WBO世界ミニマム級王者。ホルヘ・ゲレロ戦、ルイス・デラローサ戦、ドニー・ニエテス戦(再戦)を紹介します。
モイセス・フェンテス(メキシコ)
身長169cm:オーソドックス(右構え)
①モイセス・フェンテス 1R KO ホルヘ・ゲレロ
(フライ級戦、2010年)
フェンテス:左ジャブ、右ストレート、フック
ゲレロ:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
1R:左ボディ、連打、連打で3度、ゲレロがダウン
(感想:メキシコシティ出身のフェンテス。田中恒成、比嘉大吾との試合で日本でもおなじみ。ゲレロ(メキシコ)は「BOXREC」の記録によるとこの時点ではまだ勝ったことがない選手。メキシコ・ティファナでの一戦。パンチを正確に当てようとするタイプのフェンテス。ジャブ、右ストレート、ボディ打ち。ゲレロは右ストレート、左フックなどで応戦。左ボディがキレイに入ってゲレロがダウン。立てないと思われたが、立ち上がるゲレロ。しかし、左ボディ打ち、右アッパーを交えた連打で二度ダウンを追加してKO(「スリーノックダウンルール」だったらしい)。フェンテスが快勝。ワンツーからの左ボディ打ちが素晴らしかった。ゲレロは頑張ったがそこまで。その後は勝ったり負けたりの中堅どころになった。)
②モイセス・フェンテス 1R TKO ルイス・デラローサ
(WBO世界ライトフライ級暫定王座決定戦、2013年)
フェンテス:左ジャブ、右ストレート、フック
デラローサ:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
1R:右フックでデラローサがロープダウン、右フックでダウン
(感想:フェンテスがタイトル獲得。ゲレロ戦の次の試合でフアン・エルナンデス(メキシコ。後、WBC世界フライ級王者に)の北米ミニマム級王座に挑戦したフェンテス。判定負け、初黒星。ラウル・ガルシア(メキシコ)のWBO世界ミニマム級王座に挑戦して2-1で王座獲得。イバン・カルデロン(プエルトリコ)相手に二度目の防衛に成功後、王座返上。二冠王を狙ってドニー・ニエテス(フィリピン)のWBO世界ライトフライ級王座に挑戦したが、惜しくも引き分け。そして、この暫定王座決定戦。これまで17勝(5KO)1敗1分。22勝(12KO)2敗1分のデラローサはコロンビア人。デビュー以来、連戦連勝でコロンビア王座(ライトフライ級)獲得。しかし、ラウル・ガルシアとWBO世界ミニマム級暫定王座を争って判定負け、初黒星。再度WBO世界ミニマム級暫定王座戦に出場したが、獲得ならず。フェンテス戦は三度目の「暫定王座」挑戦。メキシコ・タパチュラでの一戦。動きが良いデラローサ。ダッキングしながらワンツー、左フック。フェンテスは長いジャブ、ストレート、左ボディ打ち。右フックが効いたデラローサ。さらにワンツーを食ってピンチ。連打するフェンテスが右フックでロープダウンを奪う。再開後、フェンテスがラッシュ。ロープ際でデラローサがダウンしてレフェリーストップ。フェンテスが右を当てる巧さ、精力的な攻めで勝利。デラローサは残念。右フックがキレイに入って足に来てしまった。その後もチャンスをもらったデラローサ。田口良一のWBA世界ライトフライ級王座に挑戦して敗北。その後は敗北が多くなっていったが、リングへ。負けが込むと引退するのが普通だと思うが、試合をするのが好きなのだろう。)
③ドニー・ニエテス 9R KO モイセス・フェンテス
(WBO世界ライトフライ級王座統一戦、2014年)
フェンテス:左ジャブ、右ストレート、フック
ニエテス:左ジャブ、右ストレート、フック
(ダウンシーン)
9R:左フック、右ストレート、右ストレートで3度、フェンテスがダウン
(感想:ニエテスがタイトル統一。暫定王者のフェンテスが正規王者ニエテスと統一戦。ニエテスは説明不要。軽量級のキング。実力者を次々に撃破(後、世界四階級制覇)。これまで32勝(18KO)1敗4分。初戦では引き分けたが、再戦ではどうか? フィリピン・パサイでの一戦。フェンテスが手数で積極的に攻める。ジャブ、ワンツー、左ボディ打ち。ニエテスはタフ。ブロックしながら強いジャブ、右ストレート(三階級王者のウィルフレド・バスケスに似たスタイル)。ニエテスの右強打。攻めているフェンテスの方が逆にダメージを負う。9R、ワンツーからの左フックでフェンテスがダウン。立ったが、右ストレートで二度のダウンを追加し、TKO。ニエテスがブロック&右パンチで勝利。打たれても打ち返すなど実にタフだった。その後もリングに上がり続けたフェンテス。田中恒成とのWBO世界ライトフライ級王座決定戦に出場してTKO負け。比嘉大吾のWBC世界フライ級王座に挑戦してKO負け。ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)にもTKO負け。ラストファイトはダビド・クエジャール(メキシコ)とのWBCスーパーフライ級シルバー王座決定戦。KO負け後、意識不明に。その1年後に死去。粘り強いタイプの選手だったが、キャリア終盤はダメージが大きかったと思われる。)
①「Flyweight
Moises Fuentes vs. Jorge Guerrero」
②「vacant WBO Interim World Light Flyweight Title
Moises Fuentes vs. Luis de la Rosa」
③「WBO World Light Flyweight Title
Donnie Nietes vs. Moises Fuentes」
ドニー・ニエテス(Donnie Nietes)のページ
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