WBA世界J・ライト級、ライト級王者。強烈な左フックで二階級制覇。コウジ有沢戦、崔龍洙戦(再戦)、ジュリアン・ロルシー戦を紹介します。
畑山隆則(日本)
身長173cm:オーソドックス(右構え)
①畑山隆則 9R TKO コウジ有沢
(日本J・ライト級タイトル戦、1998年)
畑山:左ジャブ、右ストレート、左右フック
有沢:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
9R:右フックで有沢がダウン
(感想:畑山がタイトル獲得。青森県青森市出身の畑山。ヨネクラジムに入門したが、環境に馴染めず京浜川崎ジムに移籍。少年のような顔立ちだが、プロデビュー後はそのパンチ力と好戦的な姿勢で連戦連勝。決定戦で東洋太平洋J・ライト級王座獲得。三度防衛後、崔龍洙のWBA世界J・ライト級王座に挑戦して引き分け。再起戦で日本王座に挑戦。王者の有沢は「双子ボクサー」として人気がある選手。これまで全勝。日本王座を五度防衛している。両国国技館での一戦。ジャブ、ワンツーで攻める有沢。畑山は上体を動かしながらジャブ。激しい接近戦。互いにボディ攻撃。左フック、右ストレートがパワフルな畑山。有沢は右フック、アッパーが印象的。9R、左ボディが効いた有沢。右フックでダウン。立ったが、ロープ際で連打を浴びてレフェリーストップ。最初から最後まで打ち合いが続いた凄まじい試合。どちらも強かったが、パンチのキレは畑山。得意の左フックが効果的だった。その後、有沢は日本王座を奪回したが、世界挑戦は無し。国内の実力者にとどまった。)
②畑山隆則 12R 判定 崔龍洙
(WBA世界J・ライト級タイトル戦、1998年)
畑山:左ジャブ、右ストレート、左右フック
崔:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(感想:畑山がタイトル獲得。WBA2位で、これまで21勝(17KO)1分の畑山が二度目の世界挑戦。以前引き分けた崔龍洙の持つWBA王座に挑戦。王者の崔は24勝(14KO)2敗1分。これが八度目の防衛戦。直前の防衛戦ではヒルベルト・セラノ(ベネズエラ。後、WBA世界ライト級王者に。畑山とも対戦)を9RでKOしている。両国国技館での再戦。畑山のセコンドには片岡鶴太郎。身長が同じでリーチも同じぐらいの両者。戦い方も似ている。ガードを上げて速いジャブ、右ストレート、左フック。接近戦ではフック、ボディ打ち。崔がジャブ、ストレート、畑山は距離を取ってジャブ、右フック。終盤は畑山がやや優勢。11R、度重なるローブローで崔が減点。判定は2-0(ダウンシーンは無し)。どちらが勝ってもおかしくない内容ではあったが、畑山が右目を腫らしながらもディフェンス、フック、気迫で競り勝った。その後、崔はシリモンコン・シンワンチャー(タイ)のWBC世界スーパーフェザー級王座に挑戦したが判定負け、王座返り咲きならず。「K-1」にもチャレンジした。)
③ジュリアン・ロルシー 12R 判定 畑山隆則
(WBA世界ライト級タイトル戦、2001年)
畑山:左ジャブ、右ストレート、左右フック
ロルシー:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(感想:ロルシーがタイトル獲得。ラクバ・シンに敗れてWBA世界J・ライト級王座を失った畑山。その再起戦でヒルベルト・セラノを下してWBA世界ライト級王座獲得。坂本博之との歴史に残る激戦、リック吉村と引き分け。これが三度目の防衛戦。挑戦者ロルシーはフランスの選手でWBA1位。元WBA王者で、王座奪回を目指す状況。さいたまスーパーアリーナでの一戦。ジャブを連打して右ストレートのロルシー。接近戦ではゴツい感じの左右フックを打つ。畑山はガードを上げてブロックしながらジャブ。接近してボディ攻撃。攻める畑山だが、ロルシーはブロックして重そうなパンチで打ち返す。下がりながらロルシーがパンチを当て、12R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。ディフェンスの差でロルシーが勝利。これがラストファイトとなった畑山。王者としては思ったほど活躍できなかった印象が残るが、坂本との激戦など日本人好みのファイターだった。)
①「Japanese Super Featherweight Title
Koji Arisawa vs. Hatakeyama Takanori」
②「WBA World Super Featherweight Title
Yong Soo Choi vs. Hatakeyama Takanori」
③「WBA World Lightweight Title
Hatakeyama Takanori vs. Julien Lorcy」
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