2024年12月4日水曜日

オマール・ナルバエス(Omar Narváez)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

二階級世界王者。アルゼンチンの「ハリケーン」。アレクサンドル・マクムトフ戦、オマール・ソト戦、久高寛之戦を紹介します。

オマール・ナルバエス(Omar Narváez)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

オマール・ナルバエス(アルゼンチン)

身長159cm:サウスポー


オマール・ナルバエス 11R TKO アレクサンドル・マクムトフ

(WBO世界フライ級タイトル戦、2003年)

ナルバエス:右ジャブ、左ストレート、フック

マクムトフ:左ジャブ、右ストレート、フック

(ダウンシーン)

9R:右ボディ、左ボディで2度、マクムトフがダウン

(感想:ナルバエスがタイトル防衛。アルゼンチン最高のボクサーの一人、ナルバエス。ニックネームは「ハリケーン」。アマチュアではアトランタ、シドニーで二度オリンピック出場(フライ級。しかし、メダルは獲得ならず)。プロではWBO世界フライ級王座、WBO世界スーパーフライ級王座を獲得し、それぞれ16度、11度防衛。文句無しの実績を残した。マクムトフ戦はフライ級王座五度目の防衛戦となる。挑戦者マクムトフはロシア人。セーン・ソープルンチットのWBA王座に挑戦したときは判定負け。その後、欧州王座(フライ級)を獲得し、連続防衛。これが二度目の世界戦(メジャー団体の王座)。フランスのルバロア=ペレでの一戦。ヒゲを生やしたマクムトフ。ナルバエスは後ろ髪が長い。ナルバエスが距離を取って右ジャブ、踏み込んで左ストレート。マクムトフは左を使いながら前進し、ワンツー、フック連打。互いに速い連打&ディフェンス。ナルバエスは「左ストレート、右ジャブ、左ストレート」の連打が印象的。マクムトフは器用さは感じられるが、ナルバエスのブロックを吹っ飛ばすパワーはない。9R、右ボディでマクムトフがダウン。さらに左ボディで二度目。ラッシュするナルバエス。10R終了後、マクムトフが棄権、試合終了。共に「一発のパワー」という点ではそれほど差はなかったが、ナルバエスが連打で勝利。パンチの正確さ、手数の多さがあった。マクムトフはパワー不足で攻撃をことごとくブロックされた。その後、マクムトフは世界王座を獲得することなくキャリアを終えた。)


オマール・ナルバエス 11R KO オマール・ソト

(WBO世界フライ級タイトル戦、2009年)

ナルバエス:右ジャブ、左ストレート、フック

ソト:左ジャブ、右ストレート、フック

(ダウンシーン)

11R:ワンツーでソトがダウン

(感想:ナルバエスがタイトル防衛。無敗を続けるナルバエス。ブエノスアイレスで16度目の防衛戦。挑戦者ソトはメキシカン。メキシコ王座(ミニマム級)を獲得したことがあるが、ムハマド・ラクマンのIBF世界ミニマム級王座に挑戦して敗北。階級を上げて二度目の世界チャレンジ。ナルバエスがいつものようにブロックしながらジャブ、左ストレート。ソトは相手がサウスポーということで右ストレート、右フックを狙う。ジャブを正確に当てるナルバエス。ソトは右狙いでジャブが少ない。8R、バッティングでソトが減点。11R、ラッシュするナルバエス。連打からのワンツーでソトからダウンを奪う。10カウント内に立てず、KO。テンポの良い攻撃でナルバエスが快勝。ソトはジャブが少なく、攻めるときにバランスを崩したりしていた。良いジャブを打つシーンもあったが、サウスポーが苦手だったのだろう。残念な試合運びだった。その後、ソトはWBCの地域王座(フライ級)を獲得したが、ローマン・ゴンザレスのWBA世界ライトフライ級王座への挑戦はKO負け。世界を獲得することなくリングを去った。)


オマール・ナルバエス 10R TKO 久高寛之

(WBO世界スーパーフライ級タイトル戦、2013年)

ナルバエス:右ジャブ、左ストレート、フック

久高:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:ナルバエスがタイトル防衛。WBO世界フライ級タイトルを16度防衛後に王座を返上したナルバエス。決定戦に判定勝ちしてWBO世界スーパーフライ級王座獲得、二階級制覇。しかし、三階級目を狙ってノニト・ドネアのWBC・WBO世界バンタム級王座に挑戦して判定負け、初黒星。久高戦はスーパーフライ級王座の八度目の防衛戦。久高はこれが四度目の世界挑戦。アルゼンチン・トレリューでの一戦。左を使って右を当てようとする久高。「右ストレート、左ジャブ、右ストレート」の連打が印象的。ナルバエスはブロック&左ストレート、意表を突くようなタイミングで右フック。左右フックのボディ打ちも迫力。連打する久高だがナルバエスはブロックし、大きなフックを正確にヒットさせる。10R、攻める久高。ナルバエスが反撃。ロープ際で久高が連打を浴びたところでレフェリーストップ(ダウンシーンは無し)。ナルバエスがパワフルなフック連打で勝利。フライ級時代と比べると攻めがやや粗い感じもしたが、その分、豪快さがあった。久高は良いパンチを打っていたが、相手の固いガードを崩せなかった。その後のナルバエス。12度目の防衛戦で井上尚弥に僅か2RでKO負け。再度、三階級制覇を狙ってゾラニ・テテ(南アフリカ)のWBO世界バンタム級王座に挑戦したが判定負け。世界フライ級王座を16度、世界スーパーフライ級王座を11度防衛したのは立派なことだが、やはり井上戦でのKO負けが印象的。ピピノ・クエバスがトーマス・ハーンズにアッサリKOされた時と同様、ナルバエスも井上にKOされたことでそれまでの偉業がややかすんでしまった。)


①「WBO World Flyweight Title 

Omar Narváez vs. Alexander Makhmutov」

②「WBO World Flyweight Title 

Omar Narváez vs. Omar Soto」

③「WBO World Super Flyweight Title 

Omar Narváez vs. Hiroyuki Kudaka」


井上尚弥("Monster" Inoue Naoya)のページ 

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