坂本博之(日本)
身長170cm:オーソドックス(右構え)
①セサール・バサン 12R 判定 坂本博之
(WBC世界ライト級タイトル戦、1998年)
坂本:左ジャブと左右フック
バサン:左ジャブ、右ストレート、左フック
(感想:バサンがタイトル防衛。スティーブ・ジョンストンに敗北を喫し、世界を獲得できなかった坂本。その後、三連勝で二度目の世界挑戦。バサンはジョンストンを破って王者になったメキシカン。伸びるジャブと多彩な左を使い、アッパーも入れていく端正なスタイル。長いリーチを器用に使うバサンに坂本は空転。終盤はクリンチが多くなり、試合終了。判定は3-0でバサン。ダウンシーンは無し。ディフェンスもしっかりできていたバサン。坂本の振り回すパンチは通用しなかった。)
(WBA世界ライト級タイトル戦、2000年)
坂本:左ジャブと左右フック
セラノ:左ジャブ、右ストレート、左フック
(ダウンシーン)
1R:右フック、左フックで2度、セラノがダウン
(感想:セラノがタイトル防衛。バサン戦後、五連勝の坂本。三度目の世界挑戦。王者セラノはベネズエラ人。KOで獲得した王座の初防衛戦。1R、いきなりダウンを奪う坂本。しかし、2Rには早くも目が腫れてしまう。セラノが長いリーチで距離を取り、左を器用に使う。坂本のキズが悪化して5RでTKO。最初に奪ったダウンはタイミングのいいパンチだったが、またしても相手の器用さにしてやられてしまった。)
(WBA世界ライト級タイトル戦、2000年)
坂本:左ジャブと左右フック
畑山:左ジャブ、右ストレート、左右フック
(ダウンシーン)
10R:右ストレートで坂本がダウン
(感想:畑山がタイトル防衛。坂本がセラノに敗れた再起戦で四度目の世界挑戦。相手はセラノを降してWBA王者になった畑山(二階級制覇王者)。1Rから打撃戦。接近してフック攻撃する坂本に畑山が応戦。フックに加えてストレートも使う畑山。10R、左フックからの右ストレートで坂本がダウン、KO。パンチの正確さで畑山が上回った。その後、坂本は腰を痛めたこともあって世界戦は無し。結局、世界王者にはなれなかったが世界に四回も挑戦(普通の選手ならこんなにチャンスはもらえない)。パワーはあったが、世界王者になるには少し足りなかった。坂本を「和製(ロベルト)デュラン」と呼ぶ人もいるが、デュランというよりフリオ・セサール・チャベスっぽい選手。チャベスのようにしっかりとジャブを当て、ボディで追い込むスタイルでいけば世界タイトルを獲っていたはず。引退後はジムを経営。著書も。)
Cesar Bazan vs. Sakamoto Hiroyuki」
②「WBA World Lightweight Title
Gilberto Serrano vs. Sakamoto Hiroyuki」
③「WBA World Lightweight Title
Hatakeyama Takanori vs. Sakamoto Hiroyuki」
坂本博之(Sakamoto Hiroyuki)①
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