2024年7月24日水曜日

カリ・ミーハン(Kali Meehan)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

IBFパン・パシフィック王者(ヘビー級)。ダニー・ブザ戦(初戦・再戦)、ジャスティン・フォーチュン戦を紹介します。

カリ・ミーハン(Kali Meehan)「世界の強豪ボクサー:ボクシング・ブログ」

カリ・ミーハン(ニュージーランド)

身長196cm:オーソドックス(右構え)


カリ・ミーハン 1R TKO ダニー・ブザ

(オーストラリア・ヘビー級タイトル戦、1999年)

ミーハン:左ジャブ、右ストレート、左フック

ブザ:左ジャブ、右ストレート、左フック

(感想:ミーハンがタイトル防衛。ニュージーランド出身のミーハン。かなりの大型選手。デビュー以来、連勝中。オーストラリア王座を獲得し、これが初防衛戦。ブザ(オーストラリア)はオーストラリアのローカル王座を獲ったことがある中堅選手。直前の試合はオーストラリア・ヘビー級王座戦で、判定負け。これが再起戦であると同時に二度目の同王座への挑戦。オーストラリア・ゴールドコーストでの一戦。互いにジャブ、ワンツー。体格と戦い方が似ている二人。競った内容になりそうな雰囲気の中、突然ブザが倒れる。どうやらヒザを痛めたらしい。ヘビー級選手は体重を背負っているだけに予想外のハプニングもあるということか。とりあえず、ミーハンが防衛。)


カリ・ミーハン 1R TKO ダニー・ブザ

(IBFパン・パシフィック・ヘビー級王座決定戦、2000年)

ミーハン:左ジャブ、右ストレート

ブザ:左ジャブ、フック

(ダウンシーン)

1R:左ジャブでブザがダウン

(感想:ミーハンがタイトル獲得。オケロ・ピーターをKOするなど18連勝中(14KO)のミーハン。ブザと再戦。ブザは初戦後。ローカル王座戦で二連勝し、12勝(5KO)4敗。シドニーでの一戦。ミーハンがジャブ、ワンツー。ブザは接近してフック連打、クリンチ。攻めるブザにミーハンの左ジャブがカウンターでヒット。ダウンしたブザは立ったが、棄権するかのような形でギブアップ。再戦もあっけなく終了。ミーハンは大型ながらジャブから入っていく正統派。ブザの目にジャブが当たった。その後のブザ。勝ったり負けたりの後、オーストラリアのローカル王座(クルーザー級)を獲得。地域の実力者として活躍。)


カリ・ミーハン 3R TKO ジャスティン・フォーチュン

(ヘビー級8回戦、2001年)

ミーハン:左ジャブ、右ストレート、右フック

フォーチュン:左ジャブ、右フック

(感想:WBOのアジア王座も獲得して好調だったミーハンだが、英国でダニー・ウィリアムスの英連邦王座に挑戦して1RでTKO負け、初黒星。フォーチュンと再起戦。フォーチュンは東洋太平洋ヘビー級王座を獲得したことがあるが、バスター・マシス・ジュニア、レノックス・ルイスにはTKO負け。これまで15勝(10KO)7敗2分。シドニーでの一戦。身長差のある試合。ずんぐりした体型のフォーチュン。ジャブで接近して右フックを打つ。そんなフォーチュンにミーハンがジャブ、ワンツー。1Rから右フックを叩き込む(迫力)。3R、ミーハンの右フックがヒットしたところでレフェリーは試合を止めた(ダウンシーンは無し)。体格差があった試合。ミーハンが右フックを狙い打ちして勝利。動きのスピードはそこそこだったが、大きい選手は正確にパンチを当てれば勝てる優位さがある。フォーチュンは次の試合にも敗れてそれが最後の試合に。ミーハンはその後、連勝。しかし、レイモン・ブリュースターのWBO世界ヘビー級王座への挑戦は2-1で敗北。WBF王座を獲得できたが、メジャー団体の世界王座には届かなかった。2019年、ニュージーランドのボクシング殿堂入り。)


①「Australian Heavyweight Title 

Kali Meehan vs. Danny Buzza」

②「vacant IBF Pan Pacific Heavyweight Title 

Kali Meehan vs. Danny Buzza」

③「Heavyweight 

Kali Meehan vs. Justin Fortune」

レイモン・ブリュースター(Lamon Brewster)のページ 

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