2024年11月13日水曜日

サム・ソリマン(Sam Soliman)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

IBF世界ミドル級王者。世界王者になる前の試合。ショーン・サリバン戦、サキオ・ビカ戦(初戦)、エロモース・アルバート戦を紹介します。

サム・ソリマン(Sam Soliman)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

サム・ソリマン(オーストラリア)

身長174cm:オーソドックス(右構え)


サム・ソリマン 12R 判定 ショーン・サリバン

(IBFパンパシフィック・ミドル級王座決定戦、2002年)

ソリマン:左ジャブ、右ストレート、フック

サリバン:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:ソリマンがタイトル獲得。オーストラリアのソリマンは格闘技好き。テコンドー、空手、キックボクシングの経験あり。アマチュアからプロへ。デビュー二戦目でオーストラリア王座(クルーザー級)獲得。しかし、三戦目では一気に階級を落とし、オーストラリア・英連邦スーパーウェルター級王座に挑戦、判定負け。四戦目ではオーストラリア・クルーザー級王座の防衛戦を行い判定負け、王座陥落。その後も地域王座を獲得したかと思えば、IBO王座戦に敗れたりといった不安定な状況。サリバンはニュージーランドの選手。ニュージーランド王座を複数階級制覇、IBFパンパシフィック・ウェルター級王座獲得といった実績。しかしながら、このソリマン戦。試合前の計量でウェイトオーバーしたらしく、ソリマンに勝ってもベルト無しという条件。オーストラリアのアルバート・パークでの一戦。ソリマンは個性的な打ち方。ガードを下げた構えをしたりしながらジャブ、ワンツー。そして大きなフック、アッパー。豪快なボクシングだが、ディフェンスが甘そうな印象。サリバンはディフェンスしながらひたすら前進。ジャブ、接近してボディ連打。接近戦では手数でポイント上、ソリマンが優勢。しかしながら、大きくパンチを振るうソリマンの戦い方は疲れる。連打で応戦しながらクリンチで休むシーンも。12R終了。判定は3-0。ダウンシーンは無し。迫力のあるフックでソリマンが勝利。ベルトを巻いて回し蹴りのパフォーマンス。サリバンはよく頑張ったがローブローで減点されるなどポイントで及ばなかった。その後、サリバンはニュージーランドのL・ヘビー級王座獲得。)


サム・ソリマン 12R 判定 サキオ・ビカ

(IBFパンパシフィック・ミドル級タイトル戦、2002年)

ソリマン:左ジャブ、右ストレート、フック

ビカ:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:ソリマンがタイトル防衛。ソリマンの初防衛戦。オーストラリア同士の対戦ではあるが、ビカはカメルーン出身の黒人選手。シドニーオリンピックではカメルーン代表としてライトミドル級で出場(メダルは獲得ならず)。プロではこれまで全勝。あのジェフ・フェネックがトレーナーとしてサポート。アルバート・パークでの一戦。相手の様子をうかがいながら攻めようとするソリマン。ジャブ、フック。ビカは迎え撃つ形。ジャブ、ストレートは良いビカだが、フックが雑。プロレスのハンマーパンチ(手の横の部分で打つ)のような右パンチを使ってレフェリーから警告。そのため接近戦では互いにガチャガチャした打ち合いとなり、クリンチが多い。判定は2-0(ダウンシーンは無し)。ソリマンが攻める姿勢で勝利。正直なところ、共に不器用であまり良い試合とは思えなかった(特に接近戦でのクリンチ&ラフな打ち方)。ビカにはちょっとガッカリ。フックを満足に打てない選手。しかしながら後、WBC世界スーパーミドル級王座獲得。それ以外にも多くの地域王座。ソリマン戦後、努力したのだと思われる。)


サム・ソリマン 12R 判定 エロモース・アルバート

(ミドル級戦、2011年)

ソリマン:左ジャブ、右ストレート、フック

アルバート:左ジャブ、右ストレート、フック

(感想:ビカ戦後のソリマン。東洋太平洋ミドル級王座を獲得するなど連勝。しかし、ロナルド・ライトとの世界ミドル級挑戦者決定戦に判定負け。WBA世界スーパーミドル級王座決定戦、サキオ・ビカとの再戦に敗北。決定戦でWBFミドル級王座獲得。そしてこのアルバートとのノンタイトル戦。これまで39勝(17KO)11敗。24勝(12KO)5敗1分のアルバートはナイジェリアの選手。直前の試合ではダニエル・ゲール(オーストラリア)のIBF世界ミドル級王座に挑戦して判定負けしている。オーストラリア・フレミントンでの一戦。基本的な戦い方は変わっていないソリマン。ジャブを使ってフック連打。アルバートはジャブ、ストレート、ショートフック。細かい打ち方で、パワーに欠ける印象。3R、ソリマンが右ストレートを食ってダウン。しかし、レフェリーはこれをダウン扱いせず。その後は互いにジャブ、右ストレート。フックでソリマンが優勢。しかし、中盤以降はソリマンがクリンチ連発(スタミナ切れ)。微妙な内容のまま12R終了。判定は3-0。アルバートは勝利を確信していたようだが、パンチが軽かった。ただ、3Rの右ストレートは良かった。クリンチしながら何とか勝ったソリマン。その後、ドイツでフェリックス・シュトゥルム(ドイツ)を破ってIBF世界ミドル級王座獲得。しかし、アメリカで行った初防衛戦でジャーメイン・テイラー(アメリカ)に敗北、王座陥落。大振りのフックで疲れやすい戦い方だったソリマンは不器用なタイプ。世界王座は一度も防衛できなかったが、多くのタイトル戦に出場した面白い存在だった。)


①「vacant IBF Pan Pacific Middleweight Title

Sam Soliman vs. Sean Sullivan」

②「IBF Pan Pacific Middleweight Title

Sam Soliman vs. Sakio Bika」

③「Middleweight 

Sam Soliman vs. Eromosele Albert」 


ハワード・イーストマン(Howard Eastman)のページ

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