2020年1月3日金曜日

ソット・チタラダ(Sot Chitalada)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

タイ国のストレート・パンチャー、ソット。チャーリー・マグリ戦、安来基戦、神代英明戦、を紹介します。

ソット・チタラダ(Sot Chitalada)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ソット・チタラダ(タイ)
身長161cm:オーソドックス(右構え)

ソット・チタラダ 5R TKO チャーリー・マグリ
(WBC世界フライ級タイトル戦、1985年)
ソット:左ジャブと右ストレート
マグリ:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(感想:ソットがタイトル防衛。ムエタイの選手だったソット。国際式(プロボクシング)に転向。かなりの「才能アリ」の選手で、五戦目で張正九のWBC世界J・フライ級王座に挑戦(12R判定負け)。階級を上げてガブリエル・ベルナル(日本で小林光二を豪快にKOして王座を持ち去ったメキシカン)から王座を奪う。これはその初防衛戦。相手はかつてこのベルトを所持していた英国のマグリ。マグリとしては地元のファンの前で王座を奪回したいところ。攻めるマグリ。モハメド・アリばりのフットワークと左ジャブを見せるソット。マグリが押し気味の展開だったが、4Rにソットが打ち合いに出る。マグリの負傷により、4R終了でTKO(ダウンシーンは無し)。ややあっけない結果。再戦がなかったところを見ると、ソットの方が実力が上だったか。その後、マグリはデューク・マッケンジー(英国のスラリとした黒人選手。後、三階級制覇)に敗れて引退。王座に返り咲くことはなかった。)

ソット・チタラダ 4R KO 安来基
(WBC世界フライ級タイトル戦、1987年)
ソット:左ジャブと右ストレート
安:左ジャブと左フック
(ダウンシーン)
1R:右アッパーで安がダウン
3R:右アッパーで安がダウン
4R:強い左ジャブで安がダウン
(感想:ソットがタイトル防衛。バンコクで行われた試合。韓国の安。韓国フライ級王座を獲得したり、中島俊一を破ったりといった実績。このところ連勝中。1R、強い左ジャブで安がグラつき、アッパーでダウン。その後、安は体勢を立て直したかに見えたが、3R、4RにダウンでKO。ソットがパワフルに完全なKO勝利。ソットにはテクニシャンのイメージがあるが、全盛期のソットはケンカでも負けないような気の強さ、パワー、タフネスがあった。)

ソット・チタラダ 8R TKO 神代英明
(WBC世界フライ級タイトル戦、1988年)
ソット:左ジャブと右ストレート
神代:右ジャブと左ストレート
(感想:ソットがタイトル防衛。サウスポーの神代。デビュー以来、七連勝ではあるが、ソットに挑戦するには経験不足では? という声もあるチャレンジャー。右と左の違いはあるが似たような戦い方の両者。神代は左ストレートを決めるシーンもあったが徐々にパワーに押されて、負傷により7R終了でTKO(ダウンシーンは無し)。ソットのジャブ、ストレートは速くて強かった(4Rにはソットが神代を投げ飛ばすシーンも)。スピード、パンチのキレで勝負するタイプだったソット。次第に衰え、同国人のムアンチャイ・キティカセムにKOでベルトを奪われる。そのときのムアンチャイの戦いぶりは若い頃のソットにそっくりだった。)

①「WBC World Flyweight Title
Sot Chitalada vs. Charlie Magri」
②「WBC World Flyweight Title
Sot Chitalada vs. Rae-Ki Ahn」
③「WBC World Flyweight Title
Sot Chitalada vs. Kamishiro Hideaki」

チャーリー・マグリ(Charlie Magri)のページ
--------------
ムアンチャイ・キティカセム(Muangchai Kittikasem)のページ

0 件のコメント:

コメントを投稿