2020年1月22日水曜日

ジェラルド・マクラレン(Gerald McClellan)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

世界ミドル級王者。クロンクジムの「KOマシーン」。ジョン・ムガビ戦、ジュリアン・ジャクソン戦(初戦・再戦)を紹介します。

ジェラルド・マクラレン(Gerald McClellan)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ジェラルド・マクラレン(アメリカ)
身長183cm:オーソドックス(右構え)

ジェラルド・マクラレン 1R KO ジョン・ムガビ
(WBO世界ミドル級王座決定戦、1991年)
マクラレン:左ジャブと右ストレート
ムガビ:左ジャブ
(ダウンシーン)
1R:右ストレート、左フック、右ストレートで3度、ムガビがダウン
(感想:マクラレンがタイトル獲得。イリノイ州出身のマクラレン。アマチュアで活躍(タイトルも獲得)。その試合ぶりが認められ、有名な「クロンクジム」に加入。プロデビュー以来、1RでのKO勝ちが多く、ニックネームは「The G-Man」(「Gerald」の「G」を取って「Gの男」ということか。「ゴルゴ13」みたいだ)。これが世界初挑戦。ムガビはウガンダ出身の強打者で、元WBC世界J・ミドル級王者。マービン・ハグラーとの死闘はあまりにも有名。しかしながら、「KOアーチスト」と呼ばれたのも今は昔。テリー・ノリスに1RでのKO負けで同王座を失うなど、勢いに欠ける状況。英国で行われた試合。攻めるマクラレン。右ストレートが効いたムガビを一気に攻めて倒し切った。新鋭があのムガビを豪快にKO。最後の右ストレートでのダウンは前のめりに倒れる痛烈なものだった。しかし、このWBO王座はマクラレンにとって初の世界タイトルだったが、一度も防衛せずに返上。当時、設立されたばかりのWBOの王座は価値が低かった。)

ジェラルド・マクラレン 5R TKO ジュリアン・ジャクソン
(WBC世界ミドル級タイトル戦、1993年)
マクラレン:左ジャブ、右ストレート、左フック
ジャクソン:左ジャブ、左右フック
(ダウンシーン)
5R:左フック、右ストレートで2度、ジャクソンがダウン
(感想:マクラレンがタイトル獲得。王者ジャクソンは恐るべき強打で二階級制覇したカリブの男。「ガツンガツン」とまるで石か何かの固い物で殴るかのようなハードパンチの持ち主。ただ、マイク・マッカラムにアッサリ倒されたり、このWBCタイトルを獲得した試合では打たれて負けそうになったり、とタフネスに問題アリ。倒し屋同士の対決。1Rからマクラレンの右ストレート、ジャクソンの左フックが炸裂する壮絶な打撃戦。互いに一歩も譲らず、マクラレンは足を使い、ジャクソンが追う。5Rにジャクソンのローブローでいったん中断したものの、その後、ジャクソンが右ストレートを食って効いたのをきっかけにマクラレンが一気にラッシュ。二度倒し、新王者誕生となった。マクラレンは得意の 「右ストレートでダメージを与えてから一気に倒すパターン」を上手くやった。)

ジェラルド・マクラレン 1R KO ジュリアン・ジャクソン
(WBC世界ミドル級タイトル戦、1994年)
マクラレン:左ジャブ、右ストレート、左フック
ジャクソン:左ジャブ、左フック
(ダウンシーン)
1R:連打、ボディーへの左フックで2度、ジャクソンがダウン
(感想:マクラレンがタイトル防衛。ジャクソンを倒した後、二連続1RでのKOで王座を防衛したマクラレン。ジャクソンと再戦。またしても「右ストレートでダメージを与えてから一気に倒すパターン」で二度倒して勝利。打たれ弱さがあるとはいえ、あのジャクソンを1RでKOするとは。これで三連続で1RでのKO防衛になったマクラレン。この調子でカルロス・モンソンのように右ストレートで長期政権を築くと思われたが・・・。)

①「WBO World Middleweight Title
Gerald McClellan vs. John Mugabi」
②「WBC World Middleweight Title
Julian Jackson vs. Gerald McClellan」
③「WBC World Middleweight Title
Gerald McClellan vs. Julian Jackson」

ジョン・ムガビ(John "The Beast" Mugabi)のページ
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ジュリアン・ジャクソン(Julian "The Hawk" Jackson)のページ

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