2019年12月29日日曜日

ヘンリー・マスケ(Henry Maske)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

ドイツの英雄、ヘンリー・マスケ。チャールズ・ウィリアムス戦、アンソニー・ヘンブリック戦、アイラン・バークレー戦を紹介します。

ヘンリー・マスケ(Henry Maske)ボクシング・ブログ「世界の強豪ボクサー」[Google Blogger]

ヘンリー・マスケ(ドイツ)
身長189cm:サウスポー

ヘンリー・マスケ 12R 判定 チャールズ・ウィリアムス
(IBF世界L・ヘビー級タイトル戦、1993年)
マスケ:右ジャブ、左ストレート
ウィリアムス:左ジャブ、右ストレート
(感想:マスケがタイトル獲得。東ドイツ出身のマスケ。ニックネームは「Gentleman」(「見た目の雰囲気とクリーンな試合ぶり」をイメージしているのだと思われる)。子供の頃からボクシングに親しみ、1988年ソウルオリンピックでは東ドイツ代表で出場し、ミドル級で金メダル獲得(ベルリンの壁が壊れてドイツが東西統一されたため、最後の「東ドイツ代表」となった)。東側の国がプロボクシングに参入していく状況でマスケもプロ入り。元WBA世界L・ヘビー級王者レスリー・スチュワートらを相手にこれまで全勝。ウィリアムスは「プリンス」と呼ばれる男で、意味は「L・ヘビー級のナンバーワン」。パワフルなフックが武器。ドイツで行われた試合(マスケの世界戦は全てドイツ。アメリカでは彼の試合はウケなかっただろうから、それでよかったような気もする)。1Rから左ジャブ、右ストレートで攻めるウィリアムス。しかし、マスケの当てさせないディフェンス、クリンチ、左ストレートカウンターでチョコチョコっとポイントを取られ続ける。判定は3-0。ダウンシーンは無し。マスケが「当てるだけのパンチ」で世界タイトルを獲得。エキサイティングではない、アマチュア的な試合。プロでそれをやってはいけない、という気もするが、そういうやり方で世界王座を獲る時代が来たか、という感じも。クリンチが多かった試合。選手よりもレフェリーの方が疲れたのでは?)

ヘンリー・マスケ 12R 判定 アンソニー・ヘンブリック
(IBF世界L・ヘビー級タイトル戦、1993年)
マスケ:右ジャブ、左ストレート
ヘンブリック:左ジャブ、右フック
(感想:マスケがタイトル初防衛。ヘンブリックは全米L・ヘビー級戦で1RでTKO負けしたり、リーオンザー・バーバーのWBO王座に挑戦して判定負けしたり、オーリン・ノリスと北米クルーザー級王座を争ってTKO負けしたり。「トップクラス」というより「二番手」といった感じのポジションの選手。試合内容の方はウィリアムス戦と似たような展開、というか同じ(マスケって誰とやっても同じ内容?)。左ジャブ、右フックで前に出るヘンブリックに対し、マスケはディフェンス、クリンチ、カウンターでポイントを取り、判定は3-0。ダウンシーンは無し。この試合の見所はヘンブリック。ラウンド終了時に後ろ向きに飛び跳ねてコーナーに戻ったり、相手にジャンプするかのように飛び込んでパンチを打ったりするなど実に個性的(個人的にはそういう選手は嫌いじゃない)。記録によると全米L・ヘビー級王座は獲得できたが、世界タイトルは獲れなかった。少し残念。)

ヘンリー・マスケ 10R TKO アイラン・バークレー
(IBF世界L・ヘビー級タイトル戦、1994年)
マスケ:右ジャブ、左ストレート、左フック
バークレー:左右フック
(感想:マスケがタイトル防衛。リングアナはマイケル・バッファー。リングのキャンバスにはジム・キャリーの映画『マスク』のイラスト(「マスケ」と「マスク」をかけてるのだと思われる)。挑戦者「ブロンクスの荒くれ者」バークレー(三階級制覇王者。WBA世界L・ヘビー級王座を獲得している)はいつもの乱打で突進するが、本来はL・ヘビー級の選手ではない。マスケは例によって「ディフェンス、クリンチ、カウンターでポイントを取る」作戦。相手が大きくない選手だからか、「お前の試合はつまらん」と誰かに言われたからなのかは知らないが、この試合のマスケは少し手数が多く、左フックでボディを叩くなどやや積極的。しかしながら戦いの基本はいつもと変わらない。9R終了で顔が腫れたバークレーがギブアップ(ダウンシーンは無し)。「KO勝ち」に喜ぶマスケ(地元のファンと本人が喜んでいるのであればそれもよかろう)。マスケはその後も防衛を続けたが、WBA王者バージル・ヒルと王座統一戦、初黒星。執念深い(?)マスケ。その後、何年も経ってヒルと再戦。3-0の判定勝ちでリベンジ、ラストファイト。引退後はマクドナルドのチェーン店を経営したり、TVでボクシングコメンテーターをしているとのこと。)

①「IBF World Light Heavyweight Title
Charles Williams vs. Henry Maske」
②「IBF World Light Heavyweight Title
Henry Maske vs. Anthony Hembrick」
③「IBF World Light Heavyweight Title
Henry Maske vs. Iran Barkley」

チャールズ・ウィリアムス(Charles Williams)のページ
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アイラン・バークレー(Iran "The Blade" Barkley)のページ

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