2020年1月21日火曜日

レオ・ガメス(Leo Gámez)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

四階級制覇の「小さな巨人」、レオ・ガメス。横沢健二戦、八尋史朗戦、ピチットノイ・シスバンプラチャン戦を紹介します。

レオ・ガメス(Leo Gámez)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

レオ・ガメス(ベネズエラ)
身長152cm:オーソドックス(右構え)

レオ・ガメス 3R TKO 横沢健二
(WBA世界ストロー級タイトル戦、1988年)
ガメス:左ジャブと右ストレート
横沢:右ジャブと左ストレート
(ダウンシーン)
2R:右ストレートで横沢がダウン
(感想:ガメスがタイトル防衛。ベネズエラのガメス。ニックネームは「Torito」。英語で言うと「Little Bull(小さい雄牛)」という意味だとか。小柄だがパワーがあって伸びがあるストレートを打ち、これまで全勝。新設されたWBA世界ストロー級王座を韓国で金奉準を下して獲得。これが初防衛戦。サウスポーの横沢はテクニックで勝負するタイプ。しかし、両者にはパワーの差が。2R、右ストレートで横沢がダウン。3R、横沢の鼻の負傷によりストップ。パワー、特に「ガツン」という感じの右ストレートの威力でガメスが圧勝。この当時はストロー級(現:ミニマム級)が創設されて間もない頃。「この最軽量級に存在意義があるのか?」という空気もあった。軽量級に世界王座が存在するのは「小さいけど凄い選手がいる」、だから「そういう選手のためのタイトルを」ということだと思う。「軽くてパワーもない」というのであれば、そんな選手のための王座など必要ない。そういう意味で「ストロー級」の存在意義を高めたレオ・ガメスとリカルド・ロペスに対して、最軽量級の選手たちは感謝すべきであろう。)

レオ・ガメス 9R TKO 八尋史朗
(WBA世界J・フライ級王座決定戦、1993年)
ガメス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
八尋:左ジャブと右ストレート
(ダウンシーン)
7R:右ストレートで八尋がダウン
9R:右ストレートで八尋がダウン
(感想:ガメスが二階級制覇。横沢を相手にパワーを見せつけたガメスだが、その後はサッパリ。強さは相変わらずだが、韓国での世界戦で柳明佑、金容江に三連敗。引退も考えたらしいが、カムバック。そしてこの王座決定戦。すらっとして背が高い八尋。パワーはもう一つだが、懐が深いボクシングをする男。そんな八尋に小柄なガメスの右ストレートが「ガツンガツン」という感じで決まる。1Rにいきなりの右ストレートでダウン寸前になった八尋。これでパワーが落ちたのか、強打をもらい続ける八尋を見て、会場は「いつまで耐えられるか?」という雰囲気に。八尋も良い選手だが、小柄で顔も小さく、ディフェンスもできるガメスにパンチを当てにくい様子。7R、9Rのダウン。最後は八尋が連打を浴びて、タオル投入。ガメスのようなケタ外れのパワーとタフさを持っている選手とは打ち合うべきではない。仮に「つまらない試合だった」と後でファンに言われたとしても、ジャブでポイントを取って突き放すのが良い。しかし、ガメスはそんなことは承知。小手先のテクニックでは封じることができない強さがガメスにはあった。)

レオ・ガメス 6R KO ピチットノイ・シスバンプラチャン
(WBA世界J・フライ級タイトル戦、1994年)
ガメス:左ジャブ、右ストレート、左右フック
ピチットノイ:右ジャブと左ストレート
(ダウンシーン)
2R:左ストレートでガメスがダウン
6R:右ストレートでピチットノイがダウン
(感想:ガメスがタイトル防衛。タイで行われた一戦。サウスポーのピチットノイはジャブとストレートを使うストレートパンチャー。タイ人ボクサーに特有の一発一発をしっかり強打するタイプ。2R、左ストレートでガメスがダウン。ドッと沸く観客。チャンスとばかりに攻めるピチットノイ。ガメスはスピードのあるサウスポー相手にやりにくそうな感じで、5Rにはコーナーに詰められて連打されるシーンも。このままいけば新王者誕生か、と思われたが、6R、連打からの右ストレートが「ガツン」。ピチットノイは立てなかった。この試合はタイで行われたが、タイでは様々な妨害行為によって外国人が試合に集中できなかったりすることがよくあるとか。しかしながら、とびっきりのハードパンチャーのガメスにはたとえそういうことをしたとしてもリングでは通用しなかっただろう。その後のガメスの活躍はおなじみ。日本のリングとは特に縁があり、最終的に四階級制覇。引退後は若手の指導をしているとのこと。)

①「WBA World Minimumweight Title
Leo Gamez vs. Yokozawa Kenji」
②「WBA World Light Flyweight Title
Leo Gamez vs. Yahiro Shiro」
③「WBA World Light Flyweight Title
Leo Gamez vs. Pichitnoi Sithbanprachan」

柳明佑(Myung Woo Yuh)のページ
---------------
八尋史朗(Yahiro Shiro)のページ

0 件のコメント:

コメントを投稿