルデスとドローで五度目の防衛に成功したが、オロノとの再戦でKO負け、王座陥落。約一年後の再起戦にも敗れて引退。引退後はトレーナーに。ボクシング中継でよく見かける顔となった。)

①「WBC World Super Flyweight Title
Kim Chul Ho vs. Watanabe Jiro」
②「WBC World Super Flyweight Title
Kim Chul Ho vs. Willie Jensen」
③「WBC World Super Flyweight Title
Kim Chul Ho vs. Jackal Maruyama」
④「WBC World Super Flyweight Title
Kim Chul Ho vs. Ishii Koki」

渡辺二郎(Watanabe Jiro)のページ
-------------
ラファエル・オロノ(Rafael Orono)のページ

0 件のコメント:

コメントを投稿